エンゲージリングからの〜初夜です
「落ち着いたかい?」
「はい…ありがとうございます」
あの後マリアは一頻り泣いた後落ち着きを取り戻した。
「じゃあ、まずは奴隷から解放しなきゃね」
俺はマリアの首にある首輪の様な入れ墨に手を触れる。
「これが奴隷の印かい?」
「はい…【契約魔法】で彫られているので普通は解けません、奴隷商にいって解呪してもらいます」
「ちょっと見せてね〜ふんふん、なるほど、行動を縛るくらいで後は特に何も無いみたいだね」
「はい…私は一般奴隷でしたので…」
「なるほど、じゃあ解呪するね…はい!取れたよ」
正確には壊したんだけど、手に神気を集めて入れ墨に触れると入れ墨があっさり無くなった。
「うそ…本当ですか?」
「疑うなら洗面所の鏡で見てきなよ」
俺は笑いながら洗面所の方を指差した。
マリアは急いで鏡の前まで移動した。
「すごい!本当に無くなってる!」
「ステータスも見てみなよ」
「は、はい、ステータスオープン!」
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氏名 マリア
年齢 25才
職業 服飾師
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「本当に奴隷じゃなくなってる!」
「どうだい?奴隷から解放された気分は?」
「夢みたいです…本当に…」
マリアはまた、泣出した。でも嬉しそうだ。
「あ〜あ〜そんなに泣いて、綺麗な顔が台無しだよ」
そう言いながらマリアをまた抱き締める。
「そんな…///。綺麗だなんて…///、本当ですか?」
「あぁ、そうだよ」
俺は頭を優しく撫でながら微笑みながら言った。
「そうだ、これを渡しておくよ」
そう言いながら俺は【無限収納】から2つの金の指輪を取りだす。
「これは?」
「俺の国では結婚の証として左手の薬指に同じ指輪をするんだよ、こっちではし無いのかな?」
「こちらでも、貴族はそう言う事をするみたいですが平民は何もありません」
「そっか…じゃあ左手を出して」
マリアが恐る恐る左手を出す。
俺が薬指に指輪をつけると今度はマリアが俺の左手の薬指に指輪をつけてくれた。
「マリア、君はマリア・シンドーとしてこれから一生涯共に生きてくれますか?」
「私は、マリア・シンドーとして一生涯貴方と共に生きていきます!」
「じゃあ誓いのキスをしようか」
「はい…んっ…///」
それから俺たちは十分近くキスをしていた。
キスが終わってから燃え上がった俺たちは、そのままマリアをお姫様抱っこでベットまで直行し朝まで運動しまくった。




