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サフィームゲート  作者: 弥七輝
第四話
11/75

軌絆道々(ききどうどう)

挿絵(By みてみん)

――ここは、スパンセの隣にある街「ファンクス」


自然豊かなこの街は、広大な湖と、美しい自然公園で名を馳せている街である。


最も賑わいをみせる街の中心地には、旅人の姿もいくから見られた。


そのような者達に重宝されるが、チャットルームである。


どの街も、チャットルームを中心に栄えたと言っても過言ではなく、「チャットルームを見れば街の盛りが解る」という言葉があるほどだ。


もちろんここ、ファンクスもその例外ではない。


そして、今日のチャットルームはというと…






※地図上の紫マークは、移動前の土地、赤いマークは移動後の土地。



挿絵(By みてみん)



「光栄です!こんな所でマティスさん達に会えるなんて!」



一人の男が声を荒らげ言った。更に、周りも同調し、祭りのような騒ぎとなっていく。


男は酷く興奮していた。


目の前に座る、男二人、女性一人のグループが、どうやら騒ぎの発端のようだ。


――マティス、潟躍(かたやく)、ネム。



人々が口々にその名を呼び、沸き立った。



それもそのはず。



この三人は、先日クレロワのチャネリングにて伝えられていた者達で、偉大な発見を成したことで知られる人物だからだ。



「いつここに来られたのですか?」



マティス達に話す男は、元々依頼の話しで来たのだが、先ほどから質問の雨あられ…まるで依頼の話をしなかった。



「昨日ジョウントタグを使ってね。まあその分、ずいぶん旅費をばらまいてしまったが。」



ややうっとうしいと言った感じの受け答えから、マティスはこの話題を好いてないのが見て取れた。


それを知っているのか、仲間の一人「ネム」が、なだめるようにマティスの肩を叩いた。


そして、仲間の男「潟躍(かたやく)」が、マティスに変わり本題を進めた。



「そろそろ本題といこうじゃないか。」



この一言で、依頼をしに来た男もようやく目的を思い出した。



「か、潟躍さん…失礼しました。実は・・・」



話によると、最近ある時間帯になると、線路付近に荒らしが現れるらしい。


それをなんとかして欲しいというのが男の依頼だった。



さらに話を聞いた所、荒らしが現れるという場所は、ここからたいして遠くはない。



「行くの?」



なにやら眠そうな顔をし、ネムが(つぶや)いた。



(――今からでも悪くはないか。)



マティスは潟躍の方を見た。


その目は、すでにやる気に満ちていた。



「…決まりだな。」






―――――――――






――マティス達が居なくなった室内は、火が消えたように静まり返った。


そんな所に、ザックがのそのそとやって来る。


入るなり、大きく深呼吸し、人を捜す素振りをし始めた。


今日は、とある用件で人と待ち合わせをしていたのだった。



ふと視線を送った先に、特徴的な文字が書かれたテーブルがあるのを見つけた。




《!》




それは、目印にと待ち合わせた人物が示し合わせたものだった。


だが、なぜ「!」なのか…



(――確か、頑張るって意味があるとか言ってたっけ。)



ザックはテーブルに近づき、そこに座る女性に話し掛けた。



「ラーソさん、ですね。」



名前を呼ばれ、女性は静かに頷いた。


二人は握手を交わし、お互いの自己紹介を始めた。


この、ラーソという人物との関わりは、数日前に遡る――






―――――――――






――それは、ファンクスに着いた直後、夜の心配がないかを調べていた時のことだった。


ザックは、気象予知者を探し、送信している情報を受信した。



「送信者…ラーソ。」


――内容――

『今日と明日は夜の影響、磁場変化等の心配はありません。みなさん全力で外出しましょう!』



(――ん…?)



