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お出かけ

街に外出です!

「ソフィアぁぁぁ~~」


『何ですか?』


「暇。」


『暇って…。私は暇じゃなく忙しいんですからそんな用で呼ばないでください!』


「えー。」


今、魔術師(?)の人達が私が地球の私が呼び出された場所にだいたい同じ時間に還すための魔方陣(?)をつくってるんだってさ。

かといってお城からでる訳にはいかないし特にやることも無いから暇なんだよねー。


『特にやることも無くて暇なんですか?』


「えっ、口から出てた?」


『はい。後半だけですがバッチリと。』


口から出てたとか……。

はずっっ!!


『暇なんなら私の仕事、体験してみませんか?』


「ソフィアのしてる仕事っていったらメイドさん!?」


『う~ん。桜花さんの国の言葉を代弁すると多分そうですね。こちらでは女中ともいいます。』


「やる!やってみたい!」


『それじゃあ、今晩仕事服持っていますね。

じょ…メイドは朝が早いですから、早く寝てくださいね!』


「わかった!あ~っもう今から楽しみぃ~っ!」


『それじゃあ、私はまだ仕事がありますから、もう行きますね。』


「うん。急に呼び出してごめんね。仕事頑張って。」


『はい。』


ソフィアはそう言って部屋を出ていった。



「………………ひま。」


「ソフィアが出ていったから暇になった…。」


そうだ!


「本とかないかなー」


私が部屋をうろちょろしていると、ノック音が聞こえた。


「失礼します。」


現れたのはこのお城のなかで私のお世話をしてくれているリーナさんだ。

リーナさんは大人っぽくって(大人なのかもしれない)かっこいい人だ。

私は結構好きだな。


「リーナさん。どうかしたんですか?」


「桜花様。私などに敬語を使うのは止めてください!」


リーナさんは慌てた様子で手を小さく振る。


「え、だって…」


リーナさんは大人っぽいからついつい敬語になっちゃうんだよねー


「ところで、リーナさんは何の用事できたんですか?」


「ああ、そうでした。ソフィアから桜花さまが退屈なさっていると聞いたものですから。」


「そうなの!スッゴク退屈してるの!暇なの!やることがないの!」

握りこぶしをつくりそう熱弁する私に少し戸惑った様子のリーナさん。


「そ、そうですか…。」


「はい!」


「あ、それですね。マリア様から外出許可をいただいて参りました。暇なら城下町に行きませんか?」


「え!?城下町!?」


「はい。」


「行く行く!行きたいです!」


暇から脱出できるチャンス!

逃す訳にはいかない!!


「そうですか。では…って桜花様!お待ちください!」


部屋からでようとする私を呼び止めるリーナさん


「どうかしました?」



「桜花様がそのまま城下町に行ったら街がパニックになってしまいます。それに外出は私が同行させていただきます。私に着替えるお時間をくださいませ」


「わかった。」


そう言って私は開けた扉を閉めて部屋に戻った。


「私が戻ってくるまでこの部屋で大人しく待っていてくださいね。」


「は~い」


リーナさんは私にそう告げて私の返事を聞いた後、「それでは」と言って部屋を出ていった


私は言われた通り部屋の椅子に座って大人しく待っていた。


「お待たせいたしました。」


そう言って入ってきたのはリーナさんで、メイド服からかわいいマキシ丈ワンピースに着替えていた。手には白の帽子にピンクのリボンが結んであるかわいい帽子


「あ、リーナさん。お帰りなさい。」


「ただいま戻りました。」


「その帽子は?」


「この帽子は桜花様にと思って」


「え!いいんですか!?」


「はい。」


「この帽子かわいいけど、逆に目立ちませんかね?」


「心配ありません。今城下町ではこの型の帽子が若い娘に大人気でみんなかぶっています。」


「そうなんですか。じゃあ気にしない事にします。」


「はい。それじゃあ、いますか?」


「はい!」


私はリーナさんから貰った帽子をかぶりリーナさんの後を着いていった。

私達はお城の裏門(のような所)を通って、その後馬車を捕まえて(?)それに乗って城下町に行った。


「リーナさんリーナさん!私、馬車って初めて乗りました!」


「喜んでいただけたのならよかったです。」


そこから少し歩いて街に到着した。


「桜花様。何が見たいですか?」


「ん~、少しお腹空いたから何か食べたい。」


「そうですね。それじゃあ、甘い物と、お肉や魚。どちらが食べたいですか?」


「甘い物!」


即答ですが何か?


