三つ巴
――昔々の旧文明。ブリッジという、特別な役割を持ったワンダラーがいました。
彼らは、ディセンションという他のワンダラーにはなし得ない事が出来ました。
それは、人類と世界を高次元のものにする「アセンション」を無事成功するよう支える、とても重要なものでした――
全ての魂がアセンションを出来るわけではありません。
それは、魂の汚れにより決まってきます。
全ての魂に汚れはありますが、度が過ぎた場合、残念ながらアセンションを達成出来なくなるのです。
そしてもし、そのような魂がアセンション時に紛れ込んでしまったら… 悲劇的な事に、アセンションは失敗してしまいます。
それを防止するのが、ディセンションなのです。
ディセンションは、魂の次元を低下させ、汚れを浮き立たせる力があります。
アセンション達成者は汚れが浮き立つような事はありません。
なので、ディセンションにより汚れが浮き出るものが、アセンション不達成者と判断できます。
ブリッジは、アセンション当日の数年前からこれを行い、魂を見極め、選別して来ました。
ですが、選別した不達成者の魂はどうすればいいでしょう?
ブリッジは考えました。
そして「クラインの壷」という不思議な空間を、自分達がアセンションを遂げた直後に作りました。
一見、リンクタグで作った思念空間と似ているクラインの壺ですが、目で見て脳裏に焼き付いた光景しか再現出来ないそれとは違っていました。
クラインの壷にはネメシスウェーブというエネルギーが充満し、その中に隔離された魂達は、一旦フォトンエネルギーに変換され、幾度もの浄化を繰り返し、前世の汚れを落とします。
その後、洗浄された魂は、フォトンエネルギーとなったままクラインの壷に留まり、新たな命を夢見て眠ります。
そんなブリッジ達の手配もあり、アセンションはひとまず達成されました。
新たな魂となった人類は、旧文明時の記憶を無くしていました。
ワンダラーも同様でしたが、彼らの一部は記憶を引き継ぎ新世界に降り立つことが出来ました。
初めて新世界に降り立ったワンダラーは、かつてブリッジとして活動していた人でした。
彼が地に足を付けた時、既に人は繁栄し、歴史を築いていました。
ですが、彼は悟ります。
この世界は不完全だということを。
彼は新人類であるレインボーへと進化していましたが、人類はそれに劣るクリスタルだったのです。
不完全な世界に高次元のレインボーが入れば、その世界に多大な影響を及ぼす危険があります。
彼はそれを避けるため、これから現れるであろうワンダラー達に対し、ディセンションを行いました。
それにより魂の劣化を起こしたワンダラー達は、バイオレットという種に変わりました。
長い月日が経ち、多くのワンダラー達が新世界に降り立ちました。
平穏な時を送っていた彼らでしたが、記憶を保持したワンダラー達の間である考えが芽生え始めます。
このままの世界で良いのかと…
それは、もう一度アセンションを起こせないかという考えに変わっていきます。
アセンションには大量のフォトンエネルギーが必要でした。
それは現時点では到底不可能な量だったので、考えるだけで実行には至りませんでした。
ですが、可能な方法は一つだけありました。
それこそが、あのクラインの壷です。
中には実行するには十分なフォトンエネルギーがあったのです。
そこに目を付けた一人のブリッジが居ました。
彼は、同じブリッジだった者達を呼び寄せ、ある計画を話しました。
――世界を変えるには、時間流を操作し旧文明にまで戻す方が確実だ。
それは、理解しがたい方法でしたが、彼らにだけ感じる説得力があったのでしょう。誰一人反論しませんでした。
計画はまず、クラインの壷を解放する方法から始まりました。
