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誕生日、当日
<②誕生日、当日>
父は、朝早く仕事に行った。
父の仕事は政府の近くで働く人だった。
そして、父はいつものように夕方頃に帰って来た。
父は玄関を開けると同時に
「誕生日、おめでとう!!」
「プレゼント、持って来たぞ。」
とプレゼントが入った薄茶色の紙袋を持って言ってきた。
「ありがとう。パパ!!」
と言い、紙袋を受け取った。
僕はリビングで紙袋の中に入っているプレゼントを机の上に出した。
「パパ、何この機械は?」
と僕が聞くと父は
「これは自由が入っている機械たよ。」
と言った。
そう、父が持ってきたプレゼントはこの機械だったのだ。
自由を知らなかった僕は
「じゆう?」
と聞き返した。
「そうだよ。」
と父は自慢げに言った。
父が僕の頭に機械をはめて、スイッチを入れると僕の頭の中に無限に広がる想像が出てきた。
それはもう、言葉に出来ないぐらいとても最高だった。
スイッチが切れると僕は父に
「ありがとう。」
と満面な笑みでお礼を言って、寝た。