送信者の名前に見覚えがあった。


そう。この間レリクが言っていた名だ。


あの時は、この占術師の占いで荒らしの浄化を楽に出来たのだ。


近くに居るのならば、是非その礼をしたい。そう考えたザックは、テレパシーでラーソにその旨を伝えた――






―――――――――






――そして今、件のラーソ初対面。


両者向き合い、いざ対話。



「ザックさん、お待ちしておりましたわ。」



物腰を柔らかくラーソは言った。


だがザックは、眉間を硬くしラーソを見つめた。


気象予知の時と、なにか雰囲気が違う…


ザックの疑問に「特に変わっていませんわ」とラーソは返す。



「わたくしは、ラーソ=ボローニと言う者です。よくソボロなどと言われておりますが…」



突拍子のない話にザックは再び硬直した。



「ラーソ=ボローニ。間を取って、そぼろです。」



なるほど、ラー「ソボロ」ーニと言うわけか… 一人納得し、頷くザック。



「この呼ばれ方結構気に入っておりますの。わたくし自身そぼろっぽい顔だと思っておりまして。」



そぼろっぽい顔…


束ねられた美しい黒髪、全てを見通すような澄んだ瞳からは、どちらかといえば美人な印象を受けるが…


意外に茶目っ気があるのか、それとも変わった性格なのか。


ザックは、少し不安を感じつつも、不思議といつになく安らいでいる自分に気づいた。


軽い雑談を交えながら、話は本題に差し掛かる。



「この前はあなたの占いで助かりました。」



そう言い、ザックは懐からパワーストーンを取り出した。



「あ、この間のパワーストーン占いでございましたか。あれ、当たっちゃったんですね…」



聞くや否や、ラーソはなぜか落ち込んだ。


普通、自分の占いが、誰かの助けになれたと知れば喜ぶものだが…?



「わたくし、占術師を辞めようと思ってますの。最後と思い行ったのがザックさんが受信した時の占いでした。」



才能がないのか、最近占う力が弱く、ろくに占術師の活動が出来ていない…そう小さくラーソは言った。


なら、なおさら占いが当たって喜ぶはずだが…



「人を占うと言うことは、一対一で相手を理解した上で行うものだと思っております。それ以外で人を占うのはおまじない、わたくしはそう考えております。」



ラーソがいうには、この間のパワーストーン占いは、その行為を否定するために行ったものだという。


だが結果は皮肉なことにそれとは逆だった。


ラーソは遠い目で窓の外を見つめ、さらに独白する。



「わたくし、誰のために占いをしたいのか解らなくなりましたの。」



占いに対し、そう考えるようになった時から、次第にその能力を発揮出来なくなったのだという。


それ以来、好きでしていたはずの占いを、今では何となく、漠然とした思いで行うようになったいた…


話を聞いていたザックは、ラーソという人物に、なにか自分と重なるものを感じた。


ザックには写真の他に旅の目的があった。


その旅を改めて考えてみよう… 次第にそんな気持ちになっていた。



「ラーソさんとは気が合いそうです。」


「わたくしもそう思いますわ。」



そしてしばらく、自身の旅話で話しを沸かせた。



どれくらい時間が経過しただろう。



ザック自身、こんなに話し込んだのは久しぶりだった。



「あ、ついでに一ついいですか?」



ザックは文字を書き、それを見せた。



《闃ア繧 蜈峨k 荳九&縺》



「これ、なんて書いてるか解りますか?」



それは以前、ザックが浄化した荒らしが放った文字だった。


荒らし特有の「文字化け」と呼ばれる特殊文字である。


占術師と呼ばれる者達は、文字化けを解析する力にも秀でているため、ザックは試しにと聞いてみたのだった。



「少々お時間をいただければ可能かと。」



予想的中。



「ではお願いします――」






――その頃、依頼を引き受けたマティス一行は、目的の場所である郊外の線路へと着いていた。



「ネム、荒らしは来そうか?」



聞かれ、ネムは静かに瞳を閉じ、なにかを始める素振りを見せた。


瞳を閉じてから数秒後、身体に流れるフォトンエネルギーが、徐々にだが低下し始めた。


これは「未来予知」を始める準備運動のようなものである。


身体を巡るフォトンエネルギーを低下させることにより、タキオン反射を活性化させ、今見ている場所の数分、数時間、果ては数日後を見ることが出来るのだ。


その予知率は百発百中を誇る。

(解析、未来予知を参照)