思念世界にある存在を現実に移送するには、人の持つ概念原回路を通じる必要があります。
彼らは、プロジェクションタグという独自に作ったタグにより、それを一気に移送する手段を考え付きました。
ですが、計画を企てていたのは彼らだけではありません。
クラインの壺を知ったワンダラー達が、ブリッジの計画を阻止する活動を始めたのです。
それと共に、クラインの壺にアセンションの可能性を見いだし、それを奪う活動も始めました。
ワンダラー同士の対立は、いつしか、アセンションを望む進化派、現状維持を試みる存続派、旧文明への逆行を望む退化派に分かれました。
真っ先に狙われたのは退化派です。
彼らしか知らないプロジェクションタグを手に入れるため、そして、一番人数が少ないことが決め手でした。
数を減らし、遂には数えるほどになりましたが、捕まった者は誰一人としてジョウントタグを教えなかったため、それが唯一の彼らの強みとなりました。
ですが、ついにたった一人、進化派へ移った者が現れました。
このままではプロジェクションタグが伝えられる…
長である男性は、決断しました。
要であるクライン内のフォトンエネルギーを全て使い、一人のタルパを作り上げたのです。
更に彼は、プロジェクションタグをそのタルパにのみ扱えるよう細工をしました。
タルパの持つプロジェクションタグを狙い、多くのワンダラーが彼の命を狙いました。
ですが、彼は凄まじい力を秘めており、誰一人太刀打ちできませんでした。
「無柳」という名を与えられた彼は、退化派以外の全てのワンダラーを消滅させる使命を与えられていました。
無柳はそれを全うしようと活動し、それにより各勢力のワンダラーは数えるほどになりました。
ですが、突然彼は姿を消してしまいました。
そして今期まで、一度も姿を見せていません。
三つの意志から生まれた争い。それは、無柳が居ない今でも水面下で行われ、対立を深めていくのでした――
―――――――――
――「お話はこれでおしまいです。めでたくないけどめでたしめでたし。」
ここは、カニールガーデンリリの部屋。
居るのは、憂鬱としたヤーニと、嬉々として話すリリの二人。
これからグリーズに行こうとしていたヤーニを止め、リリは長話を始めていたのだ。
「元退化派のママンさんは、新しくプロジェクションタグを作ったんですが、効果は今一つでした。それでも僅かに壺のエネルギーが得られたので、わたしはそれでタルパをしたんですよ。」
そう言い、リリはヤーニに一つ質問をした。
何のために、ヤーニを作ったか… 聞かれた本人は即答する。
――感知の困難なワンダラーを感知し、排除。あらゆる障害を取り除くため…と。
「確かにそれもあります。ですが、ワンダラー感知は、時間と労力がだいぶ掛かりますがわたし達にも出来ることです。」
リリは一旦言葉を切った。
次に話すことが重要なのだと、その表情は語っていた。
「無柳からプロジェクションタグを手に入れる。それがあなたの本当の使命です。だから、ワンダラー感知が出来なくなった事くらいで暗くならないで下さい。」
聞いて、ヤーニは唇を噛んだ。
怒りのためでは無い。
リリの心使いが嬉しかったのだ。
ワンダラー感知が出来なくなった理由は自分でも理解していた。
ボイセクイテンでパシェルに会ったあの時… ワンダラーアンチに対する疑問が原因だろうと。
あってはならない、使命に対する疑念。パシェルに対する惹かれる心。
それらのわだかまりが、リリの一言で消えていく気がした。
「解った。…じゃあ、僕はそろそろ行くよ!」
その後二人は、ジョウントタグでそれぞれ向かうべき場所に飛び立った。
リリはグリーズへ。
ヤーニはクシミへと――
――ここ、クシミは、常にどこかから音楽が聞こえてくる。
無人の家にも、街の広間にも、もちろんチャットルームにも。
