第3話
「で、何?その頼みって」
『じつは、私達の世界には伝説の楽譜という物が在るんです。しかし、その楽譜は今、3つの世界に散らばってるっていうか、預けてる状態なんです。今私達の世界は地盤が崩れ、壊れかけています。しかも悪魔もそれをいい事にこの世界を乗っ取ろうとしているのです。それを直す事が出来るのが、伝説の楽譜なんです。伝説の楽譜があればこの世界は治るし悪魔もきっと諦めてくれるはずです。だから伝説の楽譜探し手伝ってください!』
自分からいいって言っといて悪いが面倒くさそうな為、断らせていただこう。
「ごめんなさい、自分から言っといてなんですが、面倒くさそうなので、断らせていただきます。」
『そんなっ!』
「てゆうかさ、預けてるんなら返してもらえばいいじゃない。」
『私達みたいなただの妖精や精霊が行っても相手にしてもらえません』
「じゃあ、女王様が行けばいいじゃん」
『女王様は今、忙しくて城を動く訳にはいきません。それに楽譜の力に狂わされてしまった人もいます。そんな所に女王様をお連れするなんて…』
(じゃあ、私なら別にいいのかよ)
「それにさ、仮に私がそれを手伝ったとして、私に何の利益があるの?」
『そんなっお願いです!手伝ってください!!』
「ねぇ、私の話聞いてる?だから、仮に私が手伝ったとして、私になんの利益があるの?って聞いてるの!それに、私じゃなくても他の人でいいじゃない。」
『それは、普通、この世界に人間は入れないようになっています。しかし、あなたは入ってきた。それは、あなたにはなにか特別な力があるという事なのです。それに、この世界にある言い伝えがあるのです。』
(入ってきたっていうより落ちたの方が正しいけどね。けど、言い伝えの内容が気になるから聞いてみよう!)
「言い伝え?」
『はい、それは、
この世界が壊れかけた時、救いの女神がこの地を救いに異世界から舞い降りるだろう。
という言い伝えがあるのです。』
「救いの、女神…」
『きっとあなたがそうなのです。現に、何千年も前に救いの女神が現れ、世界を救ってくれました。まぁ、あなたの世界と私達の世界じゃ時間の流れが大きく違うのですがね。』
「私にも出来るのかな?」
『きっと、あなたにならば出来ます。いいえまあなたにしか出来ないのです。
それに、魔法使いになれますよ?』
魔法使い・・・
「えっ、本当!?じゃなくて、ゴホンッ
ま、まぁ?そんなに私が必要なら手伝ってあげなくもないけど?」
私は内心、魔法使いという言葉に心の奥底からウキウキしていた。
『ありがとうございます!!恩にきます!このご恩、一生忘れません!!!』
「そんな大げさな…」
私はそんな大げさな…と言ったがそれがどれだけこの世界にとってありがたいことなのか知るよしもなかった。




