第12話 現状鑑定と3人姉弟
また遅れてしまい申し訳ございません。暑さとバイトに気力を奪われてしまって...
眠気と共に作成する事になるし...本当に自業自得なんですけど。
楽しんで見て下さい。
しばらくの拠点になったギルガルドの宿屋に着いた僕達は部屋に戻った。思ったより早く着き、オールさん達がまだきてない様だ。今の内に今日買った物をじっくり見ていた。サモナーアシストローブか...ちょっと着てみたいな。
「ねぇ、キッキー、モンモン見て見て」
「「ん?」」
お姉が今日買ったマジックウォールコートとエンシャントゴッドロッドを装備していた。
「おお、良い感じだな」
「うん、やっぱり元が良いからね」
「えへへへ」
「せっかく買ったんだから着てみないと」
僕とお兄も早速自分の防具や武器を装備してみた。
「「おお〜!!!」」
着てみただけで何かが変わった気がする。正確な情報をすぐに確認できないのが残念だな。ラノベでは鑑定とかスキルが色々あるのに...
(スキル‘多様多芸’の効果でスキル‘鑑定’を習得しますか?)
え?なに?アナウンスなのか?それに鑑定ってすぐに習得で出来るものだっけ?たまに出来ないってあったけど...
まぁ、いいや。習得しても損は無い。むしろ物を買い取る時に詐欺に合う可能性がぐっと減るからな。
どうやったら習得できるのかわからなかったけど、前もやったように適当に‘はい’と念じてみた。
(スキル‘鑑定’を習得しました)
ちゃんと習得できたか僕のステータスを呼び出して確認した。
タチバナ・モトアキ
LV:6
職業:クリエイションサモナー
HP:330
MP:1050
攻撃力:130
防御力:130
知能:540
速度:120
器用値:999
スキル:召喚魔法、召喚獣意思疎通、召喚獣融合、魔物図鑑、魔力操作、魔力感知、魔力回復(高)、多様多芸、鑑定
ちゃんとスキルに‘鑑定’が追加されている。てゆうか、レベルが上がってステータスが上昇してる。1レベルにどれくらいステータスが上昇してるか確認していないが、単純計算でステータスが1レベルの時より200上昇してる。だとすると、レベルが5上がっているから、レベルが上がる度に40も上がっている。
僕だけなのか確認して見る前に自分のステータスに‘鑑定’を使ってみよう。詳しい情報が出るはずだ。
タチバナ・モトアキ
LV:6(5↑)
職業:クリエイションサモナー
HP:330(30↑)
MP:1050(50↑)
攻撃力:130(30↑)
防御力:130(30↑)
知能:540(40↑)
速度:120(20↑)
器用値:999
スキル:召喚魔法(LV:6)、召喚獣意思疎通(LV:3)、召喚獣融合(LV:2)、魔物図鑑:(LV:MAX)、魔力操作(LV:3)、魔力感知(LV:3)、魔力回復:高(LV:7)、多様多芸(LV:6)、鑑定(LV:1)
おお〜、詳しい情報が出てきたぞ。ここからもっと詳しく出るか確認して見よう。
まず気になるスキルは‘召喚魔法’、‘魔物図鑑’、‘多様多芸’だ。各スキルに鑑定して見ると、
-召喚魔法:職業に必修の魔法なのでレベルと共に上昇。レベルが高ければ高い程召喚獣の召喚数が増える。召喚維持時間は術者の魔力の力量で決まる。召喚出来る召喚獣は敵対したり、知識的に正確に把握していれば召喚可能。高位の魔物だとすぐには召喚出来ず、最下位種から召喚可能。召喚獣はレベルが上がれば進化可能。
-魔物図鑑:このスキルを所持しれいれば出会ったり対処した魔物の情報が追加される。レベルが最大になると大陸に存在する全ての魔物の情報が積み込まれる。
-多様多芸:器用値が高く、条件を揃えていれば様々のスキルを習得可能。
これ、やばくね?かなりやばいぞ...
「モンモン何ボーっとしたり、ビックリしているの?」
鑑定で得られた情報に驚いているとお姉が心配しながら顔を覗いていた。かなり可愛い仕草だな。
「いや、新しく‘鑑定’って言うスキルを習得したんだけど、自分のスキルに鑑定してみたら予想外の事が分かったんだよ」
「何が分かったんだ?」
「鑑定結果によると、僕、かなりのチートになった。この世界の全ての魔物を召喚可能だったんだよ」
「「え?」」
「僕の‘召喚魔法’は見たり倒した魔物を新しく召喚獣選択のリストに追加される。でも僕には魔物図鑑があるからこの世界の全ての魔物を知っていると言っても良い。だとすると、全ての魔物を召喚可能になるんだ」
「モンモン、スゴーイ!!!」
「すげーな、最強だな」
「うん、でも一から育てないといけないけどね」
「モンモンはポ○モンとかよくやってたじゃん。オールコンプリート&レベルマックスしてたよね?」
「時間の通過が違うけど頑張ればできるだろう」
「うん、頑張ってみるよ。そうだ、お姉とお兄のステータスを鑑定させて貰っても良い?」
「良いよー」
「モンモンに任せる」
「モンモン言うな」
お兄にツッコミを入れながら二人のステータスを鑑定してみた。
タチバナ・ヨシミ
LV:6(5↑)
職業:ネイチャーウィザード
HP:100(50↑)
MP:9999
攻撃力:50(魔法攻撃力:500)(40↑)
防御力:50(魔法防御力:500)(40↑)
知能:999
速度:35(20↑)
器用値:350(50↑)
スキル:火魔法(LV:4)、水魔法(LV:4)、風魔法(LV:4)、土魔法(LV:4)、光魔法(LV:3)、闇魔法(LV:1)、雷魔法(LV:3)、灼魔法(LV:2)、魔力操作(LV:12)、魔力感知(LV:15)、詠唱破棄(LV:MAX)、魔力回復:極大(LV:MAX)
タチバナ・モトヨシ
LV:6(5↑)
職業:ウェポンズマスター
HP:9999
MP:200
EP:1000
攻撃力:550(50↑)
防御力:250(50↑)
知能:30(20↑)
速度:330(30↑)
器用値:150(50↑)
スキル::装備万能(LV:MAX)、格闘技術学習(LV:11)、剣(LV:4)、 両手剣(LV:2)、小剣(LV:3)、刺突剣(LV:2)、手斧(LV:2)、 鎌(LV:2)、棍棒(LV:3)、重棍(LV:2)、槍(LV:2)、異世界格闘技(LV:11)、気配感知(LV:1)、気闘法(LV:3)、体力回復:高(LV:1)
お姉とお兄のステータスに新しいスキルが追加されている。しかもステータス上昇数を200と一致する。職業は同等だって事か...ありがとうございます、神様。
でも、ここで疑問がある。お兄はともかく何故、お姉の魔法スキルが追加されていのるか?
