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異世界冒険と3人姉弟  作者: Banapan
第一章 始まりと3人姉弟
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第1話 異世界能力と3人姉弟

毎週木曜日に変わるころにアップデートします。

(5月24日修正)

「か、神様?」


「そうだ、信じてもらえるか?」


 信じるも何も、あんな事故に遭って生きていたらおかしいほどだったし。それにこんな美しい草原にベッドと椅子、そして姉弟三人無傷だったらなおさら信じるしかない。


「一様、理解しました」

「よろしい、じゃあ君達の今の状況を説明する。君達も知っているように君ら姉弟は中学生の少年を庇って死んだ。勿論、その少年は軽い怪我だけで済んだ。君達、姉弟のおかげでね」


 少年の詳細を知れて僕ら姉弟は安心する。悩みの一つが無くなった。けど、それだけじゃないみたいだ。


「私は君達のその勇敢なる姿を見て感動した。死も恐れずに一つの命の為に身を捧げる姿、まさに善人の鏡。死なせるには惜しい人材だと判断した私は君たちを転生させることに決めた」

「「「え?」」」


 まさかの転生?転生ってあのラノベの主人公みたいに?マジで?僕は恐る恐る神様に尋ねてみる。


「あのう、もしかしてですけど、魔法とか特殊能力とか使える異世界へ送られるのですか?」

「おお、そのとうりだ!そういえば人間の創作物の中にそのような物があったの。それなら話が早い、君達にとある異世界を救って欲しい」

「ちょっとタイムッ!」


 お姉が急によびとめた。神様相手に凄いな。そしてお兄と僕を掴んでは輪になって話しはじめた。


「お姉、どうしたの?」

「話がぜんぜんみえないんだけど。モンモン、説明お願い」

「あ、そうだね。えーっと、簡単に説明すると神様?は僕達の世界には生き返すことが出来ず、とある世界に転生させて、その世界を救ってほしいってこと。かなり定番の話だよ」

「さすがモンモンのオタク知識だ。こうゆうことには詳しいよな」

「余計な一言はいらない。ともかく、大体こうゆう場合は何か能力ををもらえるけど聞いてみる?」

「一応モンモンが話したほうがいいかも。オタク知識豊富だし」

「お姉までそう言われると傷つくんだけど」

「「いいから!」」


 酷いな。サラッとディスった上に面倒なこと擦り付けたよ、この二人。でも確かにこうゆう流れは大体しっている。つまり、上手く話せば何か特殊能力とかスキルとか伝説級の武器などもらえる。やるだけやっておけばいい能力などもらえるだろう。

 話してみるしか無い。


「話は僕が進めていいのね?多分、後戻りはできないよ?」

「もう元の世界には行けないんでしょ?なら、もっと沢山の人達を救いたい!」

「お姉の言うとうり、やれる事はやっておきたいね」


 ほんと眩しいな。でも、それでこそ家の家族って感じ。呆れる思いもあるが、僕は二人に笑い返した。


「じゃあ、話してみるよ」

「「まかせるよ」」

「分かった」


 僕等は神様の方へ向き、これから始まる運命に向かう覚悟を決めた。


「話は決まったかな?」

「はい、一様その世界の状況と仕組み、それとそこで冒険するのに必要なスキルをお願いします!」

「こちらの事情を深く話さず無理やり話を進めてすまないな。こちらも手が回せ無くてな。様々の世界を管理しているのでね」

「大丈夫です、お構いなく。その代わり良いスキルお願いします」

「わかった。では君達が行くことになる世界について話そう。

 そこは世界は化学知識より魔法知識が発達している。なので清い大気と自然に恵まれている。広い大地は人族の国ヒューミル、獣人の国ビーストルーク、魔族の国デモルガルド、竜人の国ドラゴニト、エルフの国エルナド、ドワーフの国ドワキニスと六つの国と分かれている。

 国同士の争いはあるができるだけ防いでいるのだが、問題が起きた。

 邪神ナルキスに目を付けられた」

「邪神?」

「そうだ、美しい物や文明を破壊するのを自分の娯楽にしている怒り狂った神だ。彼女は自らの力を使い、魔物を急速に進化させ、挙句の果てには魔物たちを配下にして世界を脅かせている。

