第四十話 黒き神鉱石
第四十話 黒き神鉱石
素材市。
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リリスの目の前に。
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半透明の画面が現れた。
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錬金術
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解析完了
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「きた!」
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リリスが息を呑む。
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画面には。
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虚空鋼
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神鉱石
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品質
極上
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説明
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神話級装備の素材。
通常の鑑定では判別不能。
高度な錬金術でのみ真価を見抜ける。
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「神鉱石……!」
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リリスは思わず声を漏らした。
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店主が首を傾げる。
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「何か分かったのか?」
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リリスは慌てて画面を閉じる。
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「い、いえ!」
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今ここで正体を話すわけにはいかない。
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価値が知れ渡れば大騒ぎになる。
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ラフタリアも小声で尋ねる。
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「そんなにすごい石なんですか?」
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リリスも小さく頷いた。
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「たぶん、この世界でも最高級の素材の一つだと思う」
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ラフタリアが目を丸くする。
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「銀貨十枚で……?」
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「うん」
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「とんでもない掘り出し物だったみたい」
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二人は顔を見合わせて笑った。
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その時。
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錬金術
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新レシピ解放
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神鋼武器
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神鋼防具
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※素材不足
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「まだ作れないか」
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虚空鋼だけでは足りないらしい。
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だが。
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目標ができた。
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もっと珍しい素材を集めよう。
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リリスの冒険心が刺激される。
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その時。
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素材市の広場が急に騒がしくなった。
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「どいてくれ!」
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「魔物だ!」
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人々が逃げ惑う。
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リリスとラフタリアは同時に振り返った。
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市場の入口から。
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一頭の巨大な魔物が姿を現す。
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暴走ベア
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Lv25
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黒い毛並み。
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鋭い爪。
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怒り狂った咆哮が素材市に響き渡る。
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人々は悲鳴を上げて逃げ始めた。
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リリスは狼王の長剣に手を掛ける。
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ラフタリアも剣を抜いた。
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「ラフタリア」
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「はい!」
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「街のみんなを守ろう!」
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「はい!」
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二人は駆け出した。
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第四十一話へ続く
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