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5度目の異世界は…  作者: ゆう
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戦場までの道中です

ーーユウが出た後の寝室(リン視点)ーー


「ん〜っはぁ…おはようございます」


私は上半身を起こし背伸びをする。


「ふふ、おはよう」


マリアさんは私より早く起きていて優しい笑みを浮かべて答えてくれた。


「「おはよ〜」」


カレンさんとネルさんも上半身を起こしたけど眠そうに答える声がハモった、なんかシロとクロで色違いの双子みたいだ。


「どうだった?」


朝で頭が回らないからマリアさんが最初何を尋ねてるか分からなかったけど少し考えたらわかった。

昨日の事だ…考えるだけで顔が熱くなる…正直自分からあんな声を出るなんて……知りたくなかった。


「凄かったです…///」


そう答えるしか無かった…私、あんなに凄いなんて知らなかった…しかも、私のあんな姿マリアさん達にバッチリ見られてるし…。


「可愛かったものね、昨日のリンちゃん…でも、あの位じゃあまだまだよ♪」


「え…昨日のでも…アレより凄いって…」


「せやで〜昨日のリンやんが沈んだ後の方が凄かったしな〜」


カレンさんがそう言うとネルさんが


「た…確かに」


と、頷いていた。

衝撃の事実です…昨日でもアッと言う間に撃沈されてしまったのに…アレより凄いなんて…私…気になります!


「そう言えばリンちゃん昨日変わった夢見なかった?」


マリアさんが私にそう尋ねて来ます。


「ええ、何かユウお兄ちゃんの…多分過去だと思うんですけどそんな夢を見ました」


「私も昨日の夢多分リンちゃんと一緒と思うっちゃけどそんな夢見たばい!」


マリアさんとカレンさんはバックに花が咲きそうな笑顔で私とネルさんに向かって。


「これで貴女達も本当の意味でシンドー家の妻になったのね、おめでとう」


「ネルやんがまだだったんわ意外やったけどおめでとう2人共」


それから私達はベットから出てお風呂へ向かいました…ここのお風呂は魔力さえあれば何時でも入る事が出来るんですって…こんな世界に来て朝風呂が出来るなんて…幸せ♡


ーーリビング(ユウ視点)ーー


嫁さん達が風呂から上がってリビングに来た。


「よし、リン、ネル、士郎そこに並べ」


俺は3人をリビングに並ばせてタブレットを取り出した。


「今からコレで撮るから動くなよ」


俺は1人ずつタブレットで撮りステータスをチェックする。


ーーーーーーーーーーーーーーーー


氏名 リン・シンドー

種族 半神ハイヒューマン

年齢 17歳

職業 学生

スキル

【無限収納】

技術

家事・裁縫


ーーーーーーーーーーーーーーーー


リンもやはりハイヒューマンになっていた。

俺がタブレットの画面を見せるとリン自身も驚いたようで「私…半分神なの…」とつぶやき放心状態になってしまった。


取り敢えずリンが戻って来ないので放置…では無くそっとしておいた。

次はネルのステータスだ!


ーーーーーーーーーーーーーーーー


氏名 ネル・シンドー

種族 半神ハイダークエルフ

年齢 200歳

職業 暗殺王

スキル

【無限収納】

技術

暗殺術・闇魔法・裁縫・家事


ーーーーーーーーーーーーーーーー


ネルは流石に名が売れた暗殺集団のリーダーらしく職業が暗殺王になってる。

あと、裁縫や家事も出来るって意外だなってネルに言ったら「私だって昔は結婚したくて花嫁修業したったい!今まで同僚の娘にしか作った事無いっちゃけど…」と最後の方は半泣きで喋っていた。


「なら、今度からは俺にその腕を振るってくれよ可愛い俺のお嫁さん」


俺が笑顔でネルを抱き締めながら頭を撫でるすると半泣きだった顔はパァァと晴れて笑顔になる。


「は〜い♡」


「あなた?」「ブゥゥ〜」


「ゴメンゴメン、当然お前達もね」


マリアとカレンが不満そうにしていたので俺は4人をギュッと抱き締める。

抱き締めていると途中でハッとリンが戻って来て状況が飲み込めずに顔を赤くしてオロオロしていた。


次は士郎のステータスだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーー


氏名 シロー・スズキ

種族 人族

年齢 17歳

職業 学生

スキル

なし

技術

料理・掃除


ーーーーーーーーーーーーーーーー


流石に普通だ、嫁さん達も一度画面を見た後言葉を詰まらせスルーして朝食が置いてあるテーブルに向かった。


「はいはい…分かってるっすよ〜チートなんて都合のいいもんは物語の中だけっすもんね〜」


シローは半ば不貞腐れ気味に肩を落とした。


「まぁ…なんだ、俺が鍛えてやるから取り敢えず人族最強を目指そうぜ!な?」


俺はシローの肩をポンポンと叩きテーブルに向かった。


「うっす!」


士郎は気力を取り戻して俺の後に続いた。


俺たちはその後朝食を食べ終わると身仕度を整えると昨日と同じ様に走って帝国軍が待ち構えている山の反対側に向かった。


昨日と同じ様に走っているが今回はリンとネルも普通に軽い足取りで走っていて俺の背中にはシローが乗っていた。


「師匠すみませんっす」


「今回だけだぞ」


「師匠の背中…デッカくてなんか親父みたいっす」


「俺はそんなに老けてねー!」


俺たちの話を横で聞いてた嫁さん達は吹き出して笑いながら、道中は終始のんびりした雰囲気で帝国軍が待ち構えているらしい場所の近くに着いた。


「さ〜て殺るか!」


俺はいつもの剣を両手に持って歩き出す。

マリアやカレンはいつもの武器でネルは俺が返したナイフを握りリンは今回は見学、シローはリンの護衛につけた。

さてさて、どんな敵が出るやら…。





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