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仕事猫ニャゴロー  作者: どてかぼちゃ
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吾輩は復習の鬼となるのである。②


 ー 前回のあらすじ ―


 地球防衛軍で最後の生き残りとなった我輩とニャー吉。

 共に様々な地球外生命体と公園内で戦いながらも、双方譲らず泥仕合に・・・

 しかし奥の手必殺猫パンチの応酬で形勢逆転、あと少しで公園は救われる!

 そう思った時になんとあのニャー吉が裏切り行為を!


 

 - そして今回 -


 我輩は復讐するのである。

 確かに上司とは疎ましくてムカつく存在かもしれない。

 しかしペーペー如きニャー吉にあそこまで露骨な嫌がらせをされるとは・・。

 当然コケにされて黙っている我輩ではなかろうて。

 フフフ・・・。


 ニャッニャッと笑いが止まらないであろうニャー吉。

 然るにこの先、まだまだヤツの罠が仕掛けられているのであろう。


 「ウニャ!?」


 ニャー吉にここで待つよう一言言って、トイレへ行くフリをする。

 時間はズバリ五分!

 

 この間公園内を全速力で走り回り、各場所のチエックをした。

 普段外を走り回っている営業戦士の我輩には容易い事。

 いつもと違うモノに目を光らせる。


 「ニャー・・ニャー・・」


 お腹の出し入れを尋常じゃない程早く動かし、息を荒げる我輩。

 そこは半野性、1分足らずで呼吸を整えた。


 彼はそんな我輩を見て、ケタケタと笑う。

 『いくら下僕だからと言って、そんなに慌てなくても怒らないぞ』

 そんな風にでも言いたげな様子。

 まるで自分が上司のように振る舞う偉そうなその態度!


 だがいつまでそうしていられるかな?

 スイカの種程しか脳みそがないキサマ如きに出し抜ける我輩では無いぞ?

 もっと自分の心配をした方がいいのでは?

 フフフ。


 しかし、あまりにのんびりしていると”彼等”も何処かへ行ってしまうかも?

 そう考えた我輩は早速行動へ移すことに。



 こうして間抜けな警備隊は、暫しの休憩を経て再び園内を巡回するのであった。

 両前足と鼻の先っちょをパンパンに膨らましたハチワレの猫を先頭にして・・。


  ―― つづく ――


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