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第21話

遅くなってすいません。

「zzz zzz zzz」


『ん…、今何時…?』


『……きやゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』


「何事!?」


『お、桜花さん、と、とりあえず落ち着きましょう。』


「お前が落ち着け!で、何があったの?」


『いいですか、今は、今は、い、1時30分なんです…!!』


「それが何!?」


『いいですか、今日の集合時間(?)は2時です』


「で!?」

 ↑

寝てる途中に起こされイライラしてる。


『ここから、神殿まで最低1時間はかかります』


「だから何!?」


『まだ理解出来ないんですか!?どんだけ頭の回転遅いんですか!今1時30分すぎ、神殿まで最低1時間、つまりどう頑張っても2時にはつけないんですっ!!』


「ふーん。…って、ええぇぇぇぇ!?じゃあどうすんの!?ねぇ、どうすんの!?」


『とりあえず着替えてください!』


「どんな服着ればいいのー!?」


『服は向こうが準備してくれますからなんでもいいです!』


服を着替え、私達は神殿に向かって走った。

ただひたすらに全力で!

途中スッゴク見られた気がしたけど気にしてられない。

だって、世界の存在がかかってるんだもの!




「ぜぇー、ぜぇー、ぜぇー」


『はー、はー、はー』


「『つ、着いた…!』」


〈遅い!約30分の遅刻だ!〉


「だって」


『起きたのが』


「1時30分」


『だったん』


「だもん。」


〈いちいち交互にいうな!それでも遅刻は遅刻だ〉


「え!?じゃあ楽譜は!?勝負は!?」


〈勝負はやる。さすがに世界の未来がかかっているからな。まさかその世界の未来がかかっている日に寝坊するとは思わなかったがな〉


「ははは」


〈でも、寝坊したのならソフィアの瞬間移動を使えば良かったのになんで走って来たんだ?〉


『あ…。そういえば私、瞬間移動使えたんでした』


「忘れてた……!」


『私達の努力はいったい…』


「はぁ…」


『次からは絶対使おう…!』


「絶対…、絶対…!」


〈えっと、すまん。なんかすまん。えっと、とりあえず、神殿の者に用意させた服に着替えてくれ〉


「あ、はい。分かりました」


そして私が神殿の人に渡された服をせっせと着用。


シンプルなブラウスに短パン。

腕と胸の部分には軽めの防具(鎧というのだろうか…?)を取り付けた。足にもと言われたが動きにくいからと断った。

靴はスニーカーのようなものを履き、足に防具をつけないのなら少しでもとオーバーニーハイのような物を渡され、靴下なら…と受け取り履き、これで完成だ


一方、リリはノースリーブのワンピースのような物に私と同じように腕と胸の部分に防具。リリは足にもつけていた。


「おー。鎧(?)結構軽い!」


〈これは天界の最高技術を使って作ったものだからな〉


「ちなみに、これいくらぐらいするんですか?」


〈確かピ――――万ぐらいだったと〉


これを聞いた瞬間めまいがしました。


『桜花さん』


「な、何かな、ソフィア」


『下手に傷つけないでくださいね』


「わかってる。頑張るよ!」


ピ――――万って私のおこずかい何ヵ月だよ!

下手に傷つけられない!


〈ああ、鎧の事だが〉


「は、はい!?」


まさか、傷つけたら弁償とか!?私そんなにお金もってないよ!?女王様から貰った分も使っちゃったし!


〈傷つけたら〉


「キズツケタラ!?」


〈まぁ、気にするな〉


「え、でもいいんですか!?」


やっぱ高いから気になるよ!?


〈ああ、神殿の修復専門の奴らが修復してどんなに細かい傷一つ残さず修復してくれる。〉


「ほ、本当ですか!?」


〈あ、ああ〉


『よかったですね。桜花さん!』


「うん、よかった。本当によかった!」


『まあ、私はもし傷つけたら弁償の時はそしらぬ振りして帰りますけどね』


「ひどっ」


『だって、私は使わないのにそんなめんどくさそうな事に進んで首を突っ込まなくちゃいけないんですか』


「まぁ、確かにそうですね。でもさ!仮にも勇者が困ってるんだよ!見てみぬ振りせずに助けてよ!」


『ふっ、勇者て(笑)』


は、鼻で笑われた〜〜っ!


「そうだよ!私は勇者だよ!世界を救う勇者だ!」


『噂ですけどね。まあ、世界を救うはあってますけど。他の人が桜花さんを見たら一気に勇者の理想図がガラガラと音を立てて崩れていきますね。』


「確かに。」


『肯定するんですか!そこは否定しましょうよ!』


「いや、ね?さすがに私も勇者の理想図のまんまなんて思って無いよ?だってきっと理想図ってくらいだから相当だもん」


『今度その勇 者(笑)を連れて街の人に勇 者の理想図語ってもらいましょうか?』


「いや、止めて。理想に押し潰されるよ。私」


『いやいやいや、桜花さんなら大丈夫ですよ。なんたって勇 者(笑)ですから。』


「ソフィア、いちいち勇者の部分だけ強調するの止めてあと勇者の後に(笑)つけるのも」


『だって、面白いじゃないですか』


「いや、ぜんっぜん面白くないよ!?ねぇ、読者の皆さん!」


「ほら、面白くないって肯定の声が聞こえる!」


『いや、面白いっていう声も聞こえますよ?』


〈そろそろ勝負を始めたいのだが〉


「ああ、ごめんなさい」


『すいません』


「ところで、武器はどうするんですか?」


〈武器の使用制限はない。剣を使おうが飛び道具を使おうが構わない。武器の召喚は出来るんだろ?〉


「はい。出来ます。」


〈じゃあ、始めよう〉


『桜花さん!頑張ってくださいね!』


「うん!」


〔準備はいいですか?〕


神殿の人が問いかける

静かに首を縦にふり、前を見る


〔では、始めます。〕


〔レディ、ゴー!〕


試合開始の声が響く



次話は戦闘(?)です。

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