魔法と魔法構築理論
この物語の世界観における『魔法』の説明です。
◆魔法
地球において、人為かつ物理的でない手法により事象改変するアプローチ。
魔素や各種魔力を操作あるいは変容させることにより、何らかの現象を生じさせる。
魔法の発動は以下の方法により行われる。
・『展開』『作用』『効能』を理解しそれに順じた魔力操作を行う。
・『展開』『作用』『効能』が記された様式(魔法陣・魔法文・魔法文字)を媒介し行う。
・様式が付与された道具を媒介し行う。
1番目の方法による魔法の発動にはその一連の事象改変を理解し行う必要があるが、
様式を用いる方法では魔法の内容を理解していなくても発動できる。
ただし様式に頼り理解を深めずに発動する魔法は、理解した上で発動するものより効能が劣る。
魔法には以下の系統が存在する。
・基礎魔法
基礎魔法は、属性にたよらず魔力の感知、識別、操作による単純な事象改変を行使する魔法である。
属性魔法より規模では劣るが、属性魔法への対抗には大きな効果を発揮することが多い。
主に無色魔力または自然魔力を用いる。
・属性魔法
属性魔法は、竜王種を起源とする原初属性及びその附帯属性、それらの融合により得られる
複合属性の事象改変を行使する魔法である。
主に自然魔力または属性魔力を用いる。
原初属性の体系
・炎-熱、爆
・水-雨、侵
・氷-冷、凍
・雷-磁、鉄
・地-渇、震
・実-樹、朽
・光-聖、浄
・闇-重、迷
また、原初属性はさらに二種の区分に分けられる。
・現象属性-炎、雷、光、闇 (より魔法的な作用が強いもの)
・物質属性-水、氷、地、実 (より物理的な作用が強いもの)
複合属性例
・溶-炎と地
・腐-地と朽
・蒸-熱と水
・星-磁と重
・恵-雨、実、地
・特殊魔法
通常の鍛錬では習得・行使できない魔法。
例)竜の魔法
◆魔法構築要素
何らかの様式を加えることで、魔法の性質をアレンジすることができる。
生活系基礎魔法が主だった時代には存在せず、戦乱の世で攻撃魔法を開発する中で生まれた体系。
・規模
発動する魔法の規模
例)プチ、ヒューチ、ラージ
・形状
発動する魔法の形状
例)バレット、ランス、ソード、サイズ
・指向性
発動する魔法の指向性
例)ボム、レイズ、ラジアル
・出力
発動する魔法の出力
※規模が定格の発動規模であるのに対し出力は倍率であり、
同じ倍率で魔法を用いても使用者の適性や魔力量によって
効果には個体差が出る。
通常<メガ<ギガ<テラ<ペタ<エクサ<ゼタ…
例)アイリが使用した不浄祓いし大聖鎌はギガ級で発動しているが
実際の威力はテラ強級だった。
◆魔法付与
何らかの道具に魔法効能を媒介させること。
・固定魔法付与
何らかの道具に魔法様式を織り込むことで、道具を媒介し魔法を発動することが出来る。
ただし、魔法様式が固定されているため、付与された魔法しか使用することが出来ない。
例)アイリのローブ、ウィンドウタグ
・流動魔法付与
何らかの魔力に馴染み易い素材に汎用魔法様式を織り込むことで、道具に魔力を流し込み、
様々な魔法の媒介あるいは増幅器・拡張器として使用することができる。
一度に使用できる属性は一スロットにつき一属性のみだが、流動的かつ多様な魔法を使用できる。
例)ミスリルソード、三軸剣
◆停止条件
何らかの条件を満たしたときに初めて魔法を発動する機構。
例)アイリがゴブリンのコロニーに建設した一戸建ては、その内部に人が住まわなくなって(何らかの生命魔力を感知しなくなった)しばらく経つ(停止条件)と発動する土に還る腐朽還元を仕込んだ。
例)“竜の加護”を受けた(停止条件)ことで特殊魔法“竜の息吹”を使用できるようになった。