芸術の街であるため、必然的に旅芸人や音楽隊が集まり、賑やかな空気を演出しているのだ。
マティスは、それが少々億劫だった。
クシミに腰を据え、数週間。元々、静寂を好むマティスには、複数響音し合う街の音色は、騒音にすら感じられた。
しかもここは、元々うるさいチャットルーム。流石に数は減ったが、マティス達に握手を求める者も多い。
リンクタグで場所を変えてくれとマティスは言うが、潟躍は無駄な浪費はしたくないとの理由で突っぱねる。
「ちょっと騒がしいくらい我慢しろ。生体磁場を集めて、世界を救う。俺たちにはその使命があるんだからな。」
顔をしかめるマティスに、潟躍は嬉々としてそう言った。
音吏の虚言を信じ、潟躍は日々荒らし浄化に勤しんでいた。
自分の活躍を、デフォメで見たキャラクターの活躍と重ね一人悦には入る。いつしか、そんな虚しい趣味が心の中で芽生えていた。
マティスはどこか冷めた目線を送り、冷えたシトリンティーを口にした。
話し合う二人の隅で、ネムはじっと目を閉じ座っていた。
またいつものデフォメを見ているのか…だが、その割に表情は険しい。
やがて目を開け、二人に対し一言告げた。
「音吏さんから伝言。依頼変更だって。」
その一言は、ふざけ合っていた二人を黙らせた。
「今日当たり、わたしたちの邪魔をする人がある場所に来るかもしれないって。その場所に先回りして迎え撃てって事みたい。」
ネムはそう言うと、立ち上がり身支度を始めた。
すでに体からはやる気のオーラが感じられる。
負けじと潟躍も立ち上がる。
「邪魔者ってことは、前に音吏さんが言ってた奴か…なら、見逃しちゃ置けないな!」
立ち上がった際に零れたお茶は、潟躍の凛々しい表情を映し出していた。
二人とも準備は万端。だが、マティスだけは動こうとしなかった。
「せっかくの高いお茶だ。飲んでから行くとしよう。」
悠長にお茶を飲み始めたマティスを、二人は半ば無理やり連れ出した――
――マティス達が居なくなり、店は静寂に包まれた。
僅かな談笑と、混ざり合う音色。
過剰に騒いだ後のチャットルームは、大概異常なほど静まり返る。
そこに、カメラを光らせザックがやって来た。
入るなり、背伸びを決め込み、深呼吸。
本日、チャットルームを訪れたのはこれで二回目。
そして、クシミ名物「クイマの実」を注文したのもこれで二回目である。
巻の居場所を早期に突き止めなければならないという状況下、酷く落ち着いたその態度は、明らかに浮いていた。
だが、単にくつろいでいる訳ではない。
これから起きるであろう戦いに備え、英気を養っているのだ。
それは、一度目に訪れた、駅前のチャットルームでの事――
―――――――――
「――クシミで有名なパワースポット?それなら五つくらいあるな。」
客から聞いたこの一言で、ザックは満足し聞き込みをやめた。
クシミの人々はモバンと違い、巻の事はおろか、荒らしが溢れ返っている事実さえ知らなかった。
それはつまり、彼らがモバンのように表立った動きをしていないという事。その事実が、巻の居場所を明確にする源となっていた。
――巻はクシミのパワースポットのどこかにいる、と。
そう真っ先に結論付けた理由は、ミレマの時に糸を引いていた人物、音吏が今回も絡んでいると踏んだからだった。
歩きながら、ザックはミレマの出来事を思い出していた。
ミレマで出会った音楽隊のムゲ達が歌っていた音楽は、音吏が作った楽曲で、人の精神を蝕む音色で構成されたものだった。
それを負のオーラに包まれたミレマに広めることにより、人を荒らしへといざなう計画をシオンは密かに行っていた。
だが、音楽一つでそこまでの効果が得られるとは考えにくい。
その答えは、ムゲ達の持っていた楽譜にあった。
『楽譜には、何か呪詛のような力が込められているはずです。』
