冒険1274
一気に大切な天滅の居場所へ転送するには凄く膨大なエネルギーが必要のため、治療を受けている莫耶は体内にあるエネルギーを少しずつ右手へチャージしました。
一方、天滅はすぐにダンテに反撃しようと思っていましたが、現在の天滅は彼が感じたことがない恐怖に心が支配されました。
「ち、畜生。。。今、すぐにダンテを倒さなければ。。。」天滅は言いながら立ち上がるために身体を動かしました。
しかし天滅が身体を動かした途端、天滅の手足は震えすぎて、彼は再び倒れました。それだけではありません、恐怖が心を支配しているせいで、天滅はエネルギーを手足にチャージすることすらできませんでした。
「このままでは、俺は間違いなく負ける!俺の野望はダンテに粉砕される!そのような結末はあってられない、あってられない!」
ダンテに反撃できる術が残っていないことに、天滅は凄く悔しくて、焦っていました。そして天滅の心に諦めようという考えがあった時、天滅は彼の過去の人生を思い出しました。
転送される前に、天滅はダンテと同様、東京に住んでいた人間でした。天滅は独りっ子で、両親の仲がいい家庭の中に生まれました、その故天滅は生まれた日からたくさんの愛を感じていました。
しかしその幸福の中に一つの欠陥がありました、それは天滅は白血病の患者で、身体は凄く貧弱でした。その欠陥があったせいで、天滅は生まれた日から病院へ行くことが凄く多いんですが、それでも天滅は明日が良くなると信じて、毎日笑顔で強く生きていました。
いつでも笑顔で生きているおかげで、天滅は病院にいる間、たくさんの友達を作って、彼らと仲良く過ごしていました。そして退院後、天滅も病院で知り合った全ての友達と連絡を取っていましたが、彼の幸せな日々は長く続いていませんでした。
東京は富、権力や地位を手に入れられる都会ですが、その反面東京は非常に多くの人間が集まっています。その集まっている人間達の中に、故心が非常に腐った人間は少なくなかった。
天滅が成長し続けている間に、心が腐った人間達に出会った天滅の友達は全員地獄にいるような悲惨な生活を過ごしていました。現実世界やネット上で受けているいじめ、どんな時でも感じられる軽蔑、どこにいても彼らが存在していられない環境に遭遇する天滅の友達は次々に彼らの人生に終止符を打ちました。
天滅が高校生になった時、彼の周りには彼の友達は一人も生きていなかった。その時の天滅はそれ以上の不幸がないと思っていましたが、それはただ不幸の序章に過ぎなかった。
更に成長していく間、天滅の身体はどんどん悪化されていました。その時の天滅を生かせる医術はありましたが、その費用が非常に高かった。天滅の両親は元々治療のために貯金をしていましたが、投資失敗した上に、夫婦共に解雇された結果、天滅の家は非常に貧乏でした。
愛している息子、天滅が生きられるために、天滅の両親は親戚や全ての知り合いに助けを求めていましたが、天滅一家を助ける者が一人もいなく、逆に彼らを言葉で傷つけ者はたくさんいました。そのせいで天滅の両親の精神はどんどん壊されていて、天滅も笑顔が出せなかった。
息子を助ける術がいない事実を知り、ある日、天滅の両親の精神は完全に壊されました。残酷な現実から解放するために、天滅の両親は彼を殺して、自殺しました。
「何があっても、人間達を絶対に許さない!絶対に!」昔のことを思い出した天滅は大声で叫び出した。
叫び出した後、恐怖を忘れて、身体を動かすために、天滅は近くにある石を使って、己の身体を殴り始めた。そして身体が痛みで恐怖を忘れた時、天滅はすぐに立ち上がりました。
「残っている力を全部俺にくれ、金、銀!」立ち上がった途端、天滅は彼の武器を召喚しました。
天滅の武器、金、銀狼牙棒が空を飛んでいるのを見た時、ダンテは天滅に叫びました。
「もういい!これ以上立つな、天滅!お前の身体はもう、耐えられない!」
「そうよ、俺は動くだけで精一杯だった!だから俺はこの一撃に、全てを賭ける!」
天滅はダンテに叫び出した後、同時に彼の背中を刺すように、金、銀狼牙棒に指示をしました。そして金、銀狼牙棒が背中に刺さった次の瞬間に、天滅は中にあるエネルギーを全部吸収し始めた。




