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アームズブレイカー  作者: 狐さん
1/3

流行りのゲーム

 いつの時代も男の子はロボットに憧れるものである。

 近年では女の子からの支持も集め、世界中はロボットブームになった。


 え? そんなのは知ってるって? 


 ははは! ここでひとつ!!


【昔とは思わないでもらいたい!!】


 大事な事だからもう一度言わしてもらうよ。


【昔とは⋯⋯】

「男子うっさい!!」

 柊百香合が言葉を遮り、言葉を放った。

「まぁまぁ⋯⋯、男の子ならしょうがないし、いいじゃない?」

「枝葉は甘い!! そんな事、言うから男子が調子に乗るのよ」

「ふふ、でも最近のロボットは確かにカッコよくなってるよね」

 ロボットを1つ手に取り、少し動かしたりしてみる。

「おお!! 宵宮さんが褒めてくれてる!」

「俺のも見てよ。首周りとか削ったりエッジを効かしてるんだよ!!」

「宵宮さんが触れてくれたロボット、家の家宝に⋯⋯」

 すぐさまそのロボを男が奪い触る。

「これで宵宮さんの手の暖かさは貰った!」


「男子きもい!! 枝葉もさわんなくていいから! 興味あるのなら私の貸してあげるから!」


【な・なんだと!!】

 男子が一斉に声をあげる。

「まさか柊も『ブレイカー』だったのか。なら言葉を交わす必要はないな。ロボで語り合おうじゃないか!!」

「いいよ。やったげる。その代わり負けたら今日の昼は枝葉のを含めて払いなさいよ」

「いいぜ! その代わり勝ったら枝葉さんと2人きりで昼食をさしてもらうぜ!」

「みんな熱いねぇ⋯⋯」

 賞品にされてる本人は何食わぬ顔で下敷きで自分を仰って涼しんでいた。


【ブレイカー】

 正式名称は『ARMS Breaker』と呼ばれ、世界中に人気なゲームである。

 ロボットは市販の物から、オリジナルの物まで幅広く使えカスタマイズも自由である。

 機体登録はスマフォを使い、だれでも能力値などステータスの振り分けから、ウェポンなどの装備も可能であるが、ただしゲームを開始するには機体を専用のポッドの中にいれないといけないのである。

 専用ポッドの理由は、ルール設定でフィードバック率があり、これを100%まであげると闘った機体が実際に大破していくのである。


「学校だし、時間もないからセミモードでいいよね。機体の大破はなしでいいよね」

「オッケーだ」

 このゲームの特徴は、進化したVRゴーグル以外に特殊な手袋と靴下を装着する事により、絶妙な力加減でコントロールできる事である。

 機体がジャンル問わず幅広く使えるのは、機体性能差は多少はあるもののプレイヤースキルが大半であることが理由で好きな機体を自分なりに動かせる事がとても楽しい為、人気が衰えないのである。

 メインは対人なのだが、協力プレイ、ソロプレイなど様々なモードで遊べる為、機体で一日中空を飛んで楽しんだり、海底に沈んでいったり水中探索なども好きなようにできたので苦手という人も少なかった。

 ちなみに大会などはフルアクセス(マニュアル操作)が条件であり、セミオートは頭から発せられる足を動かす項目の電流を手などで感じれようにフォローが組み合わさる事である。


