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演劇

演劇4 ~雨~

作者: 藤宮そよぎ

キミは町を歩いていました。

きっと何か用事があって来たのです。

でもそれはきっと大したことのない用事でしょう。

何故なら、今キミは目の前に落ち続けている雨に見とれているからなのです。

そしてキミは雨の音と共に灰色に染まる雲を眺めているのです。

体には水滴が沢山当たって服も肌も髪も濡らしていきます。

でもそれも気にせず空を見上げているのです。


この事実がキミの世界を示しているのです。

キミは今、とある世界が見えているはずです。

それは語ることの出来ないような素晴らしい世界です。

見とれているという現象がそれを証明します。

一体それはどんな世界なのでしょうか?

是非それをお聞かせください。

キミはネコと出会って見つめていたのに――

キミはイヌと出会って見つめていたのに――

どうしてその先の世界を見せてくれないのでしょうか?

何故、雨に打たれながらその世界に見とれていることを教えてくれたのか?

私の中には疑問しか浮かびません。

どうか教えて下さい。

今、雨に打たれながら世界に見とれている理由だけでも教えてください。

それはそれは1つの大きな物語となるはずですから。

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