用語一覧
用語が大分増加したため、これまでの要点を簡潔にまとめた用語集を作りました。
読まなくても支障はないので飛ばしてくれても構いません。
ただ、本編を読み進める前に目を通しておくと、より世界観を理解できると思います。
なお、小説に使われている用語は、ほとんどが実際に存在する用語です。
ですが、小説ではそれらが持つ本来の意味とは異なる独自の意味を持たせてあります。
「本来の意味とは違う」等の意見は一切受け付けておりませんので御承知下さい。
※ページ表記は携帯版のみ対応。
【項目一覧】
一ページ目
■アセンション
■フォトンベルト
■フォトンエネルギー
■夜
■雨
■雪
■クリスタル
■バイオレット
■荒らし
■ラグ
二ページ目
■インディゴ
■レインボー
■ディセンション
■サフィーム
■ムゥ
■生体磁場
■チャネリング
■テレパシー
■デフォルメーション
■チャットリング
■文字化け
三ページ目
■登録書
■タグ
■タグ師
■地球磁場
■チャットルーム
■アフィリエイター
■タキオン粒子
■タキオン反射
■未来予知
四ページ目
■オーラリズム
■個人占術
■多数占術
■運気飴
■占術師
■写真
■ひらがな、カタカナ、漢字
五ページ目
■アバター
■生殖磁場
■コラージュ(コラ化)
■タルパ
■クラインの壺
■チート
■パワーストーン
■パープルプレート
■ブリザードフラワー
■ビル
■カニールガーデン
■ワンダラー
【アセンション】
地球がフォトンベルトに入り込み、地球全体が高エネルギーフォトンに包まれ、あらゆる概念が進化を果たす現象の事。
【フォトンベルト】
宇宙にあると過程されていた、高エネルギーフォトン(光子)の集合地帯。
ドーナツ状の帯のように集まり形付いている。
【フォトンエネルギー】
高エネルギーフォトンの事。
地球全体に広がっている。
生命の源であり、最も必要不可欠なものである。
なお、フォトンエネルギーには二種類あり、一つは地球上に存在するフォトン。もう一つは生命の体内に流れるフォトンである。
【夜】
地球上のフォトンエネルギーが、一時的に減少、またはエネルギー低下により、空間が暗闇に包まれる現象。
なお、夜にはレベルがある。
上空のみが夜になるレベル1。
地上のみが夜になるレベル2。
上空、地上共に夜になるレベル3。
というように分類される。
【雨】
上空から水滴が降り注ぐ現象の事。
上空に漂うフォトンエネルギーが、通常時より熱量を帯び、雲が溶けることで発生する。
【雪】
上空から水の結晶が落ちて来て、地上に降り積もる現象。
夜の時にのみ見られる。
【クリスタル】
アセンションを遂げた人類の一種。
人口の大半を占める。
肉体や身体能力を飛躍的に上昇させたことにより、疲労や睡眠という概念はない。
霊的な外部干渉に強く、物理的な外部干渉にもやや強い。
【バイオレット】
アセンションを遂げた人類の一種。
肉体と魂の能力を平等に上昇させた種である。
肉体に依存する能力はクリスタルには遠く及ばないが、魂に依存した能力はそれを上回る。
また、魂の能力を引き出す際、身体が半物質半霊化するのも特徴である。
通常時は霊的、物理的問わず外部干渉には弱い。半物質半霊化した際は、ほぼ全ての物理的外部干渉を無効化し、霊的外部干渉にもある程度強固になる。
【荒らし】
バイオレット、クリスタルとは異なるもう一種の新人類の俗称。
一度生命を終えた者が、肉体に戻る過程で変異を起こし進化した存在である。
魂のみの存在のため、物理的な外部干渉は一切受けない。
【ラグ】
強力な生体磁場により、地球磁場、時間流が変化を起こし、一時的に時間差が生じる現象。主に、荒らしが引き起こす。
【インディゴ】
発掘された書籍「サフィーム」に記述されていた人類の一種。
解明に携わったクレロワは、荒らしの事を指しているのではと考えているらしいが…
【レインボー】
インディゴと同じく、サフィームに記述されていた人類の一種。
クレロワは、不完全なアセンションではなく、本来のアセンションを遂げた人類がレインボーなのでは…と考えている。
【ディセンション】
リリ曰く、アセンションを果たすために取り除かなければならない障害。
【サフィーム】
遥か昔に海の底へと沈んだ島から発見された書籍。
アセンションに関する記述が予知された内容のこの書籍は、世界を震撼させることになる。
【ムゥ】
全人口の8割が暮らす大陸。
世界がアセンションを遂げた時、ムゥ大陸を残し全て海の底に沈んだため、ムゥ大陸=世界と言える。
