はじめに(挨拶に代えて)
初めまして。僕は普通の会社員です。
「いやいや、会社へ行けなくなっている時点で、普通ではないでしょ。」と思われたかもしれません。確かに、社会人なのに会社を休んで、日中に小説なんて書いていたら、普通ではないと思われても仕方ありません。
でも、僕は会社へ行っている時は普通でした。平日は働いて、生活して、趣味にお金を費やしていました。休日だって休んだり遊んだりと、普通と思われることをしていました。
どうして僕が会社へ行けなくなったのか?別に人間関係が複雑で、陰湿なイジメをされたからではありません。仕事のできない自分に嘆いて、息苦しくなった訳でもありません。もちろん、命に関わるような大きな病気が発見されたからでもありません。ある日突然、「あ、君休みなさい。」と医師から言われ、あれよあれよという間に会社へ行けなくなっていました。未だに謎です。
この話は、僕がどうして会社へ行けなくなったか。会社へ行っていない間は何をしていたか。会社へ行くまでに何をしなければいけなかったかについて書くつもりです。
残念ながら、僕は(書き始めの時点では)まだ会社へ行けていないので、この先何があるか分かりません。その時点で起きたことや、考えたことについてまとめるつもりです。また、会社へ復帰したらどうなったか?というのも書くつもりです。
最後に、この話は僕の体験を基にして書いたものであって、絶対的な正解ではありません。僕の話でこう書いてあったから、言っていたからといって、医師にかからなかったり、話を最初から拒否するといったことはしないでください。あくまで、考えの一つとして捉えて、自分の意見に必要な部分だけを取り込んでください。僕と同じ環境になってしまった場合、医師の診察は必須になりますし、周囲の人(主に医師の方々)は嫌になるほど「あなたはどうしたいと考えていますか。」「今、何を感じていますか。」「何が難しくさせていると思いますか。」と聞いてきますが、それは「あなたのことを助けたい。」という想いが少なからず存在します。だから、差し出された手を拒否しないで、差し出した人の意見を聞いてから、「この手は必要だろうか?」と考えてください。
どうか僕の話が、一人でも多くの人の助けになりますように。