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家族ゲーム  作者: 祐月
2/14

プロローグ

初めての小説です。

分類は恋愛R15となっていますが、そこにたどりつけたらいいなという希望のもとの選択です。


わかりにくい表現など多々出て来ると思いますが、ご容赦くださいませ。

少しでも楽しんで頂けるとうれしく思います。

 冷たい雨が降る。

 大地を濡らし、深い哀しみを包むように・・・


 雨の中、少女は一人立ち尽くしていた。

 何か縋るものを求めるように空に手を伸ばして。


 ふいに傘が差し掛けられる。

 少女は、突然視界に現れた傘に驚き振り向く。

 傘を持っているのは背の高い男で、明るい色の髪を後ろに自然に流し、大きな手が少女の濡れた頬に触れ、頬に張り付いた髪をかきあげる。

 少女は頬に触れている男の手に、自分の手を重ね瞬きを繰り返す。

「お父さん?」

少女のつぶやくような声に男は頬を優しく撫でながら首を振る。

 とたんに落胆の色が映った瞳から目をそらさず言葉を続ける。

「私は新堂悠しんどうはるか

 お前の従兄だ。」

 その言葉に、小さく首を傾げたのぞみに説明するように話す。

「お前の母、志緒しおさんは私の継母、奈緒なおの妹だ。

 志緒さんから奈緒さんのことを聞いた事はないかい?」

「母さんのお姉さん?」

「そうだ。希の伯母にあたる。」

 口の中で伯母さんと繰り返し、やっと理解した希の焦点が合うのを見て、悠は希を建物へと促す。

「さあ、中に入ろう。早く体を温めないと風邪をひいてしまう。

 継母は明日にはこちらに着くから、そうしたら納得できるよ。二人はとても良く似ているから。」

 希は優しく微笑んで促す悠の手に、甘えるように頬を寄せた。

 悠はその仕草に希の冷えた体をそっと引き寄せ包み込んだ。

 希は悠にすがりつくように腕を回した。

 

 冷たい雨は一層強くなり、二人の上に降り注いでいた。

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