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サフィームゲート  作者: 弥七輝
第二十一話
43/75

叢雲(むらくも)

挿絵(By みてみん)

――人のまばらなチャットルームの中、クルトは一人、注文した紅茶を飲んでいた。


チャットルームは、本来持つような活気さは無く、わずかに居座る人達も陰気さが見えるほど沈んだ顔をしていた。



ここは小さな村「ミレマ」にある唯一のチャットルーム。


クルトがここに来た理由… それは、シオンが計画を続けているのかを確かめる為だった。


訪れた結果、出した答えはシオンの「黒」。


この土地に入った時から感じた奇妙な陰気。それに加え、村人から聞いた「ここ最近、自ら命を絶つ者が多い」という情報が、否応無しにそう確信させた。


二杯目の紅茶を頼むと、クルトは陰気に満ちた客達を見据えつつ、テレパシーを始めた。



『間違いない。やはりここはあいつに利用されている。前に来た時より明らかに様子がおかしい。』



クルトには、唯一信頼のおける「仲間」が居た。


退化派に疑念を抱いて以来、彼らに気付かれないよう連絡を取り合っていたワンダラーである。


進化派を解体させる好機と思えば、常にこの協力者とテレパシーを行っていた。



――シオンの一件を片付けると同時に、シオン本人に打撃を与える。



自身がそれを行えば、たちまち仲間に感づかれる事は明白。そこで、クルトは協力者に依頼を立てていたのであった。



『…ありがとう。俺の方ももう少し足掻いてみるよ。』



話し合いの末、協力者はそれに合意。


だが、それを行う者は協力者本人ではなく、別に用意した腕の立つ仲間であるという。


クルトは承知し、再度礼をした後テレパシーを終えた。


計画の成功を願いながら、注文していた三杯目の紅茶を流し込む。


陰気に満ちた空気の中で飲む紅茶は、いつもと変わらず美味なものだった。


その味で、乾いた心を潤わすと、クルトはチャットルームを後にした――






――不気味なほど静かなミレマとは対照的に、ここヴァースは、今日も過度な賑わいをみせていた。



威勢のよい掛け声と、吹き荒む風の声が、無数に点在するビルの隙間へと消えていく。


だが、その中の一つの路地裏からは、風の声を掻き消す叫び声が響いていた。



「あんた、何者なんだ!なぜ俺がワンダラーだと…」



そこにいたのは若い男。


壁を背に、息を切らし見つめる先には、冷笑を浮かべた壮年の男が。



何者か… そう聞かれた壮年の男は、「タルパ」とだけ口を動かす。


この短い言葉は、若い男に更なる恐怖を植え付けた。



「タルパ…じゃあ、お前がヤーニって奴か!聞いていた姿と随分違うが…」



若い男が叫ぶ中、壮年の男はふいに両手を広げた。


その途端、壮年の姿が、水がはじけ飛ぶかの如く周囲の壁に消え、そこからヤーニが現れた。



「これが僕の本当の姿さ。解ったかい?例え他のワンダラーに僕の事を話しても、全く意味が無いってことに。」



それは「キャプチャー」と呼ばれる、浄化した荒らしの姿に成りすます事が出来る特殊な能力。


それを間近で見たワンダラーの男の目は、人ではなく魔物を見る様な殺気を(はら)んでいた。



「…チートな化け物め!」



次の瞬間、目の前に赤い雫がほとばしる。


ヤーニの掌からは、強く伸びたラインが一つ。それは、男の胸元まで伸びていた。



「化け物とは言ってくれるね。逃げるだけのワンダラーさん。」



