第21話 ディアナとキエナⅢ
翌朝、朝食を食べる時にキエナとも結ばれたと皆へ報告した。
ロンは一緒に喜んでくれた。
ミラはキエナだけ可愛がり、「甲斐性……甲斐性……。」と俺に囁き、からかってきた。
ネルは眠いらしく、どうでも良さげだった。
朝食を食べ終わったら、普段は各自の時間だか、皆に頼んで残ってもらった。
ディアナとキエナと一緒になることになったので、2階部分を大幅に改造する必要が出た為だ。
1階住人のロンとミラは我関せずと解散しようとしたので、「毎晩上からギシアン聴こえてもいいのか?」と脅したら、もの凄く嫌そうに渋々席に戻った。
ネルもロンとミラに続こうと腰を浮かせようとしたが、『上から』が『横から』になるだけだ思い至り、先人に学び座ったままだった。
2階の改造は主に防音と耐震がメインだ。
ロンとミラの知識を借りながら改造計画を立てる。
ついでに俺達3人の寝室も2部屋ぶち抜いて作るつもりだ。
俺は元々宿暮らし、ディアナもお店の寮なので私物は極わずか。
そういえば他の住人の部屋なんて入ったこと無かったなと思い、キエナの私物や部屋の確認をした。
外出出来るようになったのはここ最近なので、誰よりも私物は少なかった。これなら3人で2部屋ぶち抜く広さでも大丈夫そうだと思った。
場所は元キエナの部屋の2階右側の手前から2部屋を使う。
後2階にも人が増えてきたのでトイレを作りたいと言ったら2階住人は大賛成した。
2階左側の奥であり、1階下も丁度トイレの部屋だ。
風呂もどうか?と言われたが、それは却下した。
セメントで型どったりコーティングしたり湿気対策したりと、まず費用がヤバい。
そして2階なので底が抜けそう。
かつ、掃除担当とか管理も難しいと色々な問題が多かった。
ネルにも希望があれば好きな部屋を選んでいいと言ったらトイレの隣を選んでいた。
私物は暗器とか結構増やしていたので荷物が多そうだったから、勝手に地下室を作ったらダメだぞと注意しておいた。
2階に地下室?とネルは不思議そうだったが、ロンとミラはビクッとなっていたので、あの2人なら2階であっても作りそうだと思った。
そこから2週間程掛けて2階の改造を行った。
ミラが陣頭指揮し、ロンは魔法で雑用をさせられ、皆思い思いに手伝った。
特に暗器を自作出来るネルの器用さが役立ち、ネルが重宝されることとなり少しずつ他の人とも打ち解けようにもなっていった。
そんなネルに手伝ってもらいながら、3人で寝れるキングサイズベッドも作った。
改造が終わりキングサイズベッドでの実戦も十分な戦績を収めることができ防音も大丈夫だったし、『ついに本格的な幸せを見つけちゃったかなぁ!』と、ウキウキしながら帰り途中。
家の前で、泣き虫を見つけた。
はい。パターン入りましたー。




