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第2話 可笑しな姫と龍介と……

城内地下「召喚の間」――――



「姫さま、準備が整いました」


ローブを着た男が女性に話しかける。


「そうですか、では始めてください」


「はっ」


数名の人間が中央にある床に描かれた魔方陣を囲む。



召喚魔法(サモンスキル)……………』



一人が魔法発動のため言葉を発する。


しばらくして魔方陣が光りだす。

その光はしだいに強くなり一面を照らす。

あまりの眩しさにそこに居た全員が眼を瞑る。

そして弱くなっていき光が消え、眼を開けると………


そこには一人の人間が魔方陣の中央にいた。

黒髪で少しラフな髪型、顔は整っている。

背は180といったところだろう。

服装は白い半袖のカッターシャツで黒いズボン(ようは学校指定の服)を着た男だった。


「おお!? 成功です!」


しかしその男は出てきた途端その場に倒れてしまった。


「!? タイヘン、彼を医務室へ!」


女性が異変に気づいて声を上げる。


「は、はい!」










周りで何かが聞こえる――――


眼を開けようとするがなかなか開かない。


「………ッ」


何とか眼を開けたものの視界が歪み、その場でバランスを崩す。


だれ……だ………


思考を動かそうとしたが意識が遠くなっていく。


途中女性の声が聞こえた気がした―――――




「う……ん………?」


眼を開けるとさっきとは違う場所にいる。

上半身だけ起き上がり辺りを確認する。


「どこだ? ココ」


そこは何とも豪華な造りの部屋だった。

家具一式は揃っており、龍介はふかふかのベッド上にいた。


「起きたか」


後ろから声がする。

振り返り見てみると、

金髪の長髪で瞳の色は蒼く、綺麗な顔立ちをし、

胸から腰の辺りまでの鎧を着ており、剣を腰に差した女性がいた。




広い廊下を歩く二人。



さて………さっきのは召喚転移魔方陣(サモンゲート)だな。

あいつ(バカ)がいないということは巻き込まれてはいないか…………

もしいたとしても斬り捨てるけどな。

こいつもさっきから無口だし、いきなり「ついてこい」だもんなぁ〜。


あぁ〜、何かもういろいろムカついてきた。


などと考えているといつの間にか大きな扉の前にいた。


そして一緒にいた女騎士が扉を開ける。


扉の先には広い部屋があった。

名付けるとするなら、そのまんま玉座の間だろう。


立派な椅子に座っている女性。

見た目は15、6歳くらい。

小顔で髪は少し青っぽく、ショートヘアの綺麗な髪。

カワイイ感じの薄紫色のドレスを着ている。


そして客人を迎え入れようばかりの花道状に並んだ人達が眼に映る。

その中を通り奥にいる女性の前で止まる。


「姫、連れてまいりました」


そう言って片足をつき跪く。


「ありがとう、ウィーリア」


「勿体無きお言葉」


ウィーリアと呼ばれた女騎士はそのまま頭を下げる。



「で、俺にどうしろと?」


龍介は姫様に向かって話しだす。


「それはまた後で話します、とりあえず今は聞きたい事がありますか?」


「いろいろあるが………俺を召喚しやがったバカ野郎は誰かな〜?」



これから何をするか雰囲気でわかったのか無言で龍介と“一人”を除いて全員が指差す。



その一人が口を開く。


「はい? 私が君を召喚したクライ「そんなことはどうでもいい」グアッ!?」


近づいて“とりあえず”一発殴る龍介。


「なっ……何をす「いやぁ〜まさか召喚されるとはなぁ〜、さすがに思わなかったよ アハハハハハ」グガッ!」


爽やかに笑いながらも殴る龍介。


「キッ貴様! こんな事して唯で済むと「いいから逝け」ひっ!? や、止め……ギャアアアアアァァァァァァァ!!!!」




〜数分後〜



見事にタコ殴りにあった男は何処かに運ばれていった。



「気は済みましたか?」


姫様が口を開く。


「ああ」


「そうですか、では本題に入らせてもらいます」




『私の助けになってください』




………………は?


「イヤです」


笑顔で返す龍介。


「何故です?」


何故ってあなた…………


「いきなりそんな事言われてOKするやつはいません」


「そうなんですか?」


どんな世間知らずだよ…………

てかもう枠超えてますよ。


「他当たってください」


「困りました、とりあえず話を聞いてください」


「…………わかりました」


姫様が辺りを見渡す。


「ここでは話しにくいですね…………ウィーリア、私の部屋へ彼を案内してください」


「よろしいのですか?」


「ええ、お願い」


「はっ、かしこまりました」





案内された場所、それは綺麗な部屋だった。

最初見た部屋より豪華だったがどこか寂しい感じがした。


しばらくして姫様がやってきた。


姫様とウィーリア、龍介の三人は中央にあるソファに腰掛ける。



「で、話とは何でしょうかお姫様」


「はい、この国は豊かなのですが小国です。 今までは友好関係に守られていたので他の国から襲われませんでした」


「…………」


「しかし、最近では度々襲われるようになり、どうしたらよいのかと困っていると城の者が召喚を薦めてくれました。

古い文献を読ませていると昔そうやって免れたという国が見つかったので、助けてもらおうと召喚したということです」



「この国の王と王妃、姫の両親は姫が幼少の頃、病でお亡くなりになりました」


こんどは姫様ではなくウィーリアが語りだした。


「……………」


龍介は黙っていた。

話は数分続いた。



「姫は一人で何でもこなして今も立派に「もういい…………」何?」


龍介は奥歯を噛み締める。

今言った一言が気に入らない。


「そうですか、なるほどよくわかりました。 この話―――――」


嫌々で聞いていた表情が一変して真剣な顔へ変わる。




「断らせてもらう」





姫様のところ変ですね…………スンマセン。

龍介「何故に謝る」

わかってて投稿してたからです…………

龍介「じゃぁ書き直せよ」

いや、もうこのまま行こうかと思って。

龍介「なら謝るなよ」

ううっ………

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