第19話
新キャラ登場☆
「そ、ソフィアさん」
『何ですか?』
「う、腕が、腕がもげそうです」
『そうですか』
「いや、そうですか じゃあなくてさ少しは持ってよ!」
『私、言ったでしょう?身をもって謝罪しなさい。と荷物持ちがあなたの私への謝罪です!』
「他の謝罪方法でもいいじゃん!」
『荷物持ち以外の謝罪は認めません。荷物持ちをしないなら一生私に怨まれ続けなさい。』
「すいませんでした。荷物持ちをやらせていただきます」
『よろしい。桜花さんの買い物はおあずけです!』
「えー!?、私も買い物したいーー!!」
私は子供のようにその場で駄々をこねる
『恥ずかしいので止めてください!わかりました、買い物をさしてあげます。後でコインロッカーに預けましょう。』
「え、コインロッカーなんてあるの!?じゃあさっさと預けに行こう!」
『まだダメです。』
「えーー!」
『桜花さん、私に口答えしたでしょう?だからまだダメです。』
「えーーーー!!」
『私に、身をもって、償いなさい。』
「……はい(黒いオーラがだだ漏れだ、今は逆らわないほうがいいな)」
今、私の両手には腕にかけられた大量の買い物袋の紙袋腕にかけれなくなったから上に積み上げられた袋 今にも落としてしまいそうなくらい乗っけられた紙袋達に悲鳴をあげる腕
「(落としたら私、きっと死ぬ!だから意地でも落とせない!!ファイト!私の腕!)」
しかし、桜花はぐらぐらと今にも荷物を落としていまいそうだった
『…桜花さん、そろそろコインロッカー行きましょう荷物落とされそうなんで』
「本当!?やった〜!ついに解放されるんだ!」
その後、私達は荷物をコインロッカーに預ける為に急いだ
バタンッ
「あー疲れたー、腕がもげるかと思ったー!」
『お疲れ様でした』
「にしても、一番大きいコインロッカー使ってんのにぎっちぎちって、どんだけ買ってんの…」
『あはは…ところで、桜花さんは行ってみたいお店とかってあります?』
「んーそうだな、服とかアクセサリー欲しいなあと、食べ物」
そう言い終わった瞬間桜花のお腹が盛大になった
『ふふ。そうですね、ちょうどお昼どきですしなにか食べますか。桜花さんは何が食べたいですか?』
「食えたらなんでもいい」
『そうですね、…スパゲッティなんてどうです?』
「食べる!」
『じゃあ、食べに行きましょう』
私達は美味しいと有名なスパゲッティ専門店【ル・レーヴ】というお店に行った
やはり美味しいと有名なだけあって結構な行列だった。
「ソフィア、なんにする?」
『そうですねー、私はたらこスパゲッティにします桜花さんは?』
「私はこの地獄のミートソーススパゲッティにしてみる」
『そうですか、じゃあ店員さん呼びますよ』
そう言ってソフィアがボタンを押そうとするのを私は阻止した
『…何ですか』
「ボタンは私が押すの!」
『…どうぞ』
ソフィアが呆れたような表情を浮かべているが気にしないでおこう。
私は意気揚々とボタンを押した
ピンポーンピンポーン
「あぁ、楽しい…!」
小さくガッツポーズをする私に再び呆れた顔を見せるソフィア
そこに素早く店員さんがやってきた
〔ご注文はお決まりですか?〕
『私はこのたらこスパゲッティで』
〔はい、たらこスパゲッティですね〕
「私は地獄のミートソーススパゲッティで」
〔はい、かしこましたたらこスパゲッティと地獄のミートソーススパゲッティですね。少々お待ちください〕
「地獄のミートソーススパゲッティってどんなのなんだろうね?」
『さあ、地獄のってつくくらいなんですから辛いんじゃないんですか?桜花さん辛いのは平気なんですか?』
「うん、割りとね」
ソフィアと雑談をしているうちにスパゲッティは来た
〔お待たせいたしましたたらこスパゲッティと地獄のミートソーススパゲッティでございます。〕
「『おお!」』
お互いの目の前に置かれたスパゲッティは湯気を立てきらきらと輝いていた
「い、いただきまーすっ!」
私は手を合わせて叫ぶように言う
あぁ、待ちに待った食べ物…!腹の虫が早くよこせとうるさいわ
ちなみに、こっちの人達に食べる前に手を合わせて「いただきます」と言う習慣はないらしい
『お、美味しい!食べたことがない!こんなスパゲッティ!たらこのはずなのにいくらのようにプチプチしてて、麺ともよく合う!桜花さんはどうですか?』
「私のはね、具材一つ一つに味がついててミートソースが無くても食べれそうなくらい!ミートソースはトマトの酸味がきいててスッゴい美味しい!!」
二人はそのままフォークを持つ手を止めることなく完食した
「あぁー美味しかった。ごちそーさま!」
『本当、美味しかったですね!そろそろお会計済ませましょう』
「そうだね」
私はレジへと向かい、会計をすませる
思いの外安かった
〔あの、地獄のミートソーススパゲッティを食べたお客様〕
「何ですか?」
〔こちらの牛乳をどうぞ。あと一時間ほどしたらお飲みください魔法をかけておりますので、腐る心配や、ぬるくなる心配はございませんしかし、早くに飲んでしまった場合、どうなるか知りませんよ〕
フフフと含み笑い浮かべる店員さん
「あ、ありがとうございます」
お礼を言って店をでる
『そう言えば、桜花さんが食べたスパゲッティ、普通でしたよね?何が地獄なんでしょう?』
「さあ?」
私達はその後、色々なお店を周り、服やらアクセサリーやらお菓子などを買いながら天界を楽しんでいた
ついさっきまで
「っ!げほっがほっ!げほっ」
『桜花さん?!大丈夫ですか!?』
「げほっ、か、から、げほっげほっか、からい!!」
『辛い?!』
〔牛乳飲め!牛乳!〕
どこからともなく飛んできた声に素早く反応して、私は鞄から牛乳を取り出し、急いで飲んだ
「はぁー」
『大丈夫ですか?何だったんでしょうね?』
人混みをかきわけながら他人に話しかけられる
〔お嬢ちゃん、【ル・レーヴ】の地獄のミートソーススパゲッティ食ったな?〕
「何でわかったんですか!?」
〔あそこの地獄のミートソーススパゲッティは約一時間後ぐらいに半端ないくらいの激辛が襲ってくるようになってるんだ〕
「そうだったんだ」
〔店を出る時に渡される牛乳は辛さ止めってとこかな何も知らずに食うやつらがよくいるから一目でわかったよ〕
「あなたもですか?」
〔あぁ、俺も経験がある〕
「ところで、あなたはなぜ騎士のような格好してるんですか?」
その人は物語に出てくるような銀色に輝く鎧物を着ていた
〔騎士のようなっていうか、俺騎士だし〕
「そうなんですか!?」
〔あぁ、聖騎士団ってとこに……〕
〈クロード!〉
〔げっ〕
少しばかり高くよくとおる声が自分の後ろから聞こえる
振り替えるとそこには腰まである綺麗な銀色の髪を揺らし、太陽を背に輝くばかりの髪と同色の銀色の鎧を着た人が凛とその場に立っていた
もうすぐでラストスパート!