消え入る意識の中、男が最期に見たものは、自信と傲慢(ごうまん)に満ちたヤーニの笑顔だった。



路地裏は元の静けさを取り戻し、風の声が吹き荒む。



ヤーニは、鼻歌混じりでジョウントタグを作ると、風と共にカニールガーデンへと消えていった――






―――――――――






――カニールガーデンは、電話やテレビと言った旧文明の機器達がこぞって叫びを上げていた。


そんな中、建物の上部にあるリリの部屋だけは、(つぐ)んだ空気を漂わせていた。


そこに、ドアを叩く乾いた音が二三響く。


中に居たリリは、「どうぞ」とその音を招き入れた。


導かれ、クレロワが中へとやって来る。


来るや否や、開口一番、重い口調で何かを告げた。


それを受け、リリはふぅと息を出し、力の抜けた体をソファーに倒した。



「…変ね。こうもすんなり行くなんて。」



女性らしさをギリギリで保つ姿勢で、リリはそのままソファーに寝転んだ。



このまま眠ろうかと決め込んだ、その矢先…



「あれ?今日はやけに静かだね。」



ソファーの背後。そこから不意に聞こえた声に、リリはたまらず飛び起きた。


ソファーが話し掛けたのか… そのような錯覚を覚え、リリはしばらくソファーを睨む。


その姿を見、笑いながらヤーニが姿を現した。



「…これからは、直接この部屋にリンクするのを禁止にしますよ。」



からかわれたと知り、リリは口を尖らせ、怒った風に詰め寄った。だが、まるで迫力がないその表情に、ヤーニは再び笑いこける。



「ヤーニ君、今日はなんの用事かな?」



その光景を見かねてか、二人の間に入るクレロワ。


ヤーニはソファーに深々と座り「クエスト」の報告をしに来たと告げた。


与えられたら役割を「クエスト」と呼び、遊びの気分でそれを果たす。


それは、全てを遊戯として行うヤーニらしい思考であった。



「いちいち報告しなくて結構」と突っぱねるリリだが、その表情はどこか綻んでいた。



「…ところで、さっきはなんの悩み事してたの?」



その言葉に、リリは思い出したように手を叩くと、人差し指を宙に突き立て言った。



「この間のディセンションについての話し、今教えるのもいいかもですね。」



突き出した指で、自身の髪の色と同じ、紺の色の文字を作り「ディセンション」とチャットリングした。



「ディセンションは、人から生み出させるオーラを使って行う行為です。」



――人は、魂から生体磁場(オーラ)を放つ。


それは、体内フォトンエネルギーが魂に行き届き、それに触れた魂が磁場を作り出すため起きる現象である。


作られる生体磁場は、喜びや悲しみと言った、人が持つ感情によって質を変える。



「魂自体、人が持つ精神エネルギーです。そのエネルギーから作られる生体磁場は、当然、精神状態や気分、ストレスで変わってくるのです。」



指を立てながら、リリは続けた。



――魂が感情によって放つ生体磁場は、大きく二つに分けれるという。



魂が、喜びや幸福にある状態に発するオーラの事を「ポジティブオーラ」。


怒りや悲しみにある状態に発するオーラの事を「ネガティブオーラ」。



「その二つのオーラは、これから話す事にとても深く関わって来ます。」



若干退屈そうにあくびをしたヤーニに対し、リリはすかさず釘をさした。



「アセンション時、ポジティブオーラが世界に満たされている場合、わたし達が望む理想のアセンションを果たせます。ですがもし、アセンション時にネガティブオーラが溢れていたら、どうなると思いますか?」