「…後十分程度でここに来る。」




言葉少なくネムが言った。


荒らしとは意外と早い対面になりそうだ。



「ネム、潟躍(かたやく)、準備はいいか?」



頷くネム。その隣で腕を回し、ややオーバーな仕草で潟躍が応えた。


そして、三人は線路の横に佇んだ。


時間と共に通り過ぎる汽車に思いを馳せつつ、荒らしが来る時をじっと待った。


荒らしがラグを発生させた場合、列車の運行に支障が出、事故を起こす場合も少なくない。


それはなんとしても阻止する必要があった。


ネムが予知した時間が迫る。


―――――二十分。


――――十五分。



―――十…



――五…





そして…






「来たな。」



潟躍が二人に合図を送る。


案の定、線路の上に荒らしは現れた。


年老いた風貌の、男の荒らしだった。


三人が目の前に立ちはだかると、荒らしは身体から無数の文字を出し威嚇した。


《驍ェ鬲斐□、豸医∴繧》



「邪魔だ、消えろって書いてある。」


「これはまた、ずいぶんな歓迎だな。」



緊張感のないネムと潟躍の会話をよそに、マティスは冷静に状況を分析し戦略を立てた。



「ネム、手筈通りに。」



ネムが応え、静かにチャットリングを始めた。


《<meta http-equiv="Refresh" content="10;URL=http://iwaba/mversus/">》



書いた文字はタグである。


だが、タグは地球磁場が強い場所でなければ反映されないはず。


一見、ネムの行為は無意味に思えた。



が、しかし…。書き終えた数秒後、その場に居た全員が輝きだし、次第に消えていく。


これは、陰舞のアバター時、助産士が行ったタグの光景に酷似していた。



荒らしと対峙する際には、三人一組が良いとされている。


一人はクリスタル。

二人目はバイオレット。


そしてもう一人は、このネムのように「場所に関わらずタグを反映出来る人物」である。


そういう者達は「タグ師」と呼ばれ、人種を問わず存在する。



消えたマティス達が次に現れた場所は、岩がむき出しになった殺風景な所だった。


ネムがタグによりリンクした空間である。



「…もっとマシな場所にして欲しかったぜ。」


「よそ見してちゃ駄目。」



潟躍の冷やかしを、ネムは(さか)しく受け流す。



「来るぞ。」



荒らしが手をかざした途端、マティス達が立つ地面が音を立て(えぐ)られた。


無駄話をする時間は、もはやなさそうだ。


潟躍が、ネムに目で指示を送る。


それを受け、ネムは両手を掲げ、左右の指で文字を書き始めた。


右手、左手、それぞれの人差し指が書いた文字は、ストレージタグにより体内に取り込まれた物質を、再び取り出す「ペーストタグ」



《<img src=http://Saberu>》

《<img src=http://Kon>》



二人の身体が輝きだし、マティスの前には短刀が。潟躍の前には長い棍が現れ、それぞれの手に握られた。


両方の武器に、パワーストーンが装飾されていた。


荒らしには、生身で挑むより、こちらの方が断然有利なのである。


パワーストーンにより自身のオーラが増幅される上、武器固有の殺傷力が加わるため、効果的な打撃を与えられるのである。


それはバイオレット、クリスタル問わず言えることであり、事にクリスタルは、パワーストーンがなければ荒らしに触れられないため、必要不可欠である。



マティスと潟躍は二手に分かれ、荒らしを攻め始めた。


氷の上を滑るように、潟躍が地面を移動する。


瞬く間に荒らしの前に詰めよると、棍を力強く(うな)らせた。そのうねりは、見事荒らしを圧倒した。


その間、マティスは膝を大きく屈指させ、五十メートルを優に超える跳躍をし、上空から荒らしを迎え撃つ準備を整える。


荒らしが潟躍の攻撃を避け、上空へと浮遊すると察しての行動だった。


とその時、潟躍は荒らしの思念波(サイコキネシス)で勢いよく吹き飛ばされた。



潟躍を見送ると、荒らしは上空へ浮上した。


やや過程は違ったが、マティスの予想は的中。思わず口元がほころんだ。


マティスの元へ荒らしが近づく。


捉えた。


重力に従い落下するマティスは、その勢いを利用し、短刀の刃を荒らしに斬り落とす。


荒らしの身体(魂)が、気体の如く二つに裂かれた。



これほどのダメージ、ただでは済まないだろう。


マティス達は一箇所に集まり周囲を警戒したが、その場は静まりかえったまま変わらない。なにも起きそうな気配はなかった。



終わったか… そう感じた、その時だった。


突如、岩の破片が一つ二つと宙に浮く。それは無数の石つぶてとなり、マティス達に降り注いだ。


その一つ一つが、荒らしのオーラを纏っているため、バイオレットでも直撃したら只では済まない。


それならば、とマティスはこの状況下、これまでの経験から、一番の打開策をはじき出していく。



「ネム!」



《<div style="border: solid 3px red">nemu.mathisu.katayaku</div>》



ネムはマティスの考えを理解し、とっさにタグを書き上げる。


タグを書き終えると、赤い光の枠がマティス達を取り囲むように現れた。


枠には光の壁が張り巡らされ、それが岩の雨を遮る防壁となり、攻撃をはじいていく。



続いてマティスは潟躍の名を叫んだ。


待ってました、と潟躍が猪突猛進突き進む。


飛び交う岩の弾は、依然ネムが作り出した壁に集中していた。


急に飛び出した潟躍に動揺したのか、荒らしの攻撃の手が一瞬緩む。


