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カケラ。4 星のカケラをやろうな。

 

 小悪魔ちゃんの彼氏さん。

  

 と、いうより軽く保護者ぶってますから・・・・・・。

 

 『アナタにとって 一等キラキラしたものは 何かしら?』

 

 思いつめた顔をして 何を言い出すかと思ったら 何だよそれ?

 

 まぁ いいけど。

 

 ボクにとって一番に輝く星と答えたさ。

 そう。

 ボクにとって、一番。

 

 輝きの強さだけではなく

 

 ましてや等級で計れるものじゃない。

 

 

 ――なぜかしら一番この胸の奥深くまでに、その光射し込む星

 

 それがボクにとって崇めるべき星。

 それはいつもこの胸と共にある。

 瞳閉じればいつだって、その神秘に触れられるんだよ。

 

 だからそれで 自分を飾ってみたくはないか等と、言い出す君には呆れた

 

 オマエ 人のハナシ聞いてたのか? ちゃんと

 

 この胸と共にある 、 ってぇ くだりのあたりを特にさ。

 

 それはさておき。 何て幼いんだろうと 改めて思った

 

 まだ そんな かわいいこと言えるんだな

 

 ――軽く 衝撃だったよ

 

 いや本気で 君を見直した

 

 

 だから 記念とでもしておくか?

 

 君にこの星のカケラを贈る。

 

 それはいうなれば所有の証かって

 

 ――ちがうな

 

 子猫には首輪が必要だろ

 

 ちょろちょろしてて 危なっかしいったら無いよ!――ないね、まったく!

 

 迷子になんてさせるものか

 

 それが保護する者の責任だからだよ

 気まぐれも わがままも 自惚れも いきがりも みなひっくるめて

 子猫の特徴に数え上げる

 ただそれだけ

 

 星のカケラをやろうな

 

 ほぅら

 

 おまえの欲しがっていた『キラキラ』したものだぞ。

 

 これを目の前にかざした時の オマエの目玉な

 

 ・・・・・・それこそ とんでもない輝きだったさ。

 

 ボクの崇める星くらいに 射し込む 喜びと期待とに 満ち満ちた――眼差し

 

 ずっと そうやって素直でいたらいいんじゃないのか

 

 子猫なんて生き物はさ。

 

 そんな オマエにぴったりな星のカケラ。

 

 言うなれば鈴つきの首輪 それでいいんじゃないのか

 

 


 

 ・・・幼馴染のお兄さん的立場、な彼氏。


 他の男はイチコロなのにぃ!


 そんな彼女の地団駄が見えそうなくらい、余裕なお人。


――さて カケラ★お次はどこで輝くでしょうか★  

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