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家族ゲーム  作者: 祐月
4/14

私×6+α+1(2)

前回に引き続き説明が多いです。

名前にのみ初登場の時にふりがなをつけてみました。

「全員揃ったな。

 皆、今日から私達の家族になる希だ。

 希、むこうに座っているのが一馬、一番端から玲、その上に座っているのが翼、潤、まこと、セナ、渉だ。」

 悠の言葉に名前を呼ばれた順に頷き、セナと渉は呼ばれるとそれぞれ返事をした。


「悠さん、兄弟じゃないとはいえ、俺の事忘れないでくださいよ。

 俺は鈴木篤志すずきあつし。この家にしょっちゅう入り浸ってる。

 強いて言うなら幼なじみってとこかな?翼と同い年、十六才だ。」

 勢い良く言ってラグに直に座り、ニカッと笑った篤志に少しおびえた様に希は悠に身を寄せる。悠はゆったりと希の肩を抱き寄せる。

「篤志、希を怖がらせると出入り禁止にするぞ。

 希、こいつと三男の翼はお前と同じ高校二年生だ。」

 悠の声に翼は少しあきらめ気味に言う。

「年下だと思ったのに同じ学年?きっと俺より誕生日早いよな。俺、早生まれだし・・・

 希、誕生日はいつ?」

「3月27日。」

「同じ誕生日?!

 じゃ、俺の妹な。俺ずっと妹欲しかったんだよな〜。

 双子っていうのもいいよな〜。」

 希の予想外の答えに驚いた翼は、玲の膝から勢い良く立ち上がり、興奮気味にまくしたてる。それに希がびくっとしたのを見取った一馬が、翼の腕をつかみ引き寄せ、自分の膝に乗せてしまう。そして体に腕をまわし押さえながら希に微笑みかける。


「俺は榊一馬さかきかずま。兄さんの弟、二十才、大学三年だ。よろしく。」

「僕は榊潤さかきじゅん。ハル兄とカズ兄の弟、十六才、高校一年生。君はちょっとだけ僕より年上だね。僕、4月5日生まれなんだ。」

 希は榊兄弟の自己紹介に顔に疑問符を浮かべながら悠の顔を覗き込む。

 翼が一馬のひざに移動した事で手のあいた玲が希の疑問に答える様に説明する。


「兄さんは父さんの前の奥さんの子供なんだ。俺らは兄さんの父方の兄弟で、一馬と潤が母方の兄弟だ。俺としては口うるさい兄や生意気な弟じゃなくて、かわいい妹ができてうれしいよ。」

 優しく微笑む玲は悠と良く似ている。対して一馬は雰囲気こそよく似ているが、新堂兄弟が父、豊の血か彫りが深く明るい色の髪をしているので華やかな印象を与える。しかし、榊兄弟は純日本人らしく漆黒の髪と黒い瞳少し平坦だが意志の強そうな目元は悠に良く似ていて印象的だ。

「大事なのは血のつながりではなく、私たちが家族だということだ。そして、希は私たち家族、唯一の 女の子。お姫様だな。」


「女王様気取りはいるけどね・・・

 一人で座る事も出来ないやつがね。」

 悠の言葉尻に乗り、潤が翼を揶揄する。ガーッといううなり声をあげて潤に翼がつかみかかろうとして、一馬が押さえる。

 一馬の上で大暴れしている翼とは反対に潤はソファに腰掛けたまま紅茶を飲んでいる。その光景に驚くことなく、潤の隣に座った慎はマイペースにすぐそばに座る希に自己紹介をする。


「僕はまこと、14才、中学三年生。

 一番年下だよ。僕も、ずっと姉さんか妹が欲しかったんだ。うれしいよ。希姉さん。」

 慎は悠、玲と良く似た、少し幼い顔で笑う。それにつられるように希も曖昧ながら微笑む。それを見て悠がまとめるように言う。


「一通り自己紹介も済んだな。」

「まだ!

 セナ、ぼくとおなじ3さい、ボーダーコリー。

 すごくおりこうなの。いっしょにねるし、おこしてくれるの。みんなのことよんでくれるし。」

 かわいらしい声で渉が叫び、セナを紹介する。呼ばれたセナはそれまでおとなしく伏せていたが、すっと姿勢を正して座ると返事をした。そのまま渉は子供特有の高い声でセナと自分について話し続ける。それを中心に会話は広がり、それぞれ希に聞きたいことやお互いの暴露話が始まる。



「翼は席が空いてたってカズ兄かアキ兄の膝に座るんだぜ。

 普通に考えたら年下の俺か慎が人の膝に座るだろう?」

 潤が言うとすかさず翼が反論するが次第に言葉尻が小さくなっていく。

「だって気づいたときには、母さんの膝には慎がいて、俺はハル兄の膝にいて、ハル兄が仕事で家にいなくなるとアキ兄が代わりをしてくれたし、カズ兄が来た時も兄さんの膝に座るのは当たり前だと思ってたし・・・」


「で、いつになったら膝を卒業する気だ?」

 一馬が膝に乗せたまま聞くと、翼はちょっと考えるように唇に人差し指を当ててから立ち上がると言った。

「誰かがカズ兄やアキ兄の膝に座るか、俺の膝に座るようになったら!」

「それじゃあ、玲。翼と替わってやりなさい。

 希、ちょっと立って。玲はこちらに来なさい。」


 悠は希が座っていた位置に移動すると、立たせていた希を自分の膝の上に座らせた。戸惑いながらも素直に悠の上にいると、

「ずる〜い。

 のんちゃんパパのひざ!ぼくも!ぼくも!」

 すぐに隣で渉が騒ぎだしたので、悠は諭すように言った。

「翼がこれからは渉を乗せてくれるから、翼のところに行きなさい。」

「やだ!ぼくパパがいい!

 のんちゃんがつっくんのところ!」


 騒ぎだした渉に、希が悠の膝から下りると、翼が希に手招きをする。そろそろとテーブルを周り翼の隣にたどり着くが、そこで止まっていると、翼がさらに手招きする。

 やっと翼の上に座った。その体を引き寄せ、頬ずりする。


「やっぱ、妹っていいな〜。

 これからはここが希の指定席な?」

「指定席?」

 横座りになり、腰を抱く翼に引き寄せられ、希は翼の腕に手をかける。

「そう、指定席。

 希はいつでも俺の膝に乗っていいぜ。やっと俺より小さい兄弟ができたんだ、希は俺が面倒みる!」

 非常に喜びながら希の体をギュウギュウ抱きしめる。それを見ていた渉が僕も〜と言いながら悠の膝から飛び降りそっくりな顔をすり寄せている二人に飛びつき、力一杯抱きつく。

「渉まで来たら重いよ〜。兄さん達なんとかしてくれよ。」

 弱音を吐く翼を見て一馬と悠は笑いながら、それぞれに翼の方が重いから、膝に乗せるなら軽い希と渉の方が良いと言う。ついでにセナも翼に乗るように声をかけるとセナは一吠えすると翼の上に飛び乗り、3人を舐め倒す。

「わー。セナまでっ。重いよー。」



 セナの攻撃を受けている者も笑いながら、皆はその光景をしばらく眺めていたが、悠が立ち上がり希を翼の上から抱き上げたのを合図に、セナは飛び退き一馬の手に鼻をすり寄せる。

 渉はまだ翼の首に抱きついている。

「そろそろ希を部屋に案内しよう。

 その後で夕食に出かけようか?」

 それを合図に、それぞれ何を食べたいか勝手に言い合う。


「ぼく、オムライス!」

とりあえず人物紹介終わり。

人物の関係わかりやすくかけたかな?

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