会社への連絡と送るもの
病院で診断書をもらったら、会社へ送ります。
会社に近くても、送ります。診断書の出た日、またはその翌日からが開始日になるからだそうです。診断書を送る際は送付状も同封するようにしてください。この辺りに関しては、今はインターネットがあるので、調べて書くと簡単です。送付状の内容は残すようにしておくと、次の復職可能診断書の送付状を書く時に、前回の内容が確認できるので、送った文章の内容も重複せず、楽です。
診断書や会社へ送付するものは、記録が残り、追跡ができる特定記録郵便で送付するといいと思います。簡易記録でもいいので、送ったことが証明できるように記録郵便をお勧めします。
宛先ですが、基本的に総務(または庶務)宛てになると思います。この部分は会社によって異なると思うので、上司に確認してください。
そう、上司に確認です。
病院へ行ったことや診断書が出たことに関して、僕は教育担当者の先輩に逐一連絡していました。診断書が出たと連絡した辺りから先輩の連絡が遅くなり、突然上司からメールが来ました。滅多に連絡が来ない人間から来たらビビります。何が起きたのだろう?え?仕事でミスした?いや、ミスが発覚したのか?!と驚きますが、そうではありません。僕の上司は会社と話し合いをする前まで、会社の窓口になるとのことでした。残念ながら、それ以降は診断書に書かれた休養期間の終了2~3日前まで連絡が一切ありませんでしたが。
基本的に、会社の人間が要休養とされた人間と接触するのは禁止されています。メールも電話も一切禁止です。これは仕事を思い出さないように、だそうです。それに触れると、就業規則違反になる可能性もあるので、注意するようにと労働組合から説明がありました。メンタルヘルスケアが叫ばれ始めた昨今、恐らく、会社に労働組合がある場合はそのような説明を入社時に受けるか、途中で受けていると思います。
僕は、診断書を会社へ送った翌日、携帯電話に労働組合の人から電話が来て、説明されました。そんな馬鹿な、と思っていましたが、休養中に一度だけ仕事のメールが来ました。メールを送ってきた先輩はきっとものすごく怒られたと思います。
診断書の送付が終わったら、後はお休みです。診断書に書かれた期間内をゆっくり休みます。
僕が休んだ時の話はまた今度するとして、休養にあたり、医師と労働組合の人から言われたことがあります。それは、実家に戻ることです。
遠方出身者以外は、基本的に実家で過ごすべきとのことでした。これは、自分が家事をしなくて済むからです。自分のこと以外で煩わしいことがないようにする、というのが一番の目的と言ってました。確かに、炊事・洗濯・掃除や買い物をするのは面倒ですし、それをやらなくて済むというのはかなり楽です。気分が塞いでいる時は何もしたくないと感じますから、休養だけすればいいという環境は僕にはとてもありがたかったです。
また、家に他の人がいるので、時間感覚が残った状態で休めます。基本的に長期休養者は体内時間が崩れるので、3か月前から復帰トレーニングなるものをするようにと指示が出ます。自分だけで行うのが難しい場合はリワークを薦められます。これは朝起きて、日中は頭を動かし、夜は時間通りに寝るという規則正しい生活が出来ればいいので、家に居る、通常の時間で動いている他の人と同じように過ごせれば問題ないです。
これらの理由から、実家を勧められますが、実家が遠く移動費が高かったり、帰るのに異常に体力を使ったり、実家と距離を置いている人は帰らなくていいと思います。
僕の場合、規則正しく動く実家と自分の時間で動く自宅を数日おきに滞在しました。身体がしんどくなく、それなりに生きていられる場所で好きなことをできるようにするのは難しかったですが、僕はそれが最適だと感じました。
さて、どこで過ごすかが決まったら、いよいよ休養です。