アルマ王子との一幕①
「大変だった聞いていたよ。アルン殿は大丈夫なのかい」
「ああ。ひとまずはな」
転移装置が無事、アダッシュ王国全域に設置が完了したということで、アルマがやってきていた。
今回の件は最近になるまで知らなかったらしく、急ぎで転移してきたらしい。
「まあ、念のため転移装置を解放するのはもう少し後からにしてくれないか」
「もちろん。お互いのためにも、それがベストだね」
悔しい気持ちもあるが、危険なのには変わりない。
ルル伯爵領の危機は去ったが、絶対は保証できない。
「ひとまず、今はルル伯爵領民限定で。後々アダッシュ王国ともしていけたらなと思う」
「そうだね」
そんな話をしていると、
「あの……お茶です!」
「どうも。ありがとう」
リーンが緊張した様子でお茶を持ってきた。
そして、俺の隣に来てぼそぼそと呟く。
「どうして王子様がこちらに……!?」
「心配して来てくれたんだ。リーンも挨拶しておきな」
そう言うと、リーンがぎこちない動きで頭を下げる。
なんだか魔導人形みたいで、思わず笑ってしまう。
アルマも同じだったらしく、口角を上げていた。
「どうも、僕はアルマ。よろしくね」
「よろしくお願いします!!」
ははは……ここまでぎこちないのは初めて見たな。
まあ、さすがのリーンも王子様の前では緊張するか。
ちなみにルーシャは爆睡中だ。
今は午後。早寝遅起きを極めている。
ルインは相変わらず警備をしてもらっていた。
申し訳ないが、今はそうするしかない。
「しかし……王国騎士団が控えている領地なんて面白いね。さすがに笑っちゃったよ」
「まあな。俺も変な領地だと思っているよ」
普通、国家レベルの軍事力が辺境に存在するなんてありえないからな。
「改めて、アルン殿の領地を国だと認識させられちゃったよ」
「そのいじりはやめろ……大袈裟だ」
「いや、僕は本当に思っているよ。なんなら、今なら王都よりも賑わっているんじゃないかな?」
「そうなのか? 実際、王都にはしばらく行ってないからな」
ビビリの野郎は来たが……。
しかしあの様子だと王都の状況はそれほどよくないのかもしれない。
「そうだよ。なんせ、今の王家はかなりバタバタしているらしいからね」
「ま、そんな感じだな。最近弟が必死の形相で来たからお察しだわ」
「え? もしかして戻ってこいって?」
「そんなところ」
言うと、アルマは飲んでいたお茶を吹き出して笑った。
おいおい……王子様よ、なにやってんだよ。
「はははは! それは愉快だ! 今更もう遅いっていうのに!」
「まあな。今更戻れって言われて困ったよ」
だろうね、とケラケラと笑い続けている。
ここまで彼が笑いのツボに入っているのは正直初めてみたかもしれない。
しばらく彼が笑い続けているのを見届けた後、ふと机をバンと叩いてきた。
あまりにも唐突だったので、思わず驚いてしまう。
「ビビリ殿のことで思い出したよ! せっかくだから、僕と一対一でもしないかい? 久しぶりにさ!」
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