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第15話

「はあぁっ、めんどいから余計な戦いは避けようと思ってたのに。ダルいったらありゃしないわ」


『グルワアアァッ!』


地響きのあと、いきなり地面がひび割れた。


それを軽々しく飛んで避けるとチッと舌打ちしてから宙に浮かんだ


「どこぞのポ○モンみたいな鳴き声ね…」


『まあ、いいからとっととやっつけてくださいよ』


「楽譜の為なら何でも有りなのかよ」


『前にも言いましたけど、私的には楽譜と私自身が無事だったら後はどうでもいいですから』


「あいかわらず鬼畜だね」


『なんとでも』


《邪魔者 ケス》


鉄の釘があちこち空中から私に向かってきた


「まあ、意外と、」

ガシャガシャン!!


「私一人で十分かもね」


キシャンッ!


私は炎を纏った刃で空中をきった。


『なかなかですね…。鉄釘を炎の刃で全て叩き斬るなんて。綺麗でしたよ』


「本当ならドヤ顔のひとつでもするんだがな。まあ、前より上手くなったかも」


あと武器ぐらいなら無暗唱もいけるな。私ってば才能をあるわあって心を騙さないとやっていけないくらい、危険なことなのだ

はなからわかっていた事だが。


「こっちからもいくけど?まあ、そっちから仕掛けてきたんだし。」


命乞いなんて無しだよ?

そうやって笑った顔はきっと恐ろしかったに違いない。

あ、格好つけました。すみません。


そうして私は勢いよくそいつに斬りかかった


けど


ガキンッ


「斬れない!?」


《オマエラ ジャマ ケス》


『桜花さん、斬れないのなら諦めましょう、呪文です!使えるでしょう?』


「わかった!」


「ものみな焼き尽くす浄化の炎、破壊の主にして再生の火我が手に宿りて敵を喰らえ紅き炎『紅蓮炎』」


私がそう唱えた瞬間、真っ赤に燃え盛る炎が相手にめがけて飛んで行った


ジュウゥ


相手の鎧らしきものが少し溶けた


『この調子です、頑張ってください!』


「よっしゃあ!」


再び呪文を唱える


「見るもの全てを魅了する紅き焔偽りを灰とかせ『真炎華』」


そう唱えた瞬間大きな花びらのような炎が相手に容赦なく降りかかる

鎧が音をたてて少しずつ溶けていく


「よっしゃ!次の呪文を…」


『桜花さん後ろっっ!!!!』


「えっ?」


ソフィアの切羽詰まった声が聞こえ、振り向いた時にはもう遅かった


相手が唱えただろう呪文で発動されたゴウゴウと燃え盛る火の玉が私のすぐ近くに迫っていた


動くことすらできなかった


その時私は死を覚悟した




◇・.。*†*。.・◇・.。*†*。.・◇・.。*◇・.。*†*。.・◇・.。*†*。.・◇・.。*



「皆さんお久しぶりです!桜花です!」


『ソフィアです!』


「ねえ、ソフィア」


『なんですか?』


「私さ、本編で死にそうだけど大丈夫かな?」


『大丈夫なんじゃないですか?』


「なんでそういいきれるの」


『だって、桜花さんはい・ち・お・う!主人公なんですから』


「私がこんなに焦ってるのになんてやつ…でもまあ確かに私主人公だから死にはしないよね」


『死にはしなくても大怪我はするかもしれませんけどねー』


「ぐっ、…ま、まあなんとかなるよ!……きっと」


「そうだ!ソフィア、たすけ…」


『いやです』


「せめて最後まで言わせて……!」


『いやです、私は桜花さんに私に話しかける権利を与えた覚えはありません』


「えー、いーじゃん!」

『だめです』


「いーじゃん!!」


『うるさいです、少し黙っててください でもまあそんなに大声だす元気があるなら本編、大丈夫ですよ』


「は?」



◇・.。*†*。.・◇・.。*†*。.・◇・.。*◇・.。*†*。.・◇・*


ソフィアはソフィアなりに桜花を元気付けようとしたのかもしりませんね!

本編での桜花の運命はいったい!?

桜花がどうなるか、続きを楽しみに待っていてください!

dy黒椿

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