【生体磁場】
生物の魂から放出される磁場のこと。
これを勢いよく任意に放つと思念波(バイオレットの用いるサイコキネシス等)となる。
またチャネリングやテレパシー時にも用いる。
【チャネリング】
その昔人類が失ったとされる「概念原回路」を通じ、自分の思念を自身が持つ生体磁場を使って不特定多数の人物に送る能力、またそれを受信する能力である。
送れる思念は「映像」「音声」等、自分の想像していることなら全て送ることが出来る。
受信する側は、思念を送る側の周波数をキャッチし、チャンネルを開くことで映像、音声を見ることが出来る。
【テレパシー】
不特定多数に送るチャネリングとは対照的に、個人を特定したチャネリング技術を指す。
【デフォルメーション】
思念や想像をそのまま流す通常のチャネリング放送とは違い、思念をデフォルメして流す技術のことである。
デフォルメされた放送は、いわゆる「アニメーション」と似た風であるため、主に子供に人気がある。
【チャットリング】
自身の生体磁場に色を生み出し、指先で宙に文字を表示する能力。
色の幅は、自分にしか見えない色、特定した人物にしか見えない色等、理論上無限にあり、色彩認識能力が向上した人類は、それを見ることが出来る。
主に登録書、タグ時に使用する能力である。
【文字化け】
荒らしが使う解読困難なチャットリング文字。
占術師は解読する事ができる。
【登録書】
出会った相手の名前や固有周波数を書き記す書。
互いに持った登録書を交換し、交換した登録書に自分の個人情報を書き込む。
そして再び相手に返し、情報を読んだ後、自分だけに見える色彩を用いて個人情報を上書きするものである。
そうすることで個人情報を入手する。
【タグ】
空気中のフォトンエネルギー、または体内に流れるフォトンエネルギーを操る事が出来る能力。
チャットリングで「タグ列」と呼ばれる文字列を書くと効果を表す。
タグは多大な生体磁場を必要とする技術のため、地球磁場が強い場所(オーロラプレース=チャットルーム)のみで使う事が出来る。
【タグ師】
場所を問わずタグを扱う事が出来る者達の総称。
【地球磁場】
地球上に存在する磁場空間。
磁場が強く停滞する場所を「オーロラプレース」という。
【チャットルーム】
チャットリングを主に行うのが目的の施設。
オーロラプレース上に建てられているため、大半の者はここでタグを行う。
また、アフィリエイターの拠点としても利用させる。
【アフィリエイター】
チャットルームなどに集まる依頼広告を中心に仕事を行い生活する人達の総称。 依頼広告の通称「アフィリエイト」から発生した語句である。
【タキオン】
光速よりも速く動く粒子。
どんなに加速しても光速に達しない通常粒子とは逆に、タキオン粒子はどんなに減速しても光速以下になることがない。
また、エネルギーが失われれば失われるほど、その速度は加速するという性質もある。
【タキオン反射】
アセンションを遂げ、時間流が大幅に加速した世界の中で、人類が活動出来るよう進化した能力。
通常、視覚や五感を含む感覚は樹状突起からシナプスへ電気を送り、送られた電気の衝撃によりシナプスから神経伝達物質が放出され、それが脳へ運ばれることで情報が伝わる。
だがこの仕組みで行われる反応速度は、時間の加速した新世界では遅すぎた。
そこでシナプスに伝える「電気」を「タキオン粒子」にすることにより、人類は感覚の上昇に成功。世界で活動しうる存在となった。
【未来予知】
タキオン反射をより活性化させることにより、未来や過去を見る能力。
【オーラリズム(生体磁場リズム)】
人のオーラは、これまで経験した出来事を一定のリズム(揺れ、振動)で記録する特徴がある。
喜怒哀楽、それぞれの出来事によりそのリズムは異なり、指紋と同じ様に全く同一なリズムは存在しない。
このようなオーラの揺れの事を「オーラリズム」という。
【個人占術】
対象の過去と未来のオーラリズムを読みとり、過去と同じ様なリズムが未来にあるかを調べ、伺い知る行為。
読み取り方は人によって様々で、道具(カード等)を用いて行う者、また宇宙に無数に点在する星から流れるエネルギーの力を借りるなど、にわかには信じがたい方法もある。
【多数占術】
占術師が対象者のオーラリズムを読み取るのでは無く、対象者自身が無意識に感じているオーラリズムを自分自身で気付かせる、というものである。
皆さんは、なんとなく「今日はいいことがありそうだ」と思う時が無いだろうか?
