とりあえず宿屋です
貨幣の所、修正しました。
銅貨10枚銀貨1枚から
銅貨100枚銀貨1枚に
銀貨10枚金貨1枚から
銀貨100枚金貨1枚になっております。
ジョージの街が見えてくると年甲斐も無くワクワクしてきた。
やはり、一年も1人で生活してると人恋しくなる。ここ数日はマリアと一緒だけど。
ここまで来るまでに、歩きながらこの辺の通貨を教えてもらった。
通貨は、白金貨、金貨、銀貨、銅貨のならびで銅貨100枚で銀貨1枚、銀貨100枚で金貨1枚、金貨100枚で白金貨1枚らしい。
こっちの世界に来てから山籠もり状態の俺は当然として、奴隷だったマリアもこっちの通貨を持っているはずも無く困った俺はマリアに聞いてみた。
「俺、こっちの通貨持ってないんだけど街に入る時の通行料とか払わなきゃいけないだろ?」
「えぇ、でも大丈夫ですよ、門兵に言えば物を買い取って貰えますからそれで払えばいいんですよ」
「こっちは何が価値ある物なの?金とか銀は持ってるけど後はワイバーンの素材とか」
「ワイバーンの素材は金額が大きい過ぎて門では多分無理ですね、金は価値がありますけどこれも平民はまず持って無いのでいらぬ誤解を受けますね、銀も同じです」
「ん〜じゃあ何かオススメの物はある?」
「そうですね…オークやゴブリンそれかこの辺だとウルフの素材ですかね〜」
「ゴブリンは無いけどオークならあるよ、でも前の世界のやつなんだよね〜」
そう言いながら俺は【無限収納】からオークの皮を取り出した。
「コレなんだけどどう?」
「これは…大丈夫そうですね」
「じゃあとりあえず、通行料はこれで何とかなるとしてその後はどうしようか?」
「まず、宿をとってその後ギルドに行きましょう」
「了解!確かにそれが一番良さそうだ。それじゃあそんな感じでいこう!」
「はい」
そんなこんなで、門の前に辿り着いたんだけど、どうしてこうなった…。
「おい!お前!この街に何の用だ!」
俺の周りには170㎝位の身長の女兵士が5人いて、俺に槍を突き付けている。
「何の用って…う〜ん仕事かな」
「そんな大きな武器を持ってこの街に通す訳にはいか無い!」
どうやら背中に差している《神製鋼のバスターソード》に門兵達は、怯えているようだ。
門兵達の持っている槍の震えが彼女達の心情を物語っている。
「は〜、分かったよ、で?どうすれば良い?」
「その剣をこちらで預からせてくれ…」
「分かったよ…ほら、落とすなよ」
俺は、これ以上騒ぎになって目立つのも面倒なので素直にしたがった。
今の俺の身体ならワイバーン程度なら素手でワンパンで沈められる位の力はあるし彼女達が全員で掛かってきても、瞬殺できる自信はあるから危機感が全く無い。
「キャー!」
俺の剣を受け取った門兵の女はそのままひっくり返った。
「おいおい、ったく落とすなって言ったろう全く」
俺は、右手で剣を持ち上げて左手でひっくり返った門兵の腰を抱き上げた。
「怪我は無いか?」
「は、はい…///」
門兵の女は、頬を赤らめて恥ずかしそうにしている。
「ま、まあ剣はそのままでいい、ステータスカードを出してくれ」
「あぁ、ステータスオープン」
「なるほど…鍛治師か良し後は通行料だ通行料は一人銅貨50枚だ」
「金を持って無いんだか素材の買い取りをして貰っていいか?」
「いいぞ、買い取りはこっちだ」
「マリアは此処で待っててくれ、すぐに戻るよ」
マリアに一言そう告げて俺は門兵が買い取り用の部屋に行く。
門兵の女(ひっくり返った娘)が買い取りの担当の様だ。
「何を買い取りしますか?」
「このオークの皮だ2枚ある」
俺は【無限収納】からオークの皮を2枚取り出す。
「オークの皮だと1枚銀貨2枚で2枚ですので銀貨4枚になります」
「ありがとう」
俺は銀貨を受け取りマリアの待つ門の前に戻った。
そこでマリアと2人分の銀貨1枚を払いジョージの街に入った。
「まずは、宿屋か…何処か部屋空いてるかな?」
振り返ってマリアに問う。
「一度お世話になった宿屋があるのでそこに行ってみましょう」
「そうか、ならそこにしよう」
俺はマリアについて行きながらその表情を見る。嬉しそうな顔をしているところを見ると良い宿のようだ。
マリアについて行くこと30分中心街から少し離れた場所にその宿屋は建っていた。
外観は木造の古い宿屋って感じで、中に入ると一階は酒場になっていて二階と三階が泊まる部屋みたいだ。
「泊まりかい?」
「ん?あんたは?」
「私は、この宿の女将さ」
俺たちが入ってすぐに40代位の女性が声をかけてきた、ここの女将らしい。
「で?」
「あぁ泊まりだ、料金は幾らだい?」
「2人部屋なら食事付きで一泊銀貨1枚だよ」
「じゃあとりあえず一泊で」
俺は銀貨を1枚渡す。
「2人部屋は二階の突き当たりの部屋だよ」
俺たちは鍵を貰って部屋に行こうとして呼び止められた。
「あんた達、名前はなんてんだい?」
「ユウ・シンドー」「マリア・シンドーです」
「あんた達夫婦かい!あんまり夜は騒がしくし無いでおくれよ!」
「それは保証でき無いな」「…///」
「妬けるね〜ほら、行った行った」
女将は口元をニヤつかせながら、しっ、しっとてをヒラヒラさせる。
それから俺たちは部屋に行き中に入ってみると部屋は意外に広く派手さは無く質素だか機能的で落ち着ける感じの部屋だった。ただベットがダブルサイズが一つの所に作為的なものを感じる。
「ここまでお膳立てされたらやるしかないな」
「はい…///」
俺はマリアをヒョイッとお姫様抱っこしてベットに優しく投げる。
「それじゃあ、いただきます」
それから食事の時間以外は翌日の朝方まで愛し合った。
マジで超回復様々です!