リリの問いに、ヤーニはすぐに答えを導き出した。


ネガティブオーラが満ちた状態でアセンションを行えば、今の世界のような不完全な進化にしかなり得ないということを。


ディセンションは、個々の持つネガティブオーラを、チャネリング時に使用する概念原回路を通じて他者の魂に流し込み、負の感情を感染させる行為。


それを抑止する手段は、強力なネガティブオーラを放つ者、つまり、ディセンションの影響を強く受けた者の排除。そしてもう一つ…



「ポジティブオーラを世界に蔓延させ、ネガティブオーラという叢雲を抑止する。それを担っているのが私なのだよ。」



沈黙していたクレロワが、出番とばかりに口を開いた。



「数々の流行を生み出し、世界を賑わせる度、ポジションオーラは広がりを見せる。私はそのためにこの地位にまで登りつめ、ここにいる。」



著名人という肩書き、そして、体格の良さも相俟って、語り始めたクレロワからは、貫禄ある力強い雰囲気が漂っていた。


そんなクレロワに対し、ヤーニは力強い声援と拍手を送りはやし立てた。


気を良くしたクレロワは、この間リリが広めたダークミラーも、ディセンションを抑止するものであると伝えた。


人のポジティブオーラを擬似的に概念原回路を通じさせ、正の感情を蔓延させる事が出来るダークミラー。


それは、ディセンションには及ばないものの、抑止するには十分な効果があるのだと言う。



クレロワが喜々として語る中、ヤーニは視線を別に移す。


そこには、なぜか怪訝な表情を浮かべるリリがいた。


クレロワの話から察するに、ダークミラーは無事世界中に配布されたはず。


それは朗報のため、喜びこそすれ深刻になる必要は無いはずだが…



「うまく行き過ぎてる気がします。それに、彼らはわたし達の事を知っていてもおかしくないはずです。ですが、それを広めようとしないのが気になりまして。」



窓辺に立ち、そこから覗くヴァースの街並みを見下ろしながら、リリはわざとらしいため息をついた。


ヤーニも同じく窓辺に向かい、景色を眺める。



――初めてここからヴァースを見た時は夜だった。



そう思い出し、一人悦に入るヤーニだった――






――一方、ここはザックが滞在するサムの家。


鳥の鳴き声が隅々にまで届くほど、室内は閑散としていた。


囀りと光に包まれながら、ザックとラーソはテーブルの上で対話を交えていた。


家にはサムも居たが、いつもの通りテレパシー仲間との会話に夢中。その上、ルシータは用事があるといい、少しの間留守にしていたため、家は酷く閑散としていたのだ。


テレパシーに夢中のサムには、周りの音は届いていない。


それを見越した上で、ザックは普段ここでは出来ないような会話をしていた。



「…タルパというのを知ってますか?」



神妙そうに話すその声に、ラーソは戸惑いながらも、静かに首を縦に振った。



その言葉に初めて触れたのは、以前スパンセの河原で倒れていたザックを発見した時だった。


過去の透視を行い、浮かんできた情景の中に佇む少年。


それに向かいザックが言った言葉がタルパだった。



「前に、気になることがあると言いましたが、実はそのタルパが原因なんです。」



ザックはそう言うと、タルパについて語り始めた。



改めて聞くタルパの話は、ラーソに、有無をいわさぬ動揺を与えた。



――無理もない…


話しながら、ザックはそう心に感じていた。


様々な願望、設定を子として生み出すことが出来るタルパという行為。


もし生み出す際「ワンダラーを感知出来る」と設定されていたら… それがザックの不安だった。



「実は、昔退化派とよばれる人達が、ヤーニより先にタルパ作りをしてたんです。そのタルパにもそんな設定がされていたので、もしかすればヤーニにも…」



だが、仮にワンダラーを感知出来るとしたら、もっと早くラーソの元へ辿り着くはず。


それを未だに行わないと言うことは、すなわちなにか理由があることになる。



――ラーソはアンチの対象ではないか、そもそも感知に時間が掛かるのかも知れない…


いずれにせよ、仮定が確定とならない限り、ラーソの安全は保証出来ない。なにより、ワンダラーアンチの被害が気になる…リリがヤーニを生み出した理由は、それに関係していると思えてならなかった。


ヤーニならば気配を察しられずにアンチ活動が出来るだろう事実が、より不安を濃厚にさせていた。


ひとりきり話し終えた後、ザックは一度深呼吸をし、ラーソを見つめた。



「実は、彼らがどこに居るかある程度予想は出来ています。少し危険ですが、こちらから仕掛けてみようかと。」



聞いて、すかさずラーソは反論した。


ワンダラーの事実、そしてそれを狙う者が居る… まずはその事を広めるのが先ではないのか、と。



「仮にそうした場合、確かに彼らの計画は止められるかも知れません。ですが…」



ザックは一旦躊躇い、話を切るが、次の瞬間、滝の如く言葉を放った。



――ディセンション。


その聞き慣れない言葉と、信じがたい話の内容に、ラーソはまたもや眉を潜めた。


ザックの口が開く度、一つ二つと重し加わり、ラーソの心にのしかかる。


他の者に話した途端、荒唐無稽(こうとうむけい)と笑われるような話である。


ラーソでさえ、話した相手がザックでなければ、とても信じようとはしなかっただろう。



「…というわけです。おそらく俺が予想する進化派には、世界中を混乱させるに十分な人が居ますからね。」



無駄に不安を煽り、世界中が混乱すれば、多大なネガティブオーラが蔓延するかもしれない。そうなれば、ディセンションを行う退化派にそれを利用されてしまう危険が生じる。


避けなければならない事だった。



――今は個人で動き、進化派の正体を突き止める。それには、ラーソにも危険が及ぶかもしれない。


ザックはそう気負い、躊躇を見せる。


それを見抜いてか、ラーソはふっと微笑むと、いつもの暖かい笑みでザックを照らした。



「…ザック、ダークミラーって面白そうだね?」



張り詰めた空気の中に、テレパシーを終えたらしいサムの声が響いた。


どうやら、いつも見ているデフォメの後に、ダークミラーという製品の紹介が流れたらしい。


ダークミラーといえば、最近広まり始めたパワーグッズ。


気になったザックは、すかさずそのチャネリングを受信した――






―――――――――






――『ダークミラーは、チャネリングとは全く異なる方法で、美しいビジョンを眺めることが出来るものである。それは、自身が抱く悩みや深層心理にある願望を導き出し、それを解消する映像を映し出すいう新しいパワーグッズである。


我々がチャネリング時に使用する概念原回路の淵にある集合無意識から煩悩を導き出し、映像として写すため、その信頼性は非常に高い。偉大なる占術師、リリが新たに作り出したこのダークミラーを、我々は自信を持って皆様にご紹介しよう。』



