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アルンは語る

「ルーシャ、ひとまずお疲れ様」

「疲れたのだー……」


 自分の領地に戻ってきた俺は、ひとまずルーシャに休息を取らせる。

 俺はともかく、彼女は間違いなく苦戦していただろう。


 しかし、彼女はそれを乗り越えた。

 まずは労ってあげるべきだ。


「おかえりなさい……大丈夫でしたか?」

「ああ。ひとまずはどうにかなった」


 リーンが心配そうに俺の顔を覗き込んでくる。


「かなり疲れているように見えますが……」


 そうか、実感はなかっただが顔に出ていたか。

 だめだだめだ。領主がこれじゃあ話にならない。


「大丈夫だ。心配ありがとな」


 そう言って、リーンの頭を撫でる。


「あ! ずるい!」

「はわ……!」


 顔を真っ赤にして目を点にするリーンと、怒るルーシャ。

 いつも通りだ。そう、これでいいのだ。


 何があっても、この平和は邪魔させない。

 せっかくの辺境。せっかくのスローライフなのだ。


 領主を勤めたからには、誰も悲しませたりはしない。


「戻ったのか」

「ああ。ただいま」


 部屋の扉が開いたかと思うと、そこにはルインの姿があった。

 騎士の装備を身にまとい、いつでも戦えるような状態だ。


 俺がいない間、ずっと領民を護ってくれていたのだろう。

 しかも、近くの街が襲撃されている。


 結界は張っているものの、彼女も不安だったのには違いない。

 まあ、そんなやわな鍛え方はしていないがな。


「ルインもお疲れ。しばらくは警戒態勢が続くだろうけど、よろしくな」

「もちろんだ。絶対にアルン団長の領地は護り切る」


「いい返事だ。頼りにしてるよ」

「ああ。近況報告としては、避難してきた領民たちの心のケアを行っているぞ。何か他にしておいた方があれば教えて欲しい」


 そうだな。

 正直、ルインが今やっていることは完璧だ。


 しかし、強いて言うなら……。


「避難者たちがいる場所まで俺を案内してくれ。やるべきことがあるんだ」


 ◆


 俺は避難者たちが集まっている広場にて、みんなの前に立つ。

 急に領主が現れたからだろうか。少し不思議そうにしている者が多数いた。


「皆さん、初めまして。ここの領主のアルンと申します」


 俺は安心してもらうよう、頭を下げる。

 「そこまでしなくても」とルインに止められるが、俺は頭を下げるのを止めない。


「今、皆さんは大変苦しい心境にいると思います。ですが、聞いてください」


 俺は顔を上げ、みんなを見る。

 誰もが俺に注目していて、どこか緊張感を持っているようだった。


 ぼそぼそと「追い出されるのか……?」なんて声に出している人もいた。

 そんなわけがない。俺がするわけないだろう。


「絶対に皆さんの街は護ります。今後、このような攻撃は絶対に起こさない。そして、私にできる数少ないことではありますが、街を少しでも以前の状態に戻します。思い出は無理かもしれません。ですが、居場所は取り戻します」


 だから。


「私を信じて、皆さんは安心してください!」


 静まる空間。

 俺の手は震えていた。


 これでどうにかなるわけでは決してないからだ。

 だが――これが俺にできることだ。


「俺は……アルン様を信じる!」


 一人の男が立ち上がり、声をあげる。

 すると次第に様々な人たちが立ち上がり声をあげた。


「私も!」

「アルン様ならきっとどうにかしてくれる!」

「信じてるわよ!」

「アルン様バンザイ!」


 どうやら俺のことを信じてくれたらしい。

 ……よかった。


 これが唯一できることだから。


「やっぱり俺たちの領主は最高だ!」

「やっぱ神様だよ!」

「私たち、誇らしいわ!」


 近くにいた領民たちも集まってくる。

 全員が叫び、俺のことを信じると言ってくれた。


「みんな……ありがとう!」


 さて、後は――


「アルン様!」


 突然、リーンが走ってくる。

 息を切らして、ぜーぜーと言っていた。


「どうした。なにかあったのか?」

「ルルガ王国の第一王子を名乗る人物が――」


「アルン兄さん! 迎えに来たよ!」

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