「お姉、いつから雷魔法と灼魔法が使えてたの?」
「う〜ん...たぶん、雷魔法は昨日の鍋を作った時かな?灼魔法は最初の魔法の試し撃ちからかも。感覚的にだけど」
と言うと、土魔法と風魔法、火魔法と水魔法をほぼ同時に使った場合に新しく作られる仕組みか...ある意味定番の習得法だ
「だとするとまだ他の魔法も見つかるかも」
「本当?」
「うん、お姉は魔術のエキスパート的な存在だからね。大抵はそんな簡単に出来ないと思うけど、お姉ならすぐに使えるはずだよ」
「そっか、頑張らなきゃだね」
「俺は、俺は?」
「沢山増えた武器スキルも良いけど、‘異世界格闘技’って言う新しいスキルが良いね。たぶん、お兄が僕達の世界の格闘技を使えば使うほど上がるみたいだよ。それと気力のステータスもあったよ。気闘法を無闇に使わないことだね」
「おっしゃぁ、気合を入れないとな!」
二人とも気合が入っているな。成長し続けるだろうな。後は僕の召喚獣の状態を確認しないといけないな。
早速召喚してみよう。この新しいローブの効果で召喚魔法だけなら詠唱が破棄される様になったはずだ。召喚魔法を発動させるために魔力を高める。
『サモン·モンスター』
『サモン·モンスター』
詠唱が破棄されてシャールとプービーが召喚された。本当に詠唱が破棄されて召喚された。
良かった〜!黒歴史をほじくりながら詠唱を唱えるのは流石に恥ずかしかった。
それはともかく、鑑定っと。
名前:シャール
LV:8(7↑)
種類:シャドウ・キャット
種族段階:1段階
HP:205(5↑)
MP:110(10↑)
攻撃力:55(5↑)
防御力:30
知能:45(5↑)
速度:60(10↑)
器用値:60
属性:闇属性
スキル:猫爪(LV:6)、噛み付き(LV:3)、影同化(LV:8)、闇魔法(LV:3)、魔力回復:極小(LV:4)
名前:プービー
LV:5(4↑)
種類:サンダー・スライム
種族段階:1段階
HP:310(10↑)
MP:105(5↑)
攻撃力:50
防御力:35(5↑)
知能:40
速度:30
器用値:40
属性:雷属性
スキル:捕食(LV:3)、分裂(LV:1)、物理抵抗:中(LV:3)、雷魔法(LV:4)、体力回復:極小(LV:4)
なかなか良い数値だな。僕の魔物図鑑によると魔物の進化がある。
1段階から5段階に進化する。1段階はレベル10、2段階は25レベル、3段階はレベル55、4段階はレベル70、5段階はレベル100まで上がる。4段階までは進化するが、5段階は特殊な条件を満たさないと進化できない領域だ。S級の魔物か神獣などいて、それは神段階と呼ばれている。
もう少ししたらシャールが進化する時期がすぐに来る。何に進化するか楽しみだ。わざと進化先を探さないつもりだ。召喚獣達に自分達のルーツを選ばさせる事にしよう。
「その子可愛いね!」
そう言いながらプービーを抱き上げた。
“マスター、テキナノ?”
「いや、違うよ。お姉、お兄、こっちが新しい召喚獣のプービー。プービー、この二人は僕の姉弟の喜美お姉と元吉お兄だ。みんなよろしくね」
「「よろしく」」
“ヨロシク”
自己紹介が終わって普段着に着替えた頃にドアからノックする音が聞こえた。
「はーい、どなた様ですかー?」
「俺達だ」
お姉が尋ねると聞き慣れた声が聞こえた。お姉がドアを開けるとゴルファドのメンバー全員が来ていた。
「待たせたな、そろそろ夜飯にするぞ」
「「「はい」」」
オールさん一行に付いて行きながら下の食堂に降りた。美味しそうな匂いが漂って来たぞ。
「お姉、お兄、沢山食べて良い?後でちゃんと稼いで何かおごるからさ」
「う〜ん...予算の3分の1は残してね」
「ありがと!」
もうお腹ペコペコだ。どれ位食べるか分かんないな。早く食べたいな、異世界食。
現状を詳しく分析とスキルの隠れたコンボを確認する内容だったので時間が掛かってしまいました。
次回はグルメタイム!