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過去の人間

 転移スキルでルル伯爵領の襲撃が受けているであろう街付近の森まで来た。

 轟音が街の方から聞こえてくるため、現在進行系で暴れている感じだろう。


「ルーシャ、ドラゴンになってくれるか。空から街を見下ろしたい」

「分かった! ふんっ!」


 ルーシャが久々にフレイムドラゴンの姿になる。

 俺は彼女の背中に乗って、《透明化》スキルを発動した。


 これにより、何かあってもある程度の攻撃ができる上で空中から安全に状況を把握することができる。


「気を引き締めて行くぞ!」

「おう!」


 一気にルーシャが飛翔する。

 風圧に揉まれながらも、俺は薄く目を開き目下を眺める。


 建物からは煙が上がり、崩壊している物もある。

 これは酷いな……。


 この街からルル伯爵邸は少し距離があるから、彼はまだ無事だろう。

 見たところそこまで侵攻はしていない様子だ。


「《生命把握》」


 俺はスキルを発動し、ここ周辺の生命反応を確認する。

 逃げ遅れている住民がいないか確認するために発動したものだが、もちろん敵の場所を把握するためでもある。


「今のところ、ここ近辺に住民はいないか――」


 ――ドォォォォォォォォン!!


「な、なんだ!?」


 爆発音が響き、建物が吹き飛ばされる。

 あそこに何者かがいるのか……?


 とにかくだ!


「ルーシャ! 一気に下降しろ!」

「ラジャ!」


 指示を送り、一気に急降下する。

 バレないように着地は慎重にし、周囲を探る。


 砂煙で視界が塞がれているが、このスキルなら問題ない。

 見えない生命も可視化する。


 生命反応が四体……人間と魔族の気配だ。

 この距離ならいけるな。


 《魔力探知》


 ああ……分かる。

 間違いなくあの野郎だ。


 《以心伝心》


『ルーシャ、聞こえるか』

『おお!? 頭の中に直接アルンの声が!?』


『そういうスキルだからな。ひとまず落ち着いて聞いてくれ』


 俺はずっと《生命把握》で相手の場所を把握しつつ《魔力探知》で魔力の移動を確認し、《以心伝心》でルーシャと言葉を交わす。

 わりと苦労がかかるが、今は仕方がない。


 降り立った地点は砂煙で視界が塞げれていたが、次第に晴れてくる。

 ルーシャも魔力を感じ取ったのか、ゴクリとつばを飲み込んだ。


 俺は三体と……一人を見据える。


『竜人族に、ダークエルフ。それと鬼人族がいる。んで問題は」


 後は――フードを深くかぶった男が一人。


『俺と同じ転生者がいる』


 ガウル。俺と同じ『過去の人間』であり――闇に堕ちた男がそこにはいた。


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