世界観設定
この記事はストーリーの進展に併せて随時更新します。
ストーリーにおける重大なネタバレとなる要素は、別章『設定資料一覧』に分けて書いていきます。
◆世界について
・アストラ
この世界のこと。
この物語における『地球』をアストラと呼ぶ。
星の北極点と南極点には星極が存在する。
放射星極 … 南極点に位置する星極
収束星極 … 北極点に位置する星極
星の心臓 … 星極と星極を結ぶ軸の中心点 星の核
星を巡る魔素は放射星極から放出され、ゆるやかに星の表面を巡る。
やがて収束星極にて収束し、星の心臓に送られ、生の魔素に浄化される。
・魔素
世界のありとあらゆる存在・物質・エネルギーを構成する最小単位であり源。
魔素単体は壊れない。
種により違う基数の魔素が連結した魔素形状がこの世界におけるDNAのようなもの。
生物においては、単為生殖をする一部の種を除き、全てが固有の魔素形状を持つ。
また、単為生殖をする種は基本的には同じ魔素形状だが、稀に突然変異で固有の魔素形状を持つ者が生まれる。
命を持つものは全て固有魔素(魂)を一つ有する。
肉体を持つ種はその身体を魔素によって構築されている。その際体躯や構造は魔素形状によって決まるため、例えば部位を欠損するような怪我の場合、もともと体外にあった全く無関係の魔素で補完することによって肉体を再生することができる。(無関係の魔素が魔素形状に従い肉体の元ある姿に変わっていくため)
・魔力
特定の魔素の接触・連結・循環によって、魔素が附帯する・或いは発生するエネルギーの総称。
世界は魔素で満たされており、魔素の接触・連結・循環が絶えず起こり続けているため、
世界はそれによって生まれる魔力に溢れている。魔力自体は体積を持たない。
魔力には以下の3種類が存在する。
無色魔力 … 単純な魔素の接触により生まれる生のエネルギー
自然魔力 … 森や海、雪山や砂漠など、特定の環境を漂う魔素が織り成す、その環境の影響を色濃く受けた自然エネルギー。その環境と効果が馴染み易い。
属性魔力 … 特定の属性を孕むエネルギー。属性の原初8種を司る竜王が生み出すものと、それらの原初属性から派生する現象により生まれるもの。
魔力は魔法の行使に欠かせない要素であり、その行使は、魔力の認識・識別・操作を行えることが前提条件となる。
また、各種の魔力を織り交ぜて魔法を行使することで何らかのシナジーを生むことがある。
また、生物は固有の魔素形状を持つのと同様に、固有の魔力を持つ。
その種類(属性)・密度・総量は個々により違う。
また、個々の個体の肉体を巡り肉体活動を司る魔力を“身体魔力”、生命の維持に関する魔力を“生命魔力”と表現するが、それぞれは固有の魔力の種類ではない。
例)血液には生命魔力が豊富に宿っている。
・生命
生き物の基本的な身体構造は、魔素で構築された肉体(魔素形状により固有の形質を持つ)に
固有の単一魔素(魂)が宿り、それを核として肉体に魔力を巡らすことで生命活動を維持している。
一部の肉体を持たない種にも魂はある。
・魔法
魔法には種類がある。
基礎魔法
基礎魔法は、属性に頼らない魔力の操作により魔素に働きかけ、
事象や状態に変容をもたらす単純な事象改変を行使する魔法である。
通常、属性魔法より作用力は弱いが、使い方によっては属性魔法への対抗に
大きな効果を発揮することもある。
属性魔法
属性魔法は、それぞれ対応する属性の魔力・或いはそれらの融合により得られる複合属性の
作用効果を生む事象改変を行使する魔法である。
魔法の属性の最も基礎である8種の原初属性は、竜王種が起源とされる。
特殊魔法
何らかの特殊な要件によって発動する魔法。
・竜王種
世界に8種存在する、それぞれが莫大な魔力を持ち創世の時代から存在する単一固有種。
強大な力の象徴として“竜王”と呼ばれているが、それぞれの姿態は竜型とは限らない。
各々が8種ある魔法の原初属性のいずれかを司り、世界を巡る魔力のバランスを調整しつつ
生態系や星の環境を維持しながら世界を見守る役割を担っている。
世界各地に自身の神殿と眷属を持つ。
世界で一般的に語られている神殿の所在と眷属の情報は
・北洋域 カヌス島―氷の竜王フェンリル 眷属:氷狼族
・東洋域 和国―雷の竜王麒麟 眷属:不明
・西洋域 ディアンの森―実の竜王ハウメア 眷属:不明
・中央大洋 サンクトゥス諸島海域海底 アクアリウス神殿―水の竜王ミズチ 眷属:人魚族
・東南域 コロナ山脈 ボルカノ溶岩道最奥部―炎の竜王ヴリトラ 眷属:龍人族
・西南域 タルタロス峡谷―地の竜王ベヒーモス 眷属:巨人族
光の竜王フェニックスと闇の竜王ウロボロスは、それぞれ住処が判明していない。