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5度目の異世界は…  作者: ゆう
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ジョージ防衛戦〜後編〜

「ぶひぃ〜!」

オークの鳴き声が聞こえる。


オークはマリアやカレンには目もくれず俺に突進してくる。

ジルの言っていた通り、コイツら男が好きな様だ、かなり…興奮している。


「……っ!実際見ると強烈だな!まぁ、嫁さん達が襲われないのは好都合だが」


俺はオーク共を両手に持った剣で斬り伏せながら安堵していた。


「ウチらの旦那は、やらせんで〜!」


カレンが斧を一振りするとオークが2〜3体同時に千切れ飛ぶ。


「せい!せいや〜!」


斧を振ったままの姿勢から蹴りを繰り出し二体のオークの頭が消し飛んだ。


「あ〜っはははは、どんどん行くで〜!」


カレン楽しそうに、オーク共を斬り、殴り、蹴り殺している。


「ぶひぃ〜」

オークがマリアに拳を振り下ろす。

その拳を少し体をズラすだけでマリアが躱す。

そのまま振り下ろした拳の上に乗り腕を駆け上がる。


「ひとつ!」


腕を駆け上がり肩に足をかけて、すれ違いざまに首を切り落とす。

肩から飛び上がり隣のオークの肩に着地して首を切り落とす。


「ふたつ!」


そのままその肩を飛び上がり隣の二体寄っているオークの肩に乗り二体の間で剣を振る。


「みっつ!」「よっつ!」


「ふふふふふ、さぁ、いらっしゃい。私達の旦那様に手を出そうとする、悪い子ブタちゃんにはお仕置きです♪」


マリアもかなりノリノリでオーク共を殺している。

普段が真面目な人間がこうなると、かなり怖い。


「オラっ!オラオラオラ!」


俺も嫁さん達に負けじと、剣を振り回し近くに居るオーク共を斬りまくる。


それから暫くの間、俺たち3人はタダひたすらオーク共を斬り殺して進んで行く。

オーク共の数も最初からしたら多分3分の1程になった。


「おい!ユウ!俺も混ぜろ!」


「ジルか、傷は大丈夫なのか?」


「俺は大した怪我してないからな、ギルドマスターは伊達じゃね〜よ!」


「そっか……じゃあ殺るか?」


「あぁ!」


俺たちは2人でニヤリと笑い武器を構えて突っ込んだ。



それからたま暫くすると、オーク共の数が多分100程になった。

すると奥の方から今までのオーク共より一回り以上大きなオークが三体。

更に奥からその三体のオーク共より大きな個体が出てきた。


「ぶひぃ〜!うちの可愛い子達をよくも殺ってくれたわね!」


俺は目に神気を集め、一番大きな個体をみる。


ーーーーーーーーーー

種族 オークエンペラー

職業 皇帝

危険度 Sランク

ーーーーーーーーーー


「オークエンペラー……」


「オークエンペラーだと!ま、不味いな…」


「ジル、何か知ってるのか?」


「オークエンペラーは魔王軍の四天王の一体らしい」


「あら?よく知ってるわね〜♪そうよ!私こそが魔王軍、四天王が1人、オークエンペラーよ!」


「なるほどね…それで?殺るんだろ?」


俺はジルに問いかける。


「あぁ!むしろ殺るしかない!」


俺は四体の前に立った。


「あら?あらあら!よく見るといい男じゃな〜い♪ぶひぃ〜!お前達!生け捕りよ〜!」


オークエンペラーは興奮してヨダレを垂らしながら叫ぶ。


三体のオークキングが動き俺を捕まえようとする。しかし…。


「「ぶひぃ〜〜!」」

断末魔をあげながらオークキングの内二体が前のめりに倒れる。

一体は頭が取れていて、もう一体は上半身と下半身が別れていた。


「あ〜あ、もう終わりか〜」


「キングと言ってもこの程度ですか…」


そう言いながらオークキングが立っていた場所にマリアとカレンが立っていた。

2人は見下す様にオークキングを見ていた。


「ジル!キングは任せたぞ!」


「しゃ〜ね〜な!任された!」


そう言いながら俺はエンペラーの前に出る。


「ぶひぃ〜!いい男だけどよくも殺ってくれたわね〜!もう許さないわ〜!」


「世界の男達の為そして、俺の尻を守る為!貴様を殺す!」


俺がそう宣言すると、エンペラーは手に持っていたものを下ろして、拳を握る。

エンペラーが下ろしたモノを目視で確認すると、どうやら人間、しかも肩に残った鎧だった物の色が金色だった。

顔を確認するとケビンと呼ばれていた騎士の男だった、だが、生きてはいるみたいだが目が死んでいる。


「ぶひぃ〜!死ね〜!」


エンペラーは右の拳を握り振り下ろす。

俺は体を仰け反らせ躱し、その姿勢のまま、エンペラーの振り下ろした拳を切り落とす。


「無駄!」


「ぶひぃ〜い!私の右手が〜」


エンペラーが泣き叫ぶ。


「これで終わりだ!ふん!はっ!ぜや!」


俺は右袈裟斬りから左袈裟斬りからの横一文字斬りの連続斬りをして、血を払ってから剣を鞘に戻す。


「ぶぶぃ〜、これで、勝ったと思うなよ!私は四天王の中でもさいじゃ…」


「最後まで言わないのかよ!」


エンペラーはそのまま絶命した。


「おりゃぁ〜!」


「ぶひぃ〜!」


俺がエンペラーを倒した後すぐにジルが最後のオークキングを倒した。


これで、今回の戦は終了した。


あ〜〜帰って風呂入りたい。

ユニーク2000達成ありがとうございますm(_ _)m

これからもよろしくお願いしますm(._.)m

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