 どうか、君達の力でどうにかこの世界を救ってしてほしい」


 破壊を楽しむか...かなりイかれてる破壊でしか感じない変態か...めっちゃ会いたくないタイプだな。さっき彼女と言ってたけど、マジ引くわ。

 破壊活動をしながら感じる顔って...あ、ヤバいな、想像してしまった。


「どうゆう状況か分かりました。なんとか僕達のできる範囲で頑張って見ます。では、能力とかスキルの事を教えてください」

「おお、助かる。では、説明しよう。

 この異世界では大きく分けて三つの職業が存在する。戦士系、魔法系、支援系っとなってある。

 戦士系はソードマスター、クルセイダー、ファイターなど物理攻撃が特化している職業が多い。

 魔法系はアークヴィザード、各属性魔法が特化しているエレメンタルヴィザードなど魔法が得意職業がある。

 支援系はアークサモナー、バード、テイマーなどパーティーの攻撃に支援を加える職業だ。

 能力、基スキルが存在する。習得はそれなりの努力があれば習得可能だ。ただし、自分に合わないスキルは習得できない。時間を無駄にする事になるからだ。

 どうだ?分かったかな?」


 大体は小説にある内容と同じか。なら、僕達の選択できる職業を聞いてみよう。


「はい、大丈夫です。もし出来るのであれば僕達が選択できる職業とスキルを確認できますか?」

「よかろう。今、数値化して表示する」


 神様はそう言うと僕達に向けて手を上げた。すると、僕達の体が輝き始めた。光が収まると僕達の前にステータス表が現れた


 タチバナ・ヨシミ

 LV:1

 職業:未設定

 HP:50

 MP:9999

 攻撃力:10

 防御力:10

 知能:999

 速度:15

 器用値:300

 スキル:未所有


 タチバナ・モトヨシ

 LV:1

 職業:未設定

 HP:9999

 MP:200

 攻撃力:500

 防御力:200

 知能:10

 速度:300

 器用値:100

 スキル:未所有


 タチバナ・モトアキ

 LV:1

 職業:未設定

 HP:300

 MP:1000

 攻撃力:100

 防御力:100

 知能:500

 速度:100

 器用値:999

 スキル:未所有


 僕はみんなのステータスを確認した。部分的に特化している数値がお互い違う。多分、お姉が魔法系、お兄は戦士系、僕は支援系かな?丁度いいかな?3人だし。


「おお、かなり高い数値が出たな!」

「普通の人は平均どれくらい出ます?」

「平均の体力と魔力は100、他の数値は10から15だ。いくつか限界を超えているな。私も驚いている」


 神様が驚くほどのステータスって、ヤバいな。これの上に職業とスキル追加ってもっとヤバくね?


「では選べる職業の中で最高の職業と、それに見合うスキルを与える」


 すると僕達のステータスに職業とスキルが表示された。それぞれのステータスを確認した。


 タチバナ・ヨシミ

 職業:ネイチャーウィザード

 -全ての元素魔法を操る事ができる伝説級の魔法使い。この世の全てを動かせる事ができると言われる。

 スキル:火魔法、水魔法、風魔法、土魔法、光魔法、闇魔法、魔力操作、魔力感知、詠唱破棄、魔力回復(極大)


 タチバナ・モトヨシ

 職業:ウェポンズマスター

 -武器の主と言われる戦士。持てない武器は無く、自由自在に操る事ができると言われる。

 スキル:装備万能、格闘技術学習、気配感知、気闘法、体力回復(高)


 タチバナ・モトアキ

 職業:クリエイションサモナー

 -全ての魔物を召喚し、創造できる召喚術師。配下の魔物を全て融合できると言われる。

 スキル:召喚魔法、召喚獣意思疎通、召喚獣融合、魔物図鑑、魔力操作、魔力感知、魔力回復(高)、多様多芸


 こりゃまた凄いのをもらったな。かなりチート職業にスキルだな。これで十分に邪神さんとたたかえるのでは?


「すみません、これくらいなら邪神を倒せるのでは?」

「いや、すまないがこれでも足りない。私が君達に力を与えたように、邪神ナルキスも魔物に力を与えてる。何とか滅ぼされないために所々に力を分けているのだが、誰も手を組まずに争うばかりだ。

 このままでは世界が滅んでしまう。その為に君達の力を貸してほしい」


 酷い話だ。大きな災害が迫っているのに目の前の敵しか見ていないなんて...傲慢な人達だこと。ま、これから解決しなければ、生き返った意味が無い。


「わかりました。僕達がその世界を救って見せます」

「感謝する。最後に、旅に必要なアイテムとお金を渡す」


 神様の手から3つの布袋と金貨10枚出てきた。


「それはアイテムボックスだ。生き物以外なら何でも無限に入る私の特性品だ。他の者に盗まれないようにしてあるから安心だ。あと、その金貨は...!!」


 神様が急に後ろを振り向くと、突然何か嫌な気配を感じる。吐き気がするような禍々しい気配、いや魔力かな?


「ナルキスに気づかれた!」

「「「え!?」」」

「後の詳しいことは次男君にまかせる!」

「あ、まってくだ...」


 神様は僕達の方を向いたと思えば地面に大きな時空の穴を作り、僕達をそこに落とした。


「「「うわぁあああああああ!!!」」」

「見守っているから頑張って!」


 そうして僕等は異世界に通じる時空の中、僕達の意識は再び闇に落ちていった。

再び闇に落ちていった。

3人姉弟の物語の始まりです。名前を考えたり、職業とスキル作りに手間取りました。

見て頂きありがとうございます。

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