表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/15

仮免許試験

その後、優太は技能、学科とも順調に進み、仮免許試験が間近となった。


 そして、今日は仮免許試験の日だ。チャイムが鳴り、間もなく教官が近づいてくる。小柄で眼鏡をかけ、オールバックにしている。


「どうも、水野です。本日は仮免許試験ですね」


 教官が人差し指を立てている。


「よろしくお願いします」


 エンジンをかける。


「平常心平常心」


 S字、クランク、坂道発進と、緊張しながらも順調に進み、スタート地点へ戻ってきた。水野教官は優太の教習簿に何か書き込んでいる。


「駄目だったのか…!?」


 水野教官は人差し指を立てた。


「一つ、よろしいですか?」


「は…はい」


「少し、運転に『慣れ』が見られますねぇ。えぇ、少し操作の早いところが見られました。最初の頃はもっと慎重だった筈ですよ」


「そうだったかもしれません…」


「どうか、慢心しないように気をつけて下さいね。運転は、慣れた頃が危険です。細かいことがつい気になってしまうのが、僕の悪い癖。おめでとう、合格です」


 そう言うと、教習簿を優太に渡して教官は降りた。優太の僅かな癖や振る舞いを、確実に教官は見抜いていた。


 自分の技術に酔ってはいけない。それは、空手も同じだった。だからこそ、優太はこれ見よがしに技を使う事には否定的だった。


 その後、学科試験も合格し、優太は仮免許を与えられた。


[絵里ちゃん!仮免許合格!]


 仮免許証を写真で撮り、送信した。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