君、何人間?
....「カーラ、カーラあなたはなぜ、そんな早とちりするの?」
さっきあった金髪の美少女と瓜二つの銀髪の少女が言う。
「私は、ただレーラが襲われてると思ったから助けようとしたのみだ。」
いかにも私は、自信家かだと言わんばかりに断定形で、これまた瓜三つの白髪の少女が言い切る。
つまり、外見だけでいえば、三つ子のようだ。
そんな会話が聞こえてきた。
そういやなんでねてんだ?
まず、死んでそしたら意味わかんない
何分いや何時間経っただろう?
目開けるとまず、硝子張りの天井が目にはいった。
体を起こす。頭が痛い。たんこぶができている。
頭をさする。
「あ...その...おはようございます....」
金髪の少女が伏せ目がちにして言った。
白いオフショルダーのパーティードレスがよく似合っていた。
あまりにとっさだった驚いて返す言葉がでてこなかった。
「えっ、あ、はい。おはよう。」
「わ..わたしは.....」
そう、少女が小声で言いかけたとき、
バンと音がして急に荒々しく扉が開いた。
銀髪の少女が入ってきて
「起きた?よろしくね。私はノーラ。そして、彼女がレーラ。」
銀髪の少女は走って来たのか、鼻息を荒くしなが話した。
「それより、君、クローン?!クローン人間と会うのじめってなんだぁ!私!」
「まさか、まさかの耳なが人間?正式名称αυτίlongestperson、耳長
人!?....耳....長くない....。」
「三っ目人間?!...目三つないわね。足長人?!....足、短いわね....?」
「分かったわ!!!!!短足人間でしょ!?」
「普通の人間っていう選択肢なしかよ!!足も短くない!!」
「普通のにんげん?」
....沈黙が続く。レーラとノーラの視線が自分の方に向けられていた。
「無言で目測するの、やめろ!!!」
「短いわね。」
とノーラ
「はい、一対一といったところでしょうか?」
「やめろ!心が傷つく!!」
...沈黙.......自分でもいちよう、念のために確かめる
「たしかに...みじ...かい...」
三度目の沈黙。それを破ったのはノーラだった。
「まあ、足が短いなんてことはほっといて、君の名前きいてなかったね?」
「俺の名前はハヤト。多分この物語の主人公!!」
「先程、ハヤト君が言っていた"中二病"っていう病が医療データに
のっていなかった理由が分かった気がします...」
レーラが言うと
「そうね。たぶん精神の病だわ。」
「ごめん調子のった...」
「てっかなんで、俺、ここにいるの?」
「ハヤト君、えっとね、それには色々な事があってね。」
「は..ハヤトさん......い...いろいろありましてね。」