「そうですか。じゃあ、【夢亜月】に行きますか。」


「【夢亜月】?」


「はい。桜花様の国で言えば和菓子と洋菓子が置いてあるお店です。結構人気があるんですよ。」


「和菓子!」


最近洋菓子ばっかりだったから和菓子は嬉しいなー。


「じゃあ、行きますか?」


「うん!行く行く!」


【夢亜月】はそこからそう遠くない所にあった。


「いらっしゃいませ。」


店内は和菓子店と言うより洋菓子店の雰囲気だ。


「こちらにどうぞ。」


私達は店員さんに案内されてかわいらしい飾り付けのされたテーブルに案内された。


「お決まりになりましたらそちらのベルを鳴らしてください。」


そう言って店員さんはカウンターに帰っていった。


「桜花様、何にしますか?」


メニューを見ながら聞いてくるリーナさん。

少し目が輝いてる。


なんか、かわいい…


「私は、これ!」


いろいろあって迷ったため、とりあえず当店人気No.1にした。これならはずれはないだろう。

見た目もゼリーの上に花のお菓子とかわいい。


「あ、いいですね。私はこれにします。


リーナさんが指したのは新作!とかかれているドクロの形をしているけど目がくりくりしていて頭にリボンがついていてかわいい。


「いいんじゃないですか?かわいいですし。」


「そうですね。桜花様、ベルを鳴らしてくださいませ。」


「うん!」


私はベルを手に取りチリンチリンと二回鳴らす。すると店員さんが来てくれた

つまりはこのベルって日本でいう机の上のピンポーン てなるあれと同じやつだよね?

あれ?でも、どこのベルがなったとかどうやってわかるんだろ

私は辺りを見回してみたが日本のような電光板はなかった。まあ、いっか。


「桜花様。飲み物何にしますか?」


「え?えっと、じゃあ…」


さっ とメニューに目を通す


「えっと、じゃあ私は抹茶で」

やっぱ和菓子には抹茶だよね。リーナさんは洋菓子だからか紅茶を注文していた。


「かしこまりました。少々お待ちください。」


そう言うと一礼して店員さんは厨房に向かった


「ねえ、リーナさん」


「なんでしょう。」


「さっきベル鳴らして店員さん呼んだけど店員さんはなんでこの机のベルがなったってわかったの?」


「ああ、それはですね、この店内に置いてあるベルに同じ音が一つもないからです?」


「?」


私は頭上にクエスチョンマークを浮かばせ少し首を傾げる


「えっと…」


そう言ってリーナさんは隣の誰も座っていない机からベルを持ってきた。


「よーく聞いててくださいね。」


「うん。」


リーナさんはまず私達が座っている机のベルを鳴らした。


「覚えていてくださいね。」


「うん。」


私がそう言うとリーナさんは隣の机から持ってきたベルを鳴らした。


「あっ、少し音がちがう!」


「でしょう?店員はこの音を聞き分けているんですよ。」


「へ~え。 でも、今私達がベルを鳴らしたのに店員さんこないの?」


「多分、私達の会話から察してでしょう。」


そう言いながらリーナさんは隣から持ってきたベルを元の場所に戻していた。そしてリーナさんといろいろ話ていると、ケーキが運ばれてきた


「お待たせいたしました。」


私達の前にそれぞれが頼んだケーキと和菓子がと飲み物が置かれる


「いっただっきまーす!」


「いただきます。」


私はまず土台のゼリーを口に運ぶ


「ん~!おいし~!」


私はパクパクと食べ進めていく。


「リーナさん、少しちょうだ……」


私はリーナさんが食べているケーキを見て絶句する。

そのケーキはメニューでみても実物をみても可愛かったはずだ。なのに、なんでこんなことになっているのでしょうか。

リーナさんが食べているケーキはドクロ。

今、血のようなものが流れています。


「リーナさん、それ…」


私はその血のようなものを指さして聞く


「ああこれですか?フランボワーズのソースですよ。食べてみますか?」


「う、うん。」


やはり、気になるものは気になる。

私は意を決してリーナさんのケーキにスプーンを伸ばすドクロをすくい、ソースをつけて食べる。


「お、おいしい…!」


そのケーキは見た目によらずとても美味しかった


「それは良かったです。さあ、早く食べて買い物にいきましょう。」


「うん!」


その後、さっさと食べ終わり、街でいろいろなお店を周り、先に渡して貰っていたお金で気に入ったものを買った。

馬車に乗り、少し歩いて城に戻りリーナさんにお礼を告げ部屋に戻った。


「ああ、楽しかったな~」


私は買ったものをあさりながら一人呟く


コンコンとノックが鳴る


「どうぞ」


『失礼します。』


そう言って入ってきたのはソフィアだった。


「あ、ソフィア!」


『桜花さん、約束どうり持ってきましたよ。メイド服』


「あ、ありがとう!ソフィア!」


私はあわてて受けとる。

ごめん、忘れてた…


「あ、そうそう 今日ソフィアにお土産買って来たんだー」


「え、なんですか!?」


お土産話に勢いよく食いついてくるソフィア。


「え、えっとね」


そう言って私は袋をあさる


「あ、あった!はい!」


私は紙袋をソフィアに手渡す


『ありがとうございます。なんでしょう?』


紙袋の中身を取り出すソフィア


『か、かわいい!』


私がソフィアにあげたのは私が店先で見つけたかわいいワンピース。

見てすぐソフィアに似合いそうだな。と思ったからお礼にと思って買ってみた


「サイズは適当だから」


『大丈夫です。多分ぴったりです。』


ソフィアはワンピースを見ながら言った。


『本当にありがとうございます!大事にしますね。それじゃあ、おやすみなさい。』


「おやすみ。ソフィア」

私が言い終わると一礼してソフィアは出ていった


「うーん、寝るかな」


私はそう呟きベッドに入り眠りにつく




今日はとっても楽しかったな。

ドクロケーキ 食べてみたいようなみたくないような…。

皆さんはどうですか?


あと、同時更新の連載小説 夢と現実 よければどうぞ!

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