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お昼ご飯

楽譜を集めてる途中のとあるお昼ご飯のお話です。

旅の途中のお昼ご飯。



「ソフィアぁーお腹空いたぁー」


私のお腹はグウウゥゥゥゥと盛大な音をたてていた。


『もうそんな時間ですか?』


ソフィアは空中に手をあて小さく何かを呟くと聞い半透明の板が浮かびデジタル時計のようなものが写っていた。


『…12時3分です。驚くほど正しいですね。桜花さんの腹時計。』


ソフィアは呆れたような驚いたような表情を浮かべながら桜花を見ていた。


「まあね。私、腹時計の正確さだけは結構自信あるからね。」


『あんまり欲しくない自信ですね。』


ソフィアは苦笑いを浮かべていた。


「でもね、授業中とかにお腹鳴ったりするからすっごい恥ずかしいよ」


ふっ、と哀愁じみた顔をする桜花。過去に何かあったようだ。


『そうなんですか…。』


何とも言えない表情をするソフィア。


「そんなことよりさ、お腹すいた。」


さっきよりも元気よく桜花の腹の虫は鳴いていた。


『何にしましょう。材料は限られていますが。』


「シチュー!シチューが食べたい!」


『シチューですか?そうですね…』


ソフィアがまた空中に手をかざして何か呟くと空中にぽっかりと穴が開く。

ソフィアはその中に手を突っ込んで何かを探しているようだ。


「ソフィア、何してるの?」


『材料を探しているんです。』


「その中にあるの?」

『はい。これは異空間に繋がる穴で1人1人で持ってるんです。まあ、簡単に言うと移動式冷蔵庫ですかね。』


「移動式…。魔法って便利だなぁー。」


少しうらやましい…


『シチューの材料はありましたから作りますか。』


そう言ってソフィアは腕まくりをしてお昼ご飯の準備をしだした。


『ふーんふふーん~♪』


遂には鼻歌を歌い出した。


え?私は何をしてるのかって?座ってるだけですけど何か?

だって、めんどくさいしお腹空いてるから動きたく無いんだよねー。


『桜花さん、出来ましたよー♪』


「おおおお!待ってました!」


『本当に待ってるだけでしたよね…』


「あはは」


笑って流すのが一番だ。


「じゃ、早速。いただきまーす!」


私は木のスプーンを手にとりスプーンですくい口に入れる。


「お、美味しいっ!」


お世辞抜きに美味しい!

早くて美味しいって、お店出せるよ。

絶対儲かる!

メイド止めてお店開けばいいのに。もったいない。


私はそんな事を考えたあと、ただ無言で何も考えずにシチューを口に運んでいき、無くなったらおかわりをつぎに行く。そんなことを繰り返していた。


つんつん。

ソフィアが突っついてくる。

つんつんつんつんつん。


イラッとするな。


つんつんつんつんつんつんつんつんつんつんつんつんつん。


「もー!!何!?私のご飯の邪魔しないでよ!何なの!?ねえ、何なの!?一体何なの!?」


『え、桜花さん、落ち着いてください!』


「これが落ち着いていられるかあ!!邪魔なんだよ!つんつんつんつん、何なんだよ!」


桜花は切れている為、言葉使いが荒くなった。


桜花は右手をソフィアに向け呪文を唱える。


『えっ、ちょ、まっ!』


「もー邪魔するなぁっ!!」


大量の魔力を使い、全力でソフィアに攻撃を仕掛ける桜花。


『きゃぁぁぁぁぁ!!!』




そんな、とある一時のお昼時。

登場人物紹介にも載せたよう、桜花は食事を邪魔されると切れてます(笑)

桜花は学校の授業中に盛大にお腹が鳴り、みんなから笑われたという苦い思い出を持っています(笑)

なのでカバンにはいつも飴やクッキーなどがこっそり入っている。

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