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中年冒険者、家を買う。  作者: 小雅 たかみ
1棟目 ~始まりの元宿屋~
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第47話 第4回会議

帰りはロンが転移魔法を使って、あっさり家の前に出た。


「おい。ジジイ。俺の3時間の頑張りを返せ!」


と文句をブー垂れたら、


「フォッフォッ。迎えのクソ騎士団に使う魔力はこれっぽっちも無いわ!」


「なるほど。確かに!」


納得せざるを得なかった。



帰ってきたら、家も住人も無事で、あの後何かあった訳じゃなさそうだ。

ホッと一息ついたら疲れがドッと来た。


「ヒッヒッ。第4回リオ家会議の開催かねぇ。」


「すまん。流石に疲れた。

俺抜きでやっといてくれ。少し寝てくる。」


「フォッフォッ。ゆっくりしてくるといい。」


「ああ。とりあえず爺さん婆さんは今後もウチに居るつもりなんだろ?」


「ヒッヒッ。そのつもりさねぇ」


「俺はそれで十分だ。おやすみ。」


と言って2階へ上がり自分の部屋へ行き、ベッドにダイブした。

精神的にかなり疲れていたので、すぐに死んだように眠った。





起きたら、ディアナとキエナが俺の頭を撫でていた。

やけに視線が生暖かい。



孤児院で、四つん這いした。

玉座でも、四つん這いした。

ついに赤ちゃんプレイにでも目覚めたと思われたか?


「バブーっと言った方がいい?」


と、起き抜けに聞いてみたら、「ホント、バカ。」と2人で笑って枕をバフバフしてきた。

そんな仕草が可愛いので襲いたくなってきた。

だが朝も昼も何も食べてないので、まずは夕食をしっかり食べよう。その後、嫁をがっつり食べよう。




食堂に降りると、何故か他の住人からも生暖かい視線で迎えられた。


おい。ジジイ、ババア。

一体、何を伝えたんだ?


そんな微妙な空気を読んでか読まずか……?

クルーべが近づいてきて、「やはり歌にして良いですか?」と聞かれた。


やはりってなんだよ!

良い訳あるか、ぶっ飛ばすぞ。

バーカ。

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