だが、すぐに気を取り直し、今度は潟躍に攻撃を集中させた。


潟躍は、バイオレット特有の高速移動、そして空中移動でそれを見事にかいくぐる。


それを見て、マティスの顔は綻んだ。


荒らしは今、限りなく無防備な状態。


ネムが今すぐタグを解除しても、それに気づかないはず。


マティスは、その隙を突くことにした。



飛び交う岩弾を、潟躍は全神経をもって切り抜ける。


マティスの狙い通り、荒らしの意識は完全に潟躍に向いていた。


端から見れば、この作戦は、潟躍一人を危険な目に合わせる無謀な策に映るだろう。


しかし、この三人にとっては違っていた。


お互いを信頼しあい、各々の性格を理解しているからこそ成し得るものがある。


この戦いから、いかに三人が長い間、共に行動しているのかが伺えた。


荒らしの意識が偏ってある間、ネムは両手を使い、一つのタグを書き上げていく。


左指は、左から右へ。右指は右から左へ。別方向からタグを書いていった。


そうすることで、一つのタグを書き上げる時間を短縮させる事が出来る。



《<hr size="3">》



ネムの前に、帯状に輝く光が現れた。


それは、鞭のような形状となり、ネムが手にすると、しなやかに地面へと垂れていった。


フォトンエネルギーを帯状に濃縮させることができる「ラインタグ」というタグがある。これはそれにより作り出された光鞭だった。


振り回された光鞭は、荒らしに向かい伸びていった。


獲物を仕留める蛇の如く、はては獲物に飛びつく獅子の如く、風を切り裂く一筋の光。それが「闇」を確かに捉えた。



「カクあ゛。」



突然のことに、荒らしは反応が出来ずまごついた。


飛び回っていた岩弾も、荒らしの力が行き届かなくなったのか、地に落ち只の塊となり果てた。


マティス達に勝利の風が吹いた。


マティスは短刀を横に持つと、荒らしに向かい駆けだした。



パワーストーンが怪しく光る。


空を切り裂く短刀が、荒らしの身体を音もなく通過した。



――斬。



「クォーツ。幸運の石もお前さんには不幸の石だったかな。」



横一文字。荒らしは見事に切り裂かれ、次第に弱まり消えていく。


荒らしが完全に消えたと同時に、ネムによりリンクされていた空間が元の軌道へと戻った。



「お疲れ様。」



「お疲れさマティスっ…てか。」



ねぎらいの言葉が乱れ飛ぶ中、マティスは一人空を見上ていた。


澄んだ青空が瞳に広がり、マティスの心に染み入った。



「俺はもう少しここに残る。」



まだここに用があるようだった。



「またいつものやつか。じゃあ先に行ってるぜ。」



そう言い、二人はその場を後にした――






――一方、ここはチャットルーム。



ザックは固唾を呑み、ラーソに依頼した文字化け解析を見守っていた。


数分経過し、無事解析は終了する。



《蜈峨k》


「これは… 光る。」


《荳九&縺》


「これは… 下さい。」



光る。そして、下さい。それらの文字を繋げてみても、適切な意味は見いだせない。



「もう一つありますわ。」



《闃ア繧》



「…花を、ですわ。」



…花を、光る、下さい。


(――光る花。)



その時、ザックは閃いた。



「光る花。ブリザードフラワーのことですね。」



――ブリザードフラワー。


それは、夜になり、雪が降った時にのみ見ることが出来るという幻の花である。


あの荒らしは、何かを探しに森に入ったとレリクが言っていた。


ということは、ブリザードフラワーを求めていた可能性が高い。


ザックはすっきりとした表情を浮かべ礼を言った。



「解析だけでそんなに喜ぶなんて、変わっていますのね。」



変わり者に変わっていると言われ、思わず笑いがこみ上げる。


今日はなんとも楽しい日だ。


ザックは笑いをこらえ、心の中で再びラーソに礼をした。


そろそろ行こう、そう思い席を立つ。



「あ、宜しければ登録させて貰えますでしょうか?」



ラーソが慌てた様子で呼び止めた。


「登録」という言葉に、ザックはなにやら悩み始める。が、しばらく後、受ける旨をラーソに伝えた。

そして間を空けず、懐から手帳を取り出した。


それは、シェインに見せた手帳と同じものだった。


ラーソもまた、同じく手帳を取り出すと、それをザックの手帳と交換した。


互いに交換した手帳に、チャットリングでなにかを書いた後、再び本人の元へと返す。


書かれたページを見、内容を確認した後、書かれた文字の上を自分の字でなぞり始めた。


二人が先ほど書いてた文字は、個人周波数と互いの名前である。


周波数はチャネリング、テレパシーに必要になるもの。


それを交換すれば、互いにいつでも連絡が取れる。


その周波数を読んだ後、自分にだけ見える色で書き直し記録するのだ。


そうすることで、他者に情報が漏れることはない。



「今度はゆっくり占って差し上げますわ。」



ラーソの右手がザックに伸びる。



「楽しみにしています。」



ザックも右手を伸ばし、握手を交わした。


こうして、違う道を歩く旅人達は知り合いになり、絆を深めていく。


今まさに、新たな絆が生まれたのだった――




第四話「軌絆道々」 完











四話登場人物集


※イラスト協力者「そぼぼん」




マティス=ハーウェイ


挿絵(By みてみん)


潟躍(かたやく)


挿絵(By みてみん)


ネム


挿絵(By みてみん)


ラーソ=ボローニ


挿絵(By みてみん)

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