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カケラ。5 星のカケラをお探し下さい。


 お次は・・・お『じぃ』さんの手元に・・・?

 

 アナタ様がこの世にお生まれになった時に

 

 占者による予言もまた成されました

 

 ええ。確かに

 

 アナタ様は皇帝なる星のもとに お生まれになった御方

 

 その高貴なお血筋は 疑いようもございませんでしょう。

 

 ええ。確かに

 

 ――・・・え?おべっかはいい、ですと?

 

 左様で。しかし、おべっかなどではございませぬぞ

 

 これは真実にございますから

 

 〜・。・★・。・ ☆ ・。・ ★・。・〜

 

 さてさて・・・そうそう。

 

 下された予言の内容についてで、ございましたね?

 

 そう。確か・・・・・・

 

『皇帝となる魂の者に寄り添うべく 一緒に下り落ちた 星のカケラ がある』

 

 無数で

 

 数多(あまた)

 

 流星群の中に

 

 ひとつ

 

 アナタ様と共にあろうと意志持つ者の魂

 

 それが

 

 アナタ様が生きるのと 同じ時を選んだ――と。

 

 どうです?

 

 心強いとお思いになりませんか?

 

 何と頼もしい

 

 千の民人より

 

 万の家臣より

 

 もっとも強力で頼もしい限りでございませんか?

 

 ――この、じぃは何よりも嬉しく思いましたよ

 

 アナタ様は確かに

 

 まごうことなき皇帝のお血筋

 

 それ故にそれは時として

 

 孤高を誇らねばならぬ立ち位置

 

 無数に輝く群星の中で

 

 ひときわ煌く

 

 軸となるべき

 

 皇帝という名の座標

 

 〜・★・。・★・。・★・〜・ 。・

 

 さぁ

 

 予言を信じて

 

 アナタ様の その お隣で

 

 輝くべき星を

 

 早い所 見つけ出してしまいませんか

 

 言うなればそれは

 

 星のカケラ。

 

 それこそが

 

 アナタ様という星の

 

 魂の片割れ

 

 さぁ

 

 ぐずぐずせずに

 

 アナタ様のお心の星を捧げるに相応しい

 

 ―― 姫を

 

 ・・・・・・どうやって見つけるのか、ですって?

 

 それは

 

 アナタ様のお心の

 

 羅針盤が指し示す方角に  

 

 輝いております事でしょう

 

 ・。・★・。・★・。・★・。・

 

 ――僭越ながらこのじぃ!

 

 協力は惜しみませぬぞ。



・・・じぃやさんは知っています。


彼がもっと強く強く輝く星となるには、その傍らで微笑んでくれる強くて優しい女人が必要だと。


――早い所・・・星のカケラなる『魂の伴侶』を見つけて下さいよ。


そんなじぃやさんからの、お願いでした。


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