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サフィームゲート  作者: 弥七輝
解説
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「生体磁場の用途~思念波、磁場制御~」

生体磁場(オーラ)はチャネリングやテレパシー、チャットリングに用いるものであるが、それらの用途とは別に、特別な用いられ方をされることがある。


今回は、それについてご紹介していこう。


まず、バイオレットが行う「思念波」についてから始めよう。


思念波は主に、猛獣に対する護身用や、荒らしの浄化に用いられる技術である。


これは、使用者の「思念」を力に変え、生体磁場を飛ばすことで行われる。


例にすると、次に述べる通りである。



今、私の目の前に高さ二メートルの厚い岩があったとしよう。


更に、それを思念波で粉々に打ち壊す場合、70の力が必要だと仮定する。


まず、私が目の前の岩を粉々に打ち壊したいと念じながら、思念波を発する。

その時、生体磁場は思念と結合し、岩を丁度粉々に打ち壊せる70の力の思念波を打ち出すよう自動的にコントロールするのである。


また、「岩の真ん中に小さな穴を空けるだけ」という精度の細かい思念波も、これと同じ要領で行うことが出来る。


その場合、10の力が必要だと仮定すれば、「岩の真ん中に穴を開ける」と念じ思念波を放つと、その力の分ぴったりに思念波が飛んでいく。


だが、いくら思念通りに対象を破壊出来ると言っても、本人の生体磁場量以上の破壊は行えない。


つまり、最大100の力を持つ者は、100以下の力で壊せる物なら文字通り粉々に破壊出来るが、100以上の力がないと壊せないものを対象にした場合、決して粉々に破壊することは出来ない。


「ビルを粉々にしたい」と念じ思念波を放っても、せいぜい本人の限界値である100の力程度の破壊しか行うことが出来ないのである。


仮に、無限の生体磁場を持つ者が居た場合、理論上、壊せぬ物はないという事になる。


また、バイオレットが行う高速移動、テレポーテーションは、自身の体を思念波として放つ事で可能にしている能力である。


思念波は、荒らしや猛獣を相手にする際、極めて効率的な撃退因子になり得るが、生体磁場の消耗は体力の低いバイオレットには危険な行為であるため、あまり多様する事はおすすめしない。




さて次は、クリスタルが生体磁場を用いて行う「磁場制御」という技法について解説していこう。


皆さんは、なぜクリスタルは他の種より肉体的に高い能力を有しているか考えた事があるだろうか?


クリスタルの並外れた身体能力、驚異的な再生能力は、実はこれから話す「磁場制御」が関係している。


通常、人の魂から発せられる生体磁場は、常に体内から体外へと放出され続けている。


生体磁場は、人が糧としている体内フォトンエネルギーを活性化させるものであるため、無意識に体外へ放出される生体磁場は無駄な浪費であるといえる。


思念紙で作り上げた衣服などで、ある程度は生体磁場の体外放出は防げるが、クリスタルは意図的に生体磁場を制御する事が出来る。


この能力こそが、クリスタルの持つ「磁場制御」である。


体外へ放出される生体磁場を体内に留めることにより、体内に流れるフォトンエネルギーを活性化させ、爆発的な身体能力や再生能力を可能にする磁場制御能力。


これは、バイオレットや荒らしが放つ思念波に対しても高い防御を誇るため、アフィリエイターには心強い能力であるといえる。




チャネリング「未来を担う世代へ繋ぐ英知達~生体磁場の用途、思念波、磁場制御編~」


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