「肉体の老化」
今回は、肉体的老化についての解説をしたいと思う。
老化の原因は数多く存在するが、その内の一つに遺伝子の細胞分裂がある。
遺伝子が分裂する際、その両端にある「テロメア」という部分が、段々に短くなっていく。
分裂する度、テロメアは短くなっていくため、テロメアがこれ以上短くならない状態、つまり無くなると、細胞分裂も止まってしまう。
この過程が老いであり、テロメアの消滅で細胞分裂が出来なくなった時が肉体における「寿命」である。
では仮に、テロメアが短くなる事が無ければどうだろう?
テロメアの消滅が寿命に繋がるならば、テロメアの不滅は理論的に「不老」となる。
我々、アセンションを遂げた新人類は、まさにその状態にある。
肉体が最も盛んとなる時期に達すると、遺伝子はリング状に変化を遂げる。
リング状の遺伝子があればテロメアが短くなることがないため、いつまでも若い肉体を維持できるのだ。
だが、中には、遺伝子がリング状にならない者も存在する。
そのような者は世界中に二割程と少なくその理由から、「生命らしい老いを授かった」として自身の老化を誇りに思う者が多い。
しかし、死が訪れるまで老化し続ければ、魂の寿命も著しく低下するため、寿命を迎える前に肉体を若返らせる必要がある。
肉体を若返らせる事をリターンといい、アバター行為を生業とする助産師が主に行う。
また、あえて老化を促す者も最近になり増えてきている。
それは、先ほど述べた「生命らしい老いを身近に感じたい」という願いや、老いそのものを神聖視する者が増えてきているからである。
チャネリング「未来を担う世代へ繋ぐ英知達~肉体の老化編~」より
チャネリング放送者代表「クレロワ=カニール」