表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/35

第16話

しかし、待っても一向に衝撃がやってこない私は恐る恐る目を開けてみた目の前には鱗のような盾が私の身を守ってくれていた


「ソ、ソフィア?」


『私ではありません』


ソフィアは首を左右にふった


「じゃあ、一体だれが…」


(竜王と言われる者の鱗です。きっとあなたを守ってくれるでしょう)


私はすぐさま胸元を見おろした。しかし、そこには今まであったはずの鱗のネックレスは無かった


「やっぱり」


その鱗のような盾は前に行った竜宮城で乙姫から貰った竜王の鱗だったのだ


「乙姫に感謝しなくっちゃな」


「今度こそ、お前に死を見せてやるよ」


《オマエラ ジャマ ケス ガクフハ ワタサナイ》


「それでも、お前を倒して楽譜をもらわなくっちゃいけないんだよ」


「ソフィア、こいつって感情とかってあんの?」


『いえ、そいつは楽譜を守る為だけにここに居るので感情などはありません』


「じゃあ、倒してもいいんだな?」


『はい、構いませんよ』


「よっしゃあ!やるぞー!」


《オマエラ ジャマ ケス》


「へんっ、やれるもんならやってみろ!」


そいつはまた火の玉をとばしてきた


「そんなの、もう当たるわけないだろ!」


「こっちからも行かせて貰うよ!」


「闇夜を切り裂く白雷の光 敵を砕き塵とかせ『十字架閃光』」


辺りが暗くなり十字架型の白雷が相手を突き刺した


ピカッ

ドーーンッッッ


鼓膜が破れるんじゃないかというくらい大きな音が響き渡った


「つぅ」



「あ、相手は!?」


グラ


ガッッシャーンッッッ


そいつは煙をたてながら先ほどまでとはいかないが結構派手な音をたてて倒れた


「勝ったのかな?」


『多分…』


私達はそいつに近ずいてみた

しかし、そいつはピクリとも動かなかった


『やりましたね!勝ったんですよ!!』


「でもさ、楽譜ってどこにあんの?」


『確かに、どこにあるんでしょうね、みた限りどこにもないですが』


「この部屋には私とソフィアと倒したこいつだけ、案外こいつ中にあったりして」


『さすがにそれはないでしょう』


「いやいや案外あるかもよ」


『じゃあ、やるだけやってみますか』


「我が道を阻むものに大穴を開けよ『炎火大車輪』」


そう唱えると少し大きめの火車がそいつの鎧にどんどん穴を開けてゆく

そして、数分後やっと開いた


「……あったよ、あっちゃったよ、楽譜…」


『本当にありましたね、じゃあちゃっちゃと貰って次行きましょう』


「わかった」


私はその楽譜を一生懸命引っ張ったがなかなかとれない


「無理、とれん!」


『なら、肉体強化使えばいいじゃないですか』


「たしかに、肉体強化部分指定『腕』」


「よし」


そして私は改めて楽譜に手をかけて引っ張った


ガキンッ


楽譜は外れた


「やったぁー!!」


『やりましたね、桜花さん!ついに2つ目の楽譜ゲットですよ!!』


喜びに浸っているのもつかのま


《爆弾のストッパーが外れたため、只今から10秒後に爆発いたします》


「『え?』」


《10秒前》


《9》


「に、逃げろー!」


《8》


『きゃぁぁぁぁ!!!』


《7》


私達は全力で走った


《6》


「ソフィアどうするの!?」


《5》


「このままじゃ間に合わないよ!」


《4》


『どうするって言われても』


《3》


「このまま死ぬのはいやだぁー!」


《2》


『あたりまえです!』


《1》


『そうだ、桜花さん止まって!』


「え?」


《0》


カチッ


ドッッッッガーーーーンッッッッッッ




パラパラとピラミッドの欠片が宙を舞う


ピシッピシピシ

パリンッ


『はー、間に合って良かった』


私達は何とかソフィアのシールドで持ちこたえた


「てゆうか、ピラミッド跡形もなく粉々になったけどいいの?」


『いいんですかね?』


「いや、疑問を疑問でかえされても…」


『まあ、楽譜の為の犠牲ってことで許してもらいましょう』


「はたしてそれで通用するのだろうか」


『まあ、何とかなりますって』


「…まあいっか」


『にしても、今回の楽譜ゲットへの道のりは険しかったですね』


「確かに、死にそうにもなったしね…」


『あはは…まあ生きてるからいいじゃないですか』


「死んだらシャレになんねーよ」


『桜花さんは仮にも主人公なんで死なれたら困りますもんね『仮にも』ですが』


「そんなに仮にもを主張しなくっても」


『本当、私的には楽譜と自分が無事だったらいいんですけどね』


「さっき私を守ったくせに…」


『だって、あなたが死んでしまったら女王様に怒られてしまうじゃないですか』


「うっわぁ、きっちっくー」


『なんとでも言え(黒い笑顔)』


「で、次の楽譜のありかは?」


『えーっと、確か次は天界だったと思います』


「天界!?」


『天界ですけど、どうかしたんですか?』


「いや、スッゲー楽しみだなと」


『天界は結構観光地として有名なんですよ』


「天界行ったら遊んでいい!?」


『私も行ってみたい所とかあるんでいいですよ』


「やっったぁ~~♪」


『楽しみですね!』


「うん!!」


私達は天界を楽しみにし、その場を後にした



◇・.。*†*。.・◇・.。*†*。.・◇・.。*◇・.。*†*。.・◇・.。*†*。.・◇・.。*


「こんにちは!桜花でっす!」


『ソフィアです どうか今回もお付き合い願います』


「にしても、本編で死ななくて良かったー!マジで死ぬかと思ったよ!」


『おとなしく死んでくだされば良かったのに』


「死ねば良かっただなんてソフィアひどい!今までのは遊びだったのね!」


『1人で変な子芝居しないでください読者の方々が誤解したらどうするんですか』


「まぁ、その時はその時でどうにかするよ」


『なんですかそれ…』


「次いく天界の名物ってなんなの?」


『名前は言いませんが桜花さんや読者の方々に結構親しみのあると思われる食べ物です』


「なにそれ!?スッゲー気になる!!お願い!ソフィア教えて!」


『だめです、次のお楽しみです』


「ちぇー、ソフィアのけち」


『けちで結構です』


「とまぁ、今回はここまで!また次回よろしくお願いいたします!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