以前ムゲ達に言った自分の言葉を反芻する。
あの時は、呪詛のような力などと言葉を濁したが、ザックはそれが何であるかを知っていた。
――ネメキネシス。
あらゆる現象を引き起こす事の出来るその力を、音吏は扱う事が出来た。
楽譜には「音楽を聞いたら魂が劣化する」と念じられたネメキネシスが込められていた。
ネメキネシスの力は楽譜から溢れ、手に持ったムゲ達に感染。
そのムゲ達が奏でる音楽を媒体に感染は村中に広がる事になる。
だがネメキネシスは、本来レインボーの持つ能力である。
バイオレットである音吏には扱う限界があり、擬似的な事しか行えない。
そのため、ミレマの時で言えば「村人をインディゴに促進させる」という事は、音吏だけでは不可能だった。
そこで、負のエネルギーに満ちたミレマで、人が苦手とされる旋律を流し、ネメキネシスの効力がより行き届くようにしていたのであった。
そして今回も、同じ様な事がされている。
荒らしに対し、荒らしが無意識に引き込まれるような音色を強制的にチャネリングしているとザックは考えていた。
もちろん、通常では不可能な行為。
だが、「巻」という進化派の一人を媒体としてそれを行っているならば話は別である。
そして、媒体である「巻」は多くのエネルギーを消費するため、パワースポットのようなエネルギーがみなぎる場所に身を隠しているに違いない。
全てが予定通りなら、クシミにあるパワースポットを一つ一つ巡れば巻に行き当たることになるのだ。
ザックは既に三カ所巡っていた。
クシミのパワースポットは全部で五つ。 巻との対面の予感が、否応なしに感じられた――
―――――――――
――二件目のチャットルームを後にしたザックは、その足でここから少し北にある森へと向かった。
森の奥深くに「三つ巴の石」というものがあり、そこを中心とした空間はパワースポットとなっていた。
レンガばかりだった周りの景色は、葉と大樹に移り変わる。
更に、天気も変わり目を見せていた。
白い雲が灰になるその様は、何かを予期したものなのか…
「あ!あなたは。」
女性の明るい声が、空を見上げ歩くザックの背中をついた。
見ると、そこにはブロンド色の髪を左右に束ねた女性が。
「あ、先ほどぶりです。やはり雨が降りそうですね。」
この女性とは、二つ目のパワースポット巡りの時に知り合った仲だった。
未来予知ではなく、雲や空の色を見て天気を予想するのが得意だという女性は、しばらくすれば雨が降ると話していた。
「ここであったのも何かの縁。一緒に歩きません?」
女性は提案するが、ザックはすかさず一人で歩くと突っぱねる。
着いたら何があるか解らない… その思いが、ざっくばらんを好むザックの心に箍を生んだ。
女性がふてくされ、先を歩いていったとほぼ同時、鼻先に一粒の雫が触れた。
それは見る間に数を増やし、葉や土を湿らせていった――
――音吏から指令を受け、チャットルームを後にしたマティス達も、今はザックと同じく森の中で雨に打たれていた。
ここは広間になっており、まばらに人の姿もあった。
広間の中央には木が数本密集し、更にそれに囲まれ、岩が三つ、三角形状に並んでいた。
周りにある木々の太い根は、地面を突き出て、岩を押していた。
全ての岩が根に押され、押された岩同士がいがみ合うように相撲を取る。
その奇妙な様からこの岩は「三つ巴の石」と呼ばれ、ここ周辺はパワースポットとなっていた。
「おいマティス、決戦に備えて鋭気を養った方がいいぜ。」
岩の近くに腰を下ろしていた潟躍とネムは、遠くで佇むマティスを呼んだ。
音吏の話では、世界の敵となりうる相手がもうすぐやって来る。
そのためか、潟躍はいつになく血をたぎらせていた。
「巻さんの未来予知だと、後一時間後に来るって。」
