アルンの戦略勝ち
「ええと、一つ聞いてもいいかな。どうして僕の大親友であるアルンがお酒臭いんだい? 飲んだにしては豪快だね。全身びしょ濡れだ」
「そ、それはですね……あの……えっと……」
ルル伯爵は目を泳がせる。
最終的に俺の方を見てきたが、会釈だけしておいた。
今度は周囲の貴族たちに視線を移すが、誰もルル伯爵と目を合わそうとしない。
それもそうだろう。伯爵主催のパーティーとなると、集まっているのは子爵や男爵ばかり。
公爵を敵にしたら生きていけないのは間違いない。
「正当な理由があるなら僕も許そう。だがね、もし理由がないのであれば――」
リダー公爵が言いかけた瞬間、ルル伯爵は俺の眼の前で土下座をした。
もう本当に全力だった。
頭を地面にこすりつけ、
「本当にすみませんでした……!」
と何度も何度も謝ってくる。
さすがにこれ以上はあれなので、顔を上げさせる。
しかし、リダー公爵を一瞥してまた震えだし、俺の服を掴んで何度も謝罪してきた。
「悪いことをしてしまった! なんでもする、本当になんでもする! だから断罪だけは……!」
手に負えなくなってきたので、リダー公爵の方を苦笑しながら見る。
彼も苦笑しつつ、ルル伯爵の肩を叩いた。
ルル伯爵の体がビクリと跳ねる。
体を震わせながら、リダー公爵を見上げた。
「そうだね。なら、アルンの領土を経済的に支援してくれないかな。そしたら僕も許してあげるよ。ここまでしたんだ、それくらいの責任は持てるよね?」
「は、はい! もちろん全力で支援させていただきます! あの、アルン様。よければお食事も楽しんでください!」
これでいいかい、と視線を送ってきたので俺は頷く。
計画通り。これが俺の目的だった。
やはり、領地を持つ物同士は協力していかないとね。
まあ……この雰囲気で俺は食事なんて楽しめないが。
「それじゃあリーンちゃーん! 僕と一緒にご飯食べようねー!」
「え!? ちょ、ちょっと!? アルンさん!」
「妾もご飯食べる! もういいんだよね、食べちゃう!」
どうやらリダー公爵は違うらしい。
……今回に限ってはリーンと一緒にご飯を食べるのを許可しよう。
もちろん、俺同伴ではあるが。
「リダー公爵さんよ……よくご飯食べれるよな」
「そりゃもう。せっかくのパーティーなんだから!」
俺は震え上がっているその他貴族を一瞥して、苦笑する。
本当、この公爵さんはすごい人だ。
こういうのに関しては俺の負けかもな。
「ってルーシャ! お前、しっぽしっぽ!」
「んあ? あ、ごめん!」
食事が美味しすぎたのか、ドラゴンのしっぽが生えたルーシャを止める。
さすがにこのままドラゴンの姿になられたら、間違いなくトラブルになる。
ふぅ……ともあれ、パーティー問題は解決だな。
これにて2章完結!ここまで書くことができたのも、皆様の応援があったからです!改めて、最大級の感謝を。
次章は本格的に「ビビリへざまあ」になります!どんな結末になるのか、お楽しみに(作者も分かっていないのは秘密)
さて、2章完結ということでお祝いが欲しかったりします|´-`)チラッ
そこで、【読者の皆様へ大切なお願い】!!!!
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