それは、自分でも気づかぬ内に、過去のオーラリズムを読み取り、未来のリズムと照らし合わせているために起きる現象なのである。
だが、自身で読み取るのは非常に困難な上、間違いも多い。
多数を占う方法は、そのような読み取るのが難しい自分自身のオーラリズムを、より明確に読み取ることが出来るよう手助けする方法なのである。
だが、所詮手助けであるため、一対一で占う方法より精度は劣る。
当たる確率は、占術師の実力次第で変わってくる。
【運気飴】
最近有名になり始めた多数占術。今日の運勢を占い、甘さにより運気が解るようになっている。リリが生み出したものである。
【占術師】
占術や未来予知を生業としている者達の総称。
【写真】
世界芸術の一つ。
一般的に行う、思念で写す「思念写真」と旧文明のカメラを用いて行う「カメラ撮影」の二種類がある。
カメラ撮影のほうがより希少価値が高い。
【ひらがな、カタカナ、漢字】
沈んだ大陸から発見された文字。
アセンションを遂げ、全ての文字や言語を失った人類が初めて触れた文字。
そのため、この文字は世界共通のものとなった。
【アバター】
相愛の男女が子を生み出す行為の事。発生した生殖磁場に「アバタータグ」と呼ばれるタグで肉体を形づけ、誕生させる。
【生殖磁場】
アバターを行う時に現れる繁殖能力を持った磁場。
男女の生殖磁場が交わった時、アバタータグを書くと子が誕生する。
【コラージュ(コラ化)】
アバター時、親の思念や願望が強すぎる場合に頻繁に発生する、染色体変異現象。
例えば、「誰よりも強く成長する」と強く望んだ場合、強く成長する大木が連想され、そこから樹と人が融合したツリーコラージュの現象が発生する。
【タルパ】
アバターの上位行為。
アバターが相愛の男女にのみ行う事が出来る行為に対し、タルパは性別問わず一人の人間で行う事が出来る。
また、ありとあらゆる願望、妄想を生み出す子に宿す事が出来る。
だが、ほぼ不可能なほどの生殖磁場を必要とするため、行える者は居ないとされる。
【クラインの壷】
タルパを作る時に活用されるという以外、謎に包まれている。
【チート】
この世の理では不可能な現象を、数多く引き起こす事が出来る者の事を差す。
それが転じ、通常より能力が高い者に対しても用いられる。
例
「チートな奴だ」
「さすがチート」
アフィリエイター達が用いる用語である。
【パワーストーン】
所持者の生体磁場、第六感を活性化させる天然石。パワーグッズの一つ。
これを所持、または装飾する事により、物理的な衝撃に霊的な作用が発生するため、荒らし浄化に有効活用されている。
【パープルプレート】
パワーストーンを上回る高いパワーを秘めた長方形のプレート。
身に付けるとあらゆる環境下の干渉を無効化するため、一部の者達に海中遺跡探索用として活用されている。
【ブリザードフラワー】
夜に見ることが出来るという、幻の光る花。
【ビル】
巨大な建造物。
デジタルの象徴の一つ。
ビルが多く存在する町は田舎とされる。
【カニールガーデン】
発展都市ヴァースの中で最大級の大きさを持った巨大ビル。
所有者であるクレロワ=カニールの名にちなみそう呼ばれている。
【ワンダラー】
旧文明時、アセンションの事実を知り、それを助長させたと言われる者達。
アセンション後、彼らはバイオレットとして世界に溶け込んだ。
そうした者達は「純粋な魂のバイオレット」である。
後にアバターで誕生したバイオレットとは多少異なる存在である。