嫁さん全員集合です
俺はネルとイチャつきながら暫く待ったが学生達の話し合いは終わる事はなかった。
待ち疲れた俺は先にマリアとカレンに念話で連絡を取る。
『マリア、カレンそっちはどうなってる?』
『はい…こちらは2人とも無事です…ただ』
『ただどうした?』
『何もかも無くなってしもうたんや、家の中にある物で無事な物はあらへん』
『そうか…まぁ、物は作ればいいし2人とも無事ならそれでいい』
『でも…グスッ…あなたに作ってもらった織物機も…グスッ…完全に壊れて…グスッ…しまいました…』
『大丈夫、また作ってやるから泣かいでいいぞ』
『それだけや無いねん、ウチらのユウに買って貰った服も今着てる奴以外全部部屋で陰干ししてたから全部灰になってしもうてん』
『あっちゃ〜って事は…』
『うん、マリア完全にキレて大変やったで〜まぁ、犠牲になった竜騎士は自業自得やけどな』
『そうか…まぁ、それでマリアが機嫌直してくれればいいが…まだダメみたいだな』
『うん…どないしよう?』
『取り敢えず、2人ともこっちに来るか?』
『その方が良さそうやね』
『なら、《ゲート》の魔法使うから準備してくれ』
『《ゲート》?どんな魔法なん?』
『魔法でそっちとこっちを繋ぐ門を出すんだよ…まぁ、口で説明するより見たが早いな』
『ほな、待ってるわ』
俺は念話を切ると《ゲート》の魔法を使う。
《ゲート》と言う魔法は名前とは違い俺のゲートは魔法の門ではなくて魔法のドアだ…普通なら門になるんだが俺のイメージがどこで○ドアだったからだろう。
仕方なかったんだ…この魔法を教えて貰った時まず浮かんだのがどこ○もドアだったんだ。
俺がどこでも…じゃ無かったか《ゲート》の魔法を使うと恐る恐ると言う様子でカレンとマリアが出てきた。
マリアはやっぱりかなりテンションが低くカレンに寄り掛かる様にしながら俺の元に来た。
「2人ともお疲れ様」
俺は2人を抱き寄せながら労う。
「…はい」
「うん」
「ご主人様?こちらの2人が?」
ネルが俺の横で尋ねてくる。
「あぁ、こっちがマリアでこっちがカレン、2人ともネルと同じ俺の嫁だ」
2人がネルをゆっくりと上から下まで眺める。
「ネルです!よろしくお願いします!」
「マリア・シンドーです」
「カレン・シンドーやで」
「「こちらこそよろしくお願いします」」
嫁達がお互いに挨拶をすませるとカレンから尋ねられる。
「でもダークエルフは珍しいな〜どないして出逢ったん?」
「私、ご主人様を暗殺しようとしたとやけど見事に返り討ちにあってね〜しかもその後ベットの上で骨抜きにされたったい♡」
「なるほど〜私達と同じやね〜♪暗殺って事はネルは暗殺者なん?」
「そうよ〜アイアンメイデンって言う暗殺者集団のリーダーをしとったとよ」
「アイアンメイデンってあの?メッチャ有名やん!まぁ、ウチらの旦那様には勝てへんよね〜」
「今回は帝国の依頼でご主人様を襲ったけど帝国に感謝ばい♪」
「帝国?今、帝国って言った?」
不穏なオーラを放ちながらマリアがネルに尋ねる。
「え、えぇ帝国の依頼よ」
「今回の襲撃の理由を教えてくれないかしら?」
マリアが聖母の様な笑顔でネルに尋ねる。
「詳しくは知らんけど確か…アレの実験だと思う…」
ネルが学生達が背負っていた樽を指差す。
「それは本当ですか?本当なら…」
マリアの聖母の様な笑顔のバックに黒いオーラが見える。
「滅殺DETH!」
「待ってマリア!」
走り出そうとするマリアをカレンが抑える。
「ウチの嫁を泣かせだって事は帝国は俺たちに喧嘩売ってるんだよな?…なら殴り込むか!」
「はい!」
「しゃ〜ないか、了解や」
「ご主人様と一緒なら帝国相手だって負けんばい♪」
俺たちが話し込んでいる間に学生達の話し合いも終わった様でリンが走ってきた。




