表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5度目の異世界は…  作者: ゆう
60/65

リンの決意(下)

本日2話目です

私を抱き上げていた男性がユウお兄ちゃんだと分かって私は安心してしまった。

何でか体の傷も無くなってすこぶる元気だ!


私がクラスメートの所に行くとクラスメートの女子から尋ねられた。


「リンちゃんあの人知り合いなの?」


「うん!」


「どう言う関係?さっき思いっきりキスしてたけど…」


「え…ウソ…マジ?」


「マジマジ!音が聞こえそうな位濃厚なやつ」


「〜〜///」


私は思わず顔が熱くなった…まさかファーストキスを気絶している内に奪われるなんて思ってなかったけど後で考えたらこの時をキッカケにしてユウお兄ちゃんを完全に異性として意識し出した瞬間でした。


それから私への質問もそこそこに今後の事について話し合いました。

結局結論は出なかったけど不安は大分減ったと思います。


なぜなら、住む所があるからです。

ユウお兄ちゃんが部下みたいな人に言って見た目は昭和のマンションみたいな建物を買って私達に自由に使っていいよと言って鍵を渡してくれました。


でも…私は自分の鍵を受け取らずユウお兄ちゃんの元へ走ります。

だって…前のお兄ちゃんは優しいけど顔は普通だっただけど今のお兄ちゃんは優しいし顔もハーフっぽくて綺麗でカッコイイしかも高身長で若くなってる、正直…好みです!


それからクラスメートの鈴木 士郎君がユウお兄ちゃんに弟子入りをして私はユウお兄ちゃんに着いて行くと伝えました。


でも、ユウお兄ちゃんには3人のお嫁さんがいました。

1人目はマリアさん、マリアさんはお嫁さんの中では1番背が高くってかマリアさん以外同じくらいの身長だけど…私より多分10センチくらい高そです。

顔も西洋系の美人さんで悔しいけど見惚れるくらい綺麗。

2人目のカレンさんは白髪でケモミミシッポが付いた獣人さんで身長は私と同じくらい。

カレンさんはマリアさんとは違って可愛い系の顔で日本ならアイドルでトップに立てそうなくらい。

3人目のネルさんは褐色の肌と黒髪がエキゾチックな魅力で私と身長は同じくらいなのに物凄い色気がある。

しかも3人が3人共メッチャ巨乳で…私だってBはあるはずなんだけど…並ぶと悲惨な事に(涙)


それからユウお兄ちゃんが帝国に殴り込みに行くって言って帝国領まで私達は走って進んだ。

ユウお兄ちゃんやマリアさんやカレンさんは楽々と走っていた、けど私は走り出してすぐに着いて行くのは無理だと分かってユウお兄ちゃんの背中に背負われてたけど士郎君は死にそうな顔で必死に走っていた…けど途中で力尽きてカレンさんに背負われてた。


その日の夜、ユウお兄ちゃんが何処からか取り出した魔法の家のお風呂に私とマリアさん、カレンさん、ネルさんで入った。

私は3人の特に一部分を見て溜息を吐く。

するとマリアさんが心配そうな顔で尋ねてきた。


「どうしたの?」


「はぁ…皆さん綺麗でスタイルも良くて羨ましいな〜と思って」


私の目の前でマリアさんの双丘が揺れる。


「ふふ、ありがとう。貴女の世界ではそうかも知れないけど、この世界では私達は男の人に見向きもされないのよ」


「せやな〜マリアはまだええけどウチなんて絶望的やで…」


「私なんて1度盗賊に捕まったことあるけど私の体に指一本触れんで山の中に捨てられたとよ〜しかも私全裸よ全裸!女としてこんなに悔しかったことはなか〜!」


「え…ネルやんマジで?」


「マジよマジ〜私、200年生きとるからこんなネタならまだまだあるとよ〜!」


それからネルさんの自虐話を聞きながらマリアさんにこの世界の事を教えて貰った。


教えて貰って愕然とした、この世界では男も女も顔やスタイルじゃなくて身長が高い事が全てでそれ以外は余り気にしないらしい。

私…この世界だと結婚どころか恋もまともに出来ないじゃない!私の身長ネルさんとほとんど変わらないし!


私が落ち込んでいるとマリアさんが笑顔で私に話しかけて来た。


「大丈夫よ、だって貴女には私達の旦那様が居るでしょう?」


私はハッとした…そうだ!他の人に何と思われようとユウお兄ちゃんが好きになってくれたらそれで良いじゃない!


でもそこで、ふと不安になる。

これでも私は顔やスタイルにはそれなりに自信があった、学校でも可愛いって言われるし男の子からも告白された事もある。

けど…ここに居る3人にはどちらでも勝てない…私が不安になっているとマリアさんが抱き締めてくれた。


「大丈夫、そんなに不安なら寝る時に私達の寝室に来なさいそれで全て解決するわ」


「…はい」


その後お風呂から上がった私は全員が部屋に戻るのを待って暫くしてからユウお兄ちゃん達の寝室を覗いた…中ではユウお兄ちゃんが狼になっていた、マリアさん達は次々に食べられて3人共動けなくなった所でマリアさんと私の目が合った。

マリアさんと目が合うとマリアさんは笑顔になりゆっくりと目を閉じて力尽きた。


「院長先生、私…今日大人になります」


マリアさんの笑顔に応えるためそして私の恋を成就するため決意を込めて私は戦場に足を踏み入れた。


狼さんに貪られた私の初陣は1時間でリタイアと言う結果でした、頑張ったけど自分があんなに敏感だったなんて初めて知りました///




如何でしたでしょうか?

よかったら感想など頂けたら幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