ネムもまた、いつもの眠そうな顔つきを捨て、鋭い眼光を放っていた。
そして、手にも何やら鋭く輝くものが。
「これ。いざという時使えると思う。」
ネムは、ペーストタグで取り出した、装飾の多い長剣をマティスの前にかざした。
それは、以前海中遺跡に行った時、ネムが密かに作り上げた代物だった。
「それはお前が持っていた方が良いだろう。シー・サーペントを切り裂いた時は見事だったしな。」
マティスに断られ、ネムは心なしか寂しげだった。
時間は静かに過ぎていく。
周りに居る観光目当ての人達は、三つ巴の石の前で、思い思いに思念写真を撮っていた。
やがて、広間に繋がる道から、ブロンド色の髪を左右に束ねた女性が意気揚々とやって来る。
この人達を巻き込む訳には行かない… 潟躍とネムは、戦闘の流れを話し合った。
「お前たちがここまで正義感が強いとはな。これも、デフォメってやつの影響なのか?」
マティスは、漲る二人を頼もしく感じつつも、数十年来の付き合いで初めて知った意外な正義感に、少なからず笑いを覚えていた。
「そうだ。デフォメを馬鹿にする奴もいるが、俺は素晴らしいメッセージだと思って見てる。立派な表現媒体は、立派な人格を生むってな。」
半ば冗談で言ってマティスとは裏腹に、潟躍は真剣にそう言った。
流石のマティスも少し気押される。
「…そうか。まぁ、その正義感を利用されないようにしろ。」
意味ありげなマティスの言葉に、潟躍は詰め寄ろうとした。
その時…
「時間だ。来るぞ。」
マティスが武器を構え言った。
巻が指定した時間が訪れたのだ。
人の入りは少ないため、次にここに来た者が必然的に標的の者になる。
三人は身構え、それを待った。
…人影が見えた。
いよいよ対面の時…
今にも飛び出しそうな潟躍だったが、その姿を見た時、顔色がみるみるうちに変化した。
光るレンズに古めかしい一眼レフカメラ。
無造作に伸びた緑がかった黒い髪。
潟躍とネムは、それをよく知っていた。
「ザック… なのか…?」
呼ばれ、ザックは立ち止まる。そして、潟躍達の顔を見るなり、驚きと喜びが混じった表情を見せた。
「潟躍、ネム…ずいぶん、久しぶりですね。それにマティスさんまで。」
「ずいぶん久しぶりじゃないか!」
二人の声が握手の変わりに重なり合う。
潟躍は興奮気味に、更に話をしようと歩み寄る。
「潟躍!」
怒りを含み、ネムが名を呼んだ。
ハッとし、潟躍は立ち止まる。
目的を忘れたわけではない。
ましてや、油断する気も無かった。
だが、それよりも潟躍を支配していたものは「信じたくない」という感情だった。
「ザック、不躾に質問するが、お前…ディセンションって知ってるか?」
ザックは閉口した。
ディセンションという、ワンダラー以外では口から出ない言葉に面食らい、三人の敵意を含んだ視線に動揺する。
しかし、ザックは直ぐに頭を切り替えた。
元々、巻がここに居る可能性を考慮して来た身。
何があっても動じない精神を、心の奥から押し上げる。
「逆に聞きますが、巻という人物に心当たりがありますか?」
マティス達は質問に答えなかったが、潟躍の表情から、十分答えが汲み取れた。
理由はどうあれ、マティス達が進化派に協力し、自分の足止めのためにここにいるという事を。
「潟躍、今すぐ離れて。」
ネムは既にタグを書く準備をしていた。
「音吏さんが言ってた。ディセンションで世界を見出す者が居るって。それがあなただったなんてね…」
その顔は、悲壮に満ちていた。
ザックは目を閉じ、首を上げた。
広間ではしゃぐ人々の声が、心の中に染み入った――
第三十一話「三つ巴」 完
三十一話登場人物集
※イラスト協力者「そぼぼん」
※登場人物一部割愛
ヤーニ=ファイス
リリ=アンタレス
マティス=ハーウェイ
潟躍
ネム