コードって?
「今コードを勉強しててさ。」
曲についての話し合いの際にhajimeは新たな取り組みを教えてくれた。
「コード?」
なんか聞いたことあるけれどいまいちよくわからないやつだ。
「コードって和音って言って、音を重ねたものなんだ。ピアノで鍵盤を3つ選んで一緒に鳴らしている感じって言えばわかりやすいかな。」
なるほど想像しやすい。簡単に言うとピアノで、ドとレとミを一緒に押した感じか。
「3つ選んだ中でも響きが良いものとそうでもないものがあって良いものがコードとして選ばれているんだ。」
「やみくもに3つ押してる訳じゃないんだ。」
「そう。それにコードによって音の与える印象っていうのが結構違うんだよ。暗い印象、明るい印象とか。」
「へー。」
「そのコードを並べて、コードが変化していくことで、響きの違いで曲の印象や流れを決めていくことが出来るんだ。コードが違うと同じメロディでも別の印象に変わるかも。
カノンコードとか聞いたことない?」
「あー、聞いたことある。有名なヒットソングにも使われているって。」
「ある程度、そのコード進行っていうのが決められていて、それを使うとぐっと曲のクオリティが上がる気がするんだよ。」
「へー楽しみだね。」
「ちょっと作ってみたのあるから聞いてみる?」
「うん、どんな感じかなー。」
hajimeの新たな可能性に胸が踊る。