「さて、俺の騎士の力見せてやる!」

「枝葉と私の昼ご飯の為、無惨に散らしてやるよ。私のレッドクイーンでね」

 お互いがポッドに機体をセットし、ゴーグルを被る。


 システム・オールグリーン


 アームズブレイカーを起動中⋯⋯


 戦闘モードへ移行、対戦相手確認しました。


 フィードバックは無効、セミオート戦闘設定完了、戦闘場所はランダムに設定完了。


 ⋯⋯では、ご武運を。


 ゴーグルの景色が変わる。

 黒色の画面は今は鮮やかに青白く光るコクピットの中に座っている。

「さて、騎士ってことは飛べない、近距離だとは思うけど、どうかね」

 赤色メタリックの機体は地面に足はついていないフォバータイプであり地面に線のような後が着きながら地面を滑走している。


「お、いた。けど⋯⋯これは⋯⋯」

 確かに相手の機体は騎士だった。ただし小柄な機体で大きな盾に突撃槍を持っており、尻尾が生えていた。

「改造機かい。あれは⋯⋯たしかリューナイトの機体を元にしてるっぽいね」

 まずは遠距離攻撃で先制をしてみる。

 攻撃を喰らい吹っ飛ぶ。

「ん? 当たった。案外間抜けだね」

「失礼だな。わざと喰らったに決まってるだろう」

 ムクッと起き上がると機体の口が開くと戦闘モードに入り、更にはレッドクイーンにマーキング(印)がされていた。

「ちっトラップかい!」

「そうだよ。これでようやく俺の戦闘システムが完成する。その印がある限り俺の機体の全ての運動性能は大幅アップする」

 一瞬で間合いを詰めて突撃槍で遠距離武器を弾いた。

「っ!! いったいなぁ! もう!」

 こちらの近接武器を展開する。

 レッドクイーンには盾は装備さしていない。あるのは二本の鞭剣である。

 再び突撃をかましてくるのを回避し空中に回転しながら跳び二本の剣を巧みに使う。

「っち! 嫌らしいほど速い!」

 お互い攻防が続く中、教室の皆は自分のスマートフォンをだし観戦している。


 ここで再び説明だが、VRしてる者だけが楽しめるだけではなく、アプリさえ入れていればいつでも観戦も楽しめるようになっていることも人気の秘密なのだ。


 枝葉は携帯は持っていない為、柊が持っているタブレットからその様子を見ていた。


「面白くないねぇ、私のクイーンがここまでボロボロにされるなんて⋯⋯」

「それはこっちのセリフだよ。必勝法だったはずなのにここまで粘るなんて」

 互いのエネルギーの残が切れかかっている。


「じゃあ、これで最後だよ!!」

「じゃぁ、これで最後だ!」

 お互いが突撃し、激しくぶつかる。


 先に届いたのはやはり騎士の攻撃であった。

「これで! 僕の勝ちだぁぁ!!」

 レッドクイーンの装甲が剥がれ落ちる。

「勝ったと確信するには、ちょっとばかし速いんじゃない?」

 次の瞬間にはレッドクイーンの装甲はパージされ人型のフォルムが現れる。

「ま・まさか・・・」

「ピンポーン。その通りだよ! あんたは最初に特殊技であるトラップを仕掛ける速攻型、私のは晩成型ってわけ」

 人型フォルムになり、一時的にエネルギーが回復する。

 パージされた装甲は形を変形させると銃へと変わり構える。


 回復したエネルギーを銃に装填⋯⋯

 機体のエネルギーは急速に減っていく。

 装填完了。展開、発射までアト5秒


 勝負を決するカウントダウンが始まる。

「ここでお前を仕留めれば僕の勝ちだ!」

 ブースターのエネルギーも足りなくなった機体は盾をすて突撃槍をもち疾走する。


 4・3・2⋯⋯


「なんとか追いついたぜ!」

「BANG!!」

 攻撃できないと思ってた事により油断する。

「な・なにー!!」

「別にカウントダウンしてるだけで、撃てないとは言ってないよね?」

 最初の一撃で吹っ飛ばされ、その後にメインがまっていた。

 騎士の機体は避けるエネルギーすら、もはやなく身をまかせるだけになった。


 1⋯⋯『ケルベロスの咆哮』発射。

 こうして高威力、広範囲にエネルギーのレーザ砲を放ち、騎士の機体をなぎ払い大破させた。


 ⋯⋯ YOUWIN!!

「よし!! 昼食いっただき!!」

「くそぅ!! 負けた」


「枝葉! 今日はうんと高い昼食にしようね!」

「私はいつもの和食のオススメでいいんだけどな⋯⋯」


 今回の様にリスクのない戦いでも盛り上がる事ができ、リスクが欲しければ大会に出場するだけで味わえる。

 これが、いま世界中で話題となりブームになっているアームズブレイカーであった。


『次回!学園に忍びよる筋肉』


「え? まだ続くのコレ?」

「え? 枝葉出てないじゃん!! なら当たり前でしょ!」

「え? 一回打ち切りでしょ? 筋肉でるならやらなくていいでしょ」

「あ、なら筋肉打ち切りで、他の人出します」


「待て待て待て待て!! 筋肉入れないとSOKシリーズにならんぞ!」

「ほら出ちゃったじゃん!! どうせこのアプリの会長みたいなもんなんでしょ? それで私と出会って、なんか戦っていくだけでしょ? 分かりきってるじゃない。はい終了。お疲れでした」

「うぉぉぃ!! サラリとネタバレしないでもらいたい!! それでも待ってくれる人がいるんだ!! 機体だけに期待に応えようじゃないか」


【了解。あと1話だけしてやんよ。ただしその頃にはあんたは八つ裂きになってるだろうけどな!!】


「エコーまで、でてきたじゃない!! しかもまたネタつかってるし。もう! 次でおわりだからね!!」

本当に勢いで書いただけです(´・ω・`)


あと1話はやる予定。

気分が乗れば続きもいいんだけど、本編が最優先ですじゃ₍•͈ᴗ•͈.₎

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