吾輩はガクガクブルブルなのである!
「ブニャッ!」
おかしい。
くしゃみはまあ分かる。
しかしこれは……
昨日我輩はチアノーゼで動物病院へと緊急搬送された。
ドリルのようなモノで鼻の穴をカッポジられ一命をとり止める。
そして容態が安定したとの事でいつもの病院へ移送。
またしてもマダムの部屋を間借りしている。
ここには現在ニャー吉、ニャン太郎、ニャン吉の三匹がお世話となっている。
やつれてはいるものの、昨日よりは多少元気そうに見えるな。
だけど今日は一度も彼等からクシャミを聞いていない。
寧ろ我輩だけが……
「へへヘッブニャッ! ペロペロペロ……」
ヤツ等はマダムによって花粉症を治療されたのか?
一体どうやって?
……それにしても妙に関節が痛いな?
くしゃみのし過ぎでいろんな場所に影響が出始めている?
しかし花粉症如きに負けるものか!
くそ重い体を引きずってでも仕事に励まなければ仕事猫の名が泣くわ!
その後悪寒及び発熱に負けじとリビングで大暴れ!
壊したものの傍には必ずニャン吉達の毛をばら撒くのを忘れない。
喜べよキサマ等!
まったくお手伝いをしていないのにしたよう見せておくからな!
永遠と恩に着るのだぞ!
……それにしてもマジヤバい。
花粉症ってこんなに辛かったっけ?
な、なんだか熱っぽくなってきたし、さささ寒気も……
あー、これダメなやつだ。
意識が朦朧と……
察しの通り、実は我輩も新型猫インフルエンザに感染。
不幸中の幸いで倒れた場所が病院だった為に事なきを得たのだが……
それでも伝染性が強いとの事で奥の部屋へ一週間程隔離されるハメに。
勿論全身を鎖で縛られ、数えきれないぐらい注射を打たれた。
水道管よりブっといやつを何度も何度も……
え?
他の猫達はどうなったのかって?
ニヤは見かけによらず頑丈で感染する気配もなかった。
そして野良三匹組は元々キャリアだったから既に抗体持ちだったのだが……
彼等は我輩大暴れの日以降、ぷっつりと姿を消してしまった。
別の意味でどうなったんですかねぇ?




