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一緒に温泉に入る……!?

 というわけで……。

 何故か俺は三人とお風呂に入っていた。


 どうしてこうなってしまったのか……大体はルーシャである。

 俺は温泉に浸かりながら、はぁと息を吐く。


 特に何事もなければいいのだが。

 ともあれ、何かあったら嫌なので俺は岩陰に隠れながら温泉を堪能していた。


 いやーやっぱりいいな温泉。

 前世で一度本場の温泉を味わったことがあるが、それに近い物を感じる。


 完成度はかなり高いようで安心した。


「きゃー! やめてください!」

「ははは! リーンがコケた!」

「おい、君たち危ないぞ」


 ……またルーシャが暴れているのか。

 怒った方がいいのだろうが、多分ここから動いたら死だ。


 ルーシャはともかく、二人には間違いなく殺されてしまう。

 俺はただ息をひそめることしかできない。


 というか、どうして息を潜めてんだよ。

 どうしてこうなった。


 もう少し温泉を楽しみたいところなのだが……。


「アルンー! どこー!」

「だめでしょ。アルン様は気を使ってくれているのです」

「ああ。アルン団長はゆっくりしてください」


「二人とも、助かるよ」


 ゆっくりはできないんだけどなぁ。

 ともあれ、できる限りは楽しむだけだ。


 いやー、いい湯だ。


「ほわっ。このお湯すごいです……」

「本当だ! すっごく気持ちいい……」

「最高だな……」


 むむむ……。

 なんだかものすごく色っぽい声が聴こえてくるんだけど。


「最高ですねぇ……アルン様。最高です……!」

「ああ……そうか」


「アルンー、こっち来てよ!」

「いや、それは……」


「アルン団長。私が止めておくから安心してくれ」

「ありがとう……」


 どうしよう。

 ものすごく落ち着かない!


 俺は思い切りお湯の中に潜って、ぶくぶくと息を吐く。

 早く終わらないかなぁ……。


 ってあれ……なんだか意識が朦朧と……。


 ◆


「は!」


 気がつく頃には、俺は知らない天井を見ていた。

 いや、違う。


 落ち着いてみればここは旅館の一室だ。

 俺は誰かに寝かされているのか。


 にしては、枕に違和感が……。


「大丈夫ですか? 団長」

「ルイン!?」


 眼の前にルインの顔が現れたので思わず大きな声が出てしまう。

 となれば……俺は膝枕されているのか!?


 は、早く起きなければ――


「あまり無理はしないでください」


 しかし、ルインの力によって無理やり寝かされてしまった。

 彼女の力に負けるほど弱っているとなると、相当なのだろう。


「のぼせたのか……?」

「はい、そのようで」


 ちらりと横を見ると、顔を真っ赤にしているリーンとルーシャの姿が見える。

 片方は恥じらい、片方は怒りと言ったところか。


「悪い……もう少し寝るわ」

「はい、そうするのが賢明かと」


 俺は意識を落とす。

 その瞬間、ルインが何か言ったような気がしたが聞き取れなかった。


繰り返しになってしまいますが、皆様に【大切】なお願いです。



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