ボーダーライン
あの人にとって私は
星の数ほどいる
「トモダチ」の一人に過ぎなくて
そう考えると
毎日足踏みしてばかりだった
あの日の帰り道
誰かの笑い声
自分に向けられたのでは?
そう思うと
怖くなって止まった
社会全体がそうだと知って
少しはホッとしたけれど
このままずっとこうなのかな?
あの白いボーダーラインを
飛び越える人はいるのだろうか?
僕は一体
何を求めているのだろう
誰かの温もりか
それとも一人の涼しさか
一緒に探そうと
握手したあの時
人の手って意外に暖かいなって
変に感心した
その手に引っ張られて
外に出たら
風って案外生暖かいなって
ああもう春だったんだ
太陽がまぶしくても目をつぶってはいけない
初投稿のぱれっとです。
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