カケラ。2 これが星のカケラ?
少女から見た『星のカケラ』です。
これが星のカケラ?
うん。そう?確かに――。確かにね。
アナタが厳かに言い切るのならば、疑いようも無い。
そんな疑問符すら浮かんだ事さえも、恥じ入ってしまうがごとき真剣さ。
アナタが言うのならば、間違いないわ。
たとえ、波に磨かれた唯のガラスだとしても。
そう、これは星のカケラ。
波打ち際に流れ着いた、流れ星のカケラね。きっと。
宇宙の彼方から、星はその最果てともいえる・・・海の底に流れ落ちたのよね。
それとも偉大な魔術師のアナタが天から手繰り寄せたの?
――まぁ、どっちだっていいけれど。
こっそりとそんな事を思いながら、かざし覗き見るのはアナタの得意そうな笑顔。
ちょっと、心配になるわね。あまりにキレイな心が透かし見えるから。
これは星のカケラ。
それがこうして、こうして私たちの手のひらにある奇跡。
さすが偉大な魔術師でペテン師のアナタ。真顔で言い切れるところが、憎らしいわね。
これは星のカケラ。アナタが授けてくれた、私の道しるべ。
祈り超えて届いた確かな輝き。それはとうの昔から、瞳閉じれば訪れる私の宇宙に一等輝く星。
アナタという一番星。
知っていた?知らないか。
言わなくても、まぁいいか。
告げるときは、私も夜空に輝く星の仲間入りをする時でいいでしょ。
それまでは胸に秘めて――輝きを抱えるように、駆け抜けて行こう。
少年が思うよりも、強かそうな少女です。
笑っちゃうしかないよね。その純粋さはさぁ。みたいな。(苦笑気味)
――さて。『星のカケラ』を巡って、繋いで行きます。
お次は誰の手のひらの中に?




