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サフィームゲート  作者: 弥七輝
解説
23/75

「タルパ」

タルパ… 皆さんはおそらく、この言葉に聞き覚えがないだろう。


そこで、まず我々が行う「アバター」を思い浮かべながら、これから話すことを聞いて欲しい。


知っている事とは思うが、アバターは、相愛の男女が互いの命を掛け、新たな命、自分達の「子」を生み出す技術である。


生み出した男女は「親」となり、生み出す時は自分達の理想をある程度、子に反映させることが出来る。


例で言えば、容姿端麗、頭脳明晰な子が欲しいなら、そう願いながらアバター行為を行えばいい。


が、生み出された「子」は親の願望よりも、親の容姿、性格を強く受け継ぐため、完全に願望通りに生むことは不可能である。


また、あまりに過剰に理想を求めれば、コラージュ(コラ化)という染色体異常が起こり、人の外見を留めない現象が起きてしまう。



以上がアバターのおさらいである。


ではそろそろ話しを「タルパ」に戻そう。



タルパは一言で言えば「アバター行為の上位種」



アバターは親に依存するが、タルパはそれを超えるもの。アバターでは不可能な様々な願望を、タルパは子として設定し生み出すことが出来る。



さらに、アバター行為は相愛の男女でなければ行えないが、タルパは性別問わず一人の人間のみで行うことが出来る。


が、残念なことに、これまでタルパ行為を成功させた事例は存在していない。


それは、タルパ行為の具体的な方法を知る者が極わずかなことに加え、タルパ行為は非常に危険な上、強いオーラを持つ者でなければ行えないためであると考えられる。


そのため、次第にタルパ行為は廃れていった。


余談だが、タルパは旧文明から認知されている行為で、タルパという名には「幻影」という意味がある。


頭の中で思い描く、幻影でしかない理想の人物。それを具現化させる技術こそが「タルパ」なのであろう。




チャネリング「未来を担う世代へ繋ぐ英知達~タルパ編~」より


チャネリング放送者代表「クレロワ=カニール」



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