クレロワが話す最中、チャネリングに映し出された凹面のダークミラーは鈍い輝きを放っていた。


そして、チャネリングを終え目を開いた先には、瞳を輝かせるサムの姿が。


面白そうだと言い、ダークミラーをねだりはじめる。


体を揺らし懇願するその姿に、先ほどまでの憂鬱とした空気が晴れていった。


ザックは小さく微笑し、サムの頭を優しく撫でる。


ラーソも頭を撫でようと、頭に手を乗せた。


と、その時… ラーソの手の甲に、冷たい小さな刺激が伝わった。


それは、みるみるうちに音を立て、家の中へ入り込む。



「雨が降ってきたみたいですね。」



天井を見上げ、ザックは厄介そうに呟いた。


サムが自然に少しでも触れれるようにと開けた穴から、無数に降り注ぐ冷たい雨。



どうしたものかと悩み込むザック達とはよそに、サムは陽気に雨水を口にしていた。


だが、いつまでもこうしているわけにもいかない。


穴を塞ぐのが賢明だが、手頃な道具が見当たらず、ザックは思わず頭を抱えた。


こんな時、ルシータならどうするのだろう… そう考えていた時、家の扉を叩く音が。


扉が開き、そこから雨音と共に、体を濡らしたルシータが現れた。



「…突然の雨でこの有り様です。」



雨水と一緒に、そう愚痴を零すルシータは、いつもみせる男勝りな印象はなく、女性らしさを感じさせた。


濡れた姿を見、笑い合う三人に文句を言いつつ、ルシータは天井を塞ぐよう指示を出す。



「隅にある引き出しに、何枚か思念紙があります。それで塞いで下さい。」



言われ、思念紙を手にしたザック達は、数分掛け天井を覆い隠した。


雨音が小さくなり、サムは心なしか寂しげだったが、ともあれ家が濡れる心配は無くなった。


一旦落ち着いた室内の中、ザック達はしばらくのんびりした時間の中に身を委ねた――






強く降り続いた雨は止み、天井を覆う思念紙が片付けられてしばらく後… サムはラーソが語る占術の話を熱心に聞いていた。


ザック達と星空を眺めて以来、抱き始めた占術師になるという夢。


真剣に耳を傾けるその姿勢は、サムの夢は、子供がよくみる漠然とした夢ではない事を物語っていた。


真摯に将来を見つめる姿勢に、ラーソもまた、一人の占術師を相手にする姿勢で接していた。


――どうして占術師を目指すのか?


――占術師になれたらその能力をどう生かしたいか?



それは、以前ラーソ自身が抱き、問答を繰り返していたものだった。



「世界中を旅して、いろいろな人達の思いを知りたい。その人達との出会いが、僕の世界を広げてくれると思うから。」



突き刺すような強い眼差しでサムは答えた。


ツリーコラージュという症状と長年戦ってきただけに、その言葉は強い信念を感じさせた。



「…わたくしに協力出来ることがあれば何でもいたしますわ。」



ラーソは、サムの右手にあたる枝をそっと掴み、囁いた。


途端にサムは顔を赤くし、そっぽを向く。


いつもの子供らしい仕草を見、ザックは意地悪く野次を入れた。


いじられ、赤面が悪化するサムは、とっさに話題を切り替えた。



「あ!そうだ。占術師になって旅をしたら、いろんな祭りに参加したいな。ザックはなにか印象深い祭りとかある?」



ザックは、サムの策略にまんまとはまり、写真が入ったアルバムを手に、喜び勇んで言い始める。


選りすぐられた写真は三枚。


その中の一枚。夜空に輝いた花のような光の写真が、サムの心を見事に捉えた。



「これは、ミレマっていう場所にある、夜だけにやる変わった祭りでね。夜光祭っていうんだよ。」



言いながら、ミレマで見た祭りを思い起こす。


土屋から溢れた眩い光と、夜空に咲いた輝く花。



「そういえば、そのミレマで今異変が起きてるって話し知ってます?さっきチャットルームで小耳に挟んだ情報ですが…」



心の中から祭りの光景を引き出した矢先、ルシータの声が耳に入った。



「なんでも、ある歌が広まってから自殺者が絶えないとか…怖い話ですね。」



今日日(きょうび)、自殺という言葉を耳にしたのはいつぶりか… 聞いたザックは奇妙な感覚を抱いていた。



(――歌に、村の異変か。)



少しくぐもったその心に呼応するように、天井から覗く空には、厚い叢雲が広がっていた――




第二十一話「叢雲」 完








二十一話登場人物集


※イラスト協力者「そぼぼん」

※登場人物一部割愛




サム


挿絵(By みてみん)


ルシータ


挿絵(By みてみん)


ヤーニ=ファイス


挿絵(